「私は地球合衆国軍、戦艦ビヒモス号の艦長エイモスだ。ヨシガ艦長が亡くなられた今、私が司令官代理となっている。降伏を受け入れる・・・本当に我々の命を保証してくれるのか?」エイモス艦長は言った。

「それはもちろん。私はあなた達とは違う。圧倒的に強いから騙す必要がないのよ。」とアルテミスは言った。

 

アルテミスとオリオンは戦艦のコンピュータを乗っ取り、支配していった。そして残った艦長たちをテティスに捕虜として収容した。

     

     オリオン移動 

 

「これで、合衆国軍の大部分は私達の傘下に入った。後は木星に残っている艦隊、これはたいした数じゃない。それと小惑星帯に居る戦艦。いくつくらいかな?オリオン。」ハッデンは言った。「合衆国軍のデータによると小惑星帯にいるのは8隻の戦艦です。」とオリオン。

 

「それだけ?では木星と合わせて、残っているのはたったの108隻。実質的にはアルテミス、君は地球と火星の支配者になってしまったね。」ハッデンは言った。

 

予想より早く太陽系を支配してしまった。まだ木星にいくぶんかの戦艦が残ってはいるが、大した問題ではないだろう。「オリオン、火星に集結した艦隊のコンピュータ乗っ取りはどのくらい進んでる?木星の艦隊に状況を報告した船はあるかな?」とハッデンは言った。

 

「はい。戦艦ビヒモスから木星へ、交戦中であるとの報告がされました。」とオリオン。