足が宙に浮いています 

The cat's feet are floating in the air.



「私は敢えて銃を持たせたのよ?従うと思ったから。でも裏切るならば容赦はしないわ。でも・・そう・・。交渉決裂なのね。分かったわ。では望みの通り戦いましょう。」とアルテミス。そこで通信は途絶えた。

 

「直ちにあの船を核攻撃するのだ。」執務室にいたもの達に連帯感が生まれていた。

たった今艦長の一人を残忍に殺したテロリスト。我々は悪に立ち向かう正義の政治家。

そんなところ。

ホログラムにアルテミスの船テティスの位置が映し出され、地球軌道上に待機していた戦艦から10数発の核ミサイルが発射された。

 

「地球軌道上の船からミサイルが発射された模様です。いかがいたしますか?」とオリオン。「そうね・・シールドは最大で、地球軌道上の戦艦に向かって、オリオン。」とアルテミス。

「ミサイルが来てるんだよ?いいの?」とタカシは言った。「もちろん近づいたら破壊するわ。そして戦艦も。オリオン、ミサイルがレーザーの射程に入るのはいつ頃?」とアルテミス。

 

「既に射程内です。攻撃しますか?」とオリオン。「あら、そうなの、そうね、かなり地球に近づいたんですものね。それなら攻撃してオリオン。全て破壊してね。」とアルテミスは言った。

 

「アルテミス・・・殺してしまったのね・・」ミンチン博士は言った。彼女は我が娘と思っていたアルテミスが殺人を犯すところを見てショックを受けていた。