日本語では謝肉祭とも訳されるカーニバルですが、起原はかなり古くて、いくつか説があるらしいんだけど、語源的には「肉を断つ前のお祭り」というのが一番近いようです°
つまり、しばらくお肉とはさようならと言う意味を込めて催される宴のことだったみたいですね。
そこには普段自分たちを生かしてくれている肉に感謝するという意味もあったかもしれない。だから日本語では謝肉祭と訳されるんでしょうけど、そうなるとさっきお話ししたタイのギンジェーとちょっと似たところがありますよね。
カーニバルのもうひとつの起源説としては、古ゲルマン族の春の到来を喜ぶ祭りが大元になっていて、それがキリスト教の中に入って、皆で一緒に馬鹿騒ぎをするようになったとも言われています。
これはこれでまた面白い説だと思います。
というのも、人間どこかでぱあっとストレスや心配を発散する時と場も必要でしょう。
今はそれを小出しにして夜の街を徘徊したり、ちょっとした集団で騒いだりして個人的にちびちびと発散しているだけなんじゃないかな? それだと慢性的な依存症みたいになっちゃうことが多いですよね。熱狂的なギャンブラーとかスポーツ応援団なんかももそうだけど一生のうちのかなりの時間をアディクションで潰されてしまっているのに自分ではそうは気づいてないんですよね。もしそう言われて腹が立ったとしたらその人は間違いなくケチくさい興奮中毒に陥っています笑
そういう意味でも、一斉にチェンジオブペースと言うか、ひとつの気持ちを刷新する新しいお祭りもあっていいんじゃないかなと思います。
あなたはどう思われますか?
