交流戦がスタートしました。
今年のマリーンズは12球団一弱いチームですから、いくらセントラル相手とはいえ、例年のようなサービスカードとはいかないだろうなあ、というのが僕の予測。
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試合結果
5月30日 阪神 ZOZOマリン
神 | 201 162 102 15
ロ | 040 030 000 7
H:15 E:1
H:13 E:2
【勝利投手】秋山 4勝 3敗 0S
【敗戦投手】石川 0勝 5敗 0S
◆バッテリー
阪神:○秋山、桑原、高橋、岩崎、藤川=梅野
千葉ロッテ:●石川、土肥、高野、大嶺祐、東條=田村、吉田
◆本塁打
阪神:糸井 7号2ラン(1回・石川)、高山 4号ソロ(3回・石川)
千葉ロッテ:大嶺翔 3号2ラン(2回・秋山)
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マリーンズ石川、タイガース秋山でカードの幕開けであります。
マウンドで自信なさげな石川君。
今の石川投手に、昨年までの自信にみなぎった姿はどこにもありません。
「打たれたくない」
「甘く入ったら打たれる」
そんな弱気な気持ちがきわどいコースを付きカウントを悪くして四球を出す。
そしてピンチになり、ストライクを取りに行って打たれる。
いわゆる負のスパイラルに嵌まり込んでます。
僕は、石川投手を称しまして、追い込んでから甘くなる、というどこか甘い意識がある、と書いたことがあります。
今一度、プロ入り来順調に行き過ぎた気持ちの甘えが、今の自分にあるということを認識し、「俺はこれで食っていくんだ!」という気持ちを強く持つことが必要であると思います。
技術的には、右打者のインコースへの2シーム(シンカー)を自分のものにできたら、創刊あげます。
対する阪神の先発は秋山投手。
重いストレートが武器ではないか。
悪くない投手ではありますが、打てる投手でもあるというのが僕の感想。
試合は、伏兵三木や翔太の活躍もあり、一時は4対2と逆転に成功します。
しかし、石川がふんばれず、4回同点に追いつかれます。
そして同点で迎えた4回の裏が最大のポイントだったと思います。
この回、先頭の井口さんが2塁打で出塁。
パラデス三振で1アウト。
続く三木が絶妙のセフティバントを決め、1死1・3塁。
田村の打席、スクイズの可能性もありという場面で強行。
田村はセカンドフライに倒れ、追い越しのチャンスを逃しました。
まあね、田村の勝負強さと、この日の秋山投手の出来を考えれば強行は不正解とは言えない。
でもね、阪神は同点に追いつく場面で梅野にスクイズを命じました。
伊東采配の一番の不満は、ベンチがあまりに動かないこと。
無死でのバントは定番として、足の速いランナーでも盗塁を仕掛けることも少ない。
エンドランは、3・2のカウントくらいで、ただ打つだけのシーンがほとんど。
それで打てないと嘆くのだから、だったら工夫しろよ、と突っ込みたくなる。
打者は打者で、三木や翔太のように生き残りをかけて工夫するという場面もあうが、それも選手任せで、チームとしての打線という工夫は見られないと僕は思う。
このシーンで面白かったのは、初球、田村がスクイズバントの構え。
それを見た井口さんがスタートの構え。
田村が見送り、井口さんが慌てて戻り、捕手からの3塁送球があわや、という場面であります。
このシーン。
僕はスクイズのサインはなかったと思います。
田村は単なる牽制だけ。
でもサーとランナーの井口さんは、以前同じ場面で清田のセフティスクイズにスタートが遅れ、本塁タッチアウトというシーンがありました。
であるからして、井口さん、今度はとばかりに早いスタートを切ったのではないか、というのが僕の感想。
野球というのは、人間がやる連続性の高いドラマであり、その連続性が見れたとき、面白さが倍増するのです。
余談だけど、この日大地が尻に死球を受け押し出しの打点1を稼ぎました。
痛がりながらも喜んで1塁へ向かう大地をみて、これもまた、開幕の大地の死球の心理を、やっさんと語ったことを思い出しました。
そのお話はまた今度。
結局のところ、この4回に勝ち越せなかったことで流れは一気に阪神へ。
5回表、石川投手は連続四球と福留にタイムリー、鳥谷ににヒットを打たれ、満塁にて降板。
ベンチの石川に掛ける思いが裏目となり、降板機会が遅れたこと、これが致命傷となりました。
この場面でマリーンズは左の土肥がマウンドへ。
その土肥は左打者をセカンドゴロに打ち取りますが、高いバウンドが災いしてFC。
この段階で2点差。
ちょうどこの時、Aクンが遊びにきてくれたので、「ここで土肥は降板」と僕の意見を述べました。
なぜなら、今の土肥投手には、右打者を打ち取れるボールがない。
ストレート・スライダー・フォークが持ち球だと思われる土肥投手。
そのすべてに力がないと同時にコントロールも甘い。
であるからして、右打者を精神的に追い込めない。
右打者が余裕をもって自身のタイミングで打ちにこられては厳しいと言わざる得ない。
僕は結果から言ってるのではなく、土肥投手のこれまでの投球を見ての判断であり、おそらくは、ベンチはそういう判断ではなかったのか、あるいは試合を投げたのか。そのどちらかであったのでしょう。
後の投手は御覧の通り。
とにかくノープレッシャーの場面でさえ、四球が多すぎる!
ようやく打線がどん底を脱しようとしているときに、今度は投壊というのでは、泣きっ面に蜂であります。
間違いなく、マリンで阪神ファンのほうが多かった。
先発パラデスというのは、何かのジョークなのか?
あるいは、この日親子ゲームでサントスが出場したから、最後のチャンスを与えたのか?
でもね、明るくてお茶目でそうえかっこいいだけどなあ。
野球やらなきゃ、好きなキャラだな。
ジェット風船
転がるボール
おまけ画像
もう一枚。
1000奪三振の藤川球児