終わっていますが、亀戸天神 藤まつり ニコニコ


「いや・・責めたりはしないよ。ありがとうオリオン。人間には対応できない事態だった。やはり君がいてくれるのは心強い。君の時間ではどの位の時間があったの?丸1日位かな?」とハッデンは言った。

「そうですね・・そのくらいかと思われます。」とオリオン。

 

「私からもお礼を言うわ。ありがとうオリオン。」とアルテミスは言った。

「私は当然のことをしたまでです。あなた方を守るためにいるのですから。」とオリオンは言った。

「被害はどのくらいなの?」とハッデン。

「破損は、ほぼ外壁のみに留められました。重力制御などの重要な機能に問題はありません。」とオリオン。

 

オリオンはハッデンやアルテミスを殺すことは出来ない。彼らの危険を看過することは出来ないのだ。それにアルテミス達の命令に従うこと、これらは基盤に焼き付けられている。しかし、他の人間の命や命令には縛られない。

他の人間の命より、アルテミスやハッデンの命令が優先される。

 

でもオリオンは、殺して楽しむなどと言う心は持っていない。どちらかと言えば殺すのは何となく好みではない。そんな性格だ。これは彼の個性かもしれない。そして親?あるいは教師でもあるハッデンの人格にも寄っている。

 

「オリオン、すぐにシールドを展開できるようにしておいて。そして木星艦隊に近づいてちょうだい。戦艦を乗っとるわ。」アルテミスは言った。彼女は地球の合衆国戦艦にしたようにオリオンと共に戦艦のコンピュータを乗っ取った。テティスから放たれたロボット達は戦艦に乗り込み、船体に損害が無い程度に武器を破壊した。