艶美は結婚式場などの派遣を扱っている会社のお手伝いをやっていたことがある。⁡
(仕事と仕事の繋ぎで)⁡




そこは結婚式場よりも宴会などに派遣されることが多いところで、艶美は宴会場によく派遣された。⁡





その頃の艶美、齢22歳。⁡






工藤静香の全盛期のように前髪を立ち上げて、舞台メイクのような濃いメイクをされ、コーラスの衣装のようなものを着せられてその会場に向かう。⁡





途中でトイレに寄り、少しでも化粧を落とす。⁡







普通の飲み会みたいなものにこんな時代遅れの女の人が何人か参加するのだ。⁡

マジで呼ぶ方も意味が分からん。⁡

どう見ても異色。。。。⁡




絶対知り合いに会いたくない。⁡
(それだけを念じてた)⁡







ただお酌してお話するだけなのだけど、物欲しそうな顔を常にしている艶美を見て、⁡



「食べる?」と聞いてくれる紳士がいた。⁡



そして、おいしい料理を色々くれた。⁡




帰りに先輩に⁡
「艶美ちゃん、食べ過ぎ」と注意された。⁡
注:艶美とは言ってない。⁡




これがお決まりのパタ―ンであった。⁡







ある日、旅館に先輩と2人で派遣された。⁡



2人で派遣というのは結構珍しく、大体4,5人くらいで派遣される。⁡




10人くらいの老若男がいた。と思う。(艶美の記憶は曖昧)⁡



やたら体を触ってきた。⁡



そして⁡



「前呼んだコンパニオンはここまでやった。」と下着姿になった写真をみせられた。⁡



なんか分かんないけど艶美は涙が出た。⁡





いや、なんか怖くなったんだと思うけどなんで泣いたか覚えてない。⁡





「艶美ちゃんは裏に行っとき」⁡
って先輩に言われ、⁡



艶美は厨房に避難して、中居さんに心配されながら出されたおにぎりを食べながら泣いた。⁡

(リアル千と千尋の神隠し)⁡






こんな時におにぎりを食べてる背徳感と、⁡
10人ばかりの老若男の中に女の先輩一人ぽっち。⁡





先輩は果たして大丈夫なのだろうか?⁡




こっそり様子を見に行くと、取っ組み合いをしていた。⁡
先輩に男の人が馬乗りになって先輩は負けじと戦っていた。⁡





艶美は怖かった。。。⁡
(艶美にも怖いものはある)⁡





それからも先輩はこちらに避難することはなく、仕事?をやり切った。⁡




艶美は先輩を助けに行かなかった。(ごめん先輩)⁡





最後の挨拶だけ呼ばれて、挨拶に行くとおじさんに抱きつかれた。⁡



艶美はギャン泣きした。(その頃の艶美はピュアでした)⁡




そして、ギャン泣きすると、男の人は結構やめてくれるのだということも知った。⁡





艶美はギャン泣きという必殺技を手に入れた。⁡




そして艶美はそれ以来、姿を消した。⁡

 

 

 

 

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#艶美の若かりし頃の話⁡
#ピュアと言いながら先輩を見殺し⁡
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