衆院予算委員会は4日正午から予定した平成22年度予算案に対する趣旨説明を見送った。予算成立後に公表する公共事業費の各自治体への配分額(個所付け)を、民主党がすでに地方組織を通じて内示していたことに、自民党などの野党が「国会軽視だ」と反発、平野博文官房長官の謝罪や、内示に関与したとされる馬淵澄夫国土交通副大臣の罷免などを民主党に求めていた。民主党は同日午前までに明確な返事をせず、野党が委員会開会を拒否した。

 自民党の川崎二郎国対委員長は4日午前、「まさに役所の私物化だ。しっかり抗議しなければならない」と述べた。

 予算委は夕方の理事会で対応を協議するが、与党は4日中に趣旨説明を行い、5日の質疑入りを目指している。

【関連記事】
22年度予算案審議入り、4日に先送り 自民が「個所付け内示」に反発
経済オンチ・菅直人氏と財務省の関係は“持ちつ持たれつ”
市場関係者、“鳩山政権通信簿”はギリギリ及第点
第1R「国会崩壊」 第2Rはどうなる?
2次補正予算成立も 専門家「景気浮揚効果薄い」

「小沢氏の責任ある」衆院予算委で鳩山首相 元秘書ら逮捕について(産経新聞)
カーナビ物色で現場に 名古屋ひき逃げ、同乗者供述(産経新聞)
故・藤沢名誉棋聖の孫・里菜さん、史上最年少11歳でプロ棋士に(産経新聞)
石川知裕議員 辞職せず 支援者に意向伝える(毎日新聞)
神奈川県教委、不起立教員の氏名収集を継続(産経新聞)