こんにちは。『今日から使える東洋医学』の岡田です。
朝晩、冷え込無用になってきましたね。風邪も流行っていますので、少々気遣いが必要な季節を迎えています。
今週は私だけかもしれませんが、とてもうれしい出来事がありました。笑
何がうれしかったのかと言いますと
11月17日(日)に開催された『2019年 神戸マラソン』に今日から使える東洋医学のメンバーでもある
神戸・新開地の『けんゆうカイロプラクティック』の院長 木村建雄院長(以下、木村ちゃん)
が出場され、見事、自己記録を『45分』更新する4時間48分で完走されました。
これまでの記録が5時間33分だったので凄いことだと思います。笑
フルマラソンまでに私がお手伝いしたことをまとめました。日常生活や患者さまへの施術においても役立つことがありますのでチェックしておいてください。
◎第9回神戸マラソンに向けての準備
①故障(右アキレス腱炎)の施術
②インソールフィッティング
③バランス療法(体幹・足底バランスアップ)
上記の項目について、解説していきますね。
①故障(右アキレス腱炎)の施術
まだ、暑い7-8月頃、木村ちゃんはアキレス腱炎であまり満足に練習できない状態でした。
その後、実技セミナー時はもちろん、神戸から大阪まで治療に月2回ほどではありますが来院され、何とか、練習を再開できるまでに回復されました。
そんな状態でしたので完走できるかどうかが焦点になっていました。
日常生活等の『飲食』に関する取り組みはほぼ期待できない特徴がある木村ちゃんへのアドバイスは限られてきます。笑
これって、結構、施術家泣かせの患者さまなんですが、仕方がないので施術力で何とかすることにいたしました。笑
ちなみに通常ならアキレス腱炎の方にどのようなアドバイスをするかというと
a,肩甲骨や鎖骨の可動域を確保する
→施術と合わせて、自分でできる体操などにも取り組んでいただきます。
b,『冷え』を避ける
→冷たい飲み物や食べ物はもちろんですが『陰性食品(冷える性質のもの)は出来るだけ控えていただきます。
などがあります。
②インソールフィッティング
当院で使用しているインソールはドイツ製の優れものです。
『温めると形が自在に変形することができる』
という便利グッズなのですが加工するところがポイントになります。
従来のフィッティングは足のアーチや足関節の内果と外果のラインと正中のズレなどを修正するというところにポイントをおいて、インソールを形成しているのですが、私はまったく違う方法でフィッティングを行います。
どんな方法か?ご紹介ししますとこれぞ完全な
『陰陽論』
によるフィッティングになります。
体幹のバランスを足底の調整だけで実現する手法です。
百聞は一見に如かずですので今回も動画をご覧ください。
https://youtu.be/TlBnty89ImU
(※チャンネル登録にご協力ください。)
今年のはじめまでこれまでのフィッティング方法の考え方や石膏で足形をとるものも含めて、インソールをバカにしていたところがあったのですが、自分がフィッティングの研究をしてからは180度見方が変わりました。
足のお困りの例えば
◎歩くと爪が内出血する
◎5分歩くと足が痛くて歩けない
◎旅行に行くけど歩けるかどうか不安
◎自転車に乗ると太ももが痛くなる
◎孫とデイズニ―ランドに行くけど歩けるかどうか不安
◎ゴルフで傾斜で打てない
◎建築現場で足場が悪い時の不安
などの方に当院でフィッティングするインソールをおススメしたところほぼ100%の方に喜んでいただけました。
治療院に来院される患者さまだけにフィッティングさせていただいておりますので現在、30人の方にしか提供できていませんがほぼ、100%の方に貢献できています。
どんな考え方をもとにフィッティングするかというと考え方は至ってシンプルです。
『右は縦(陰)、左は横(陽)』
の原理原則に従って、体幹のバランスを整えていくだけなんですがかなりの効果が期待できます。
③バランス療法(体幹・足底バランスアップ)
今回は最終のコンディショニングとして、木村ちゃんには行いましたが故障がないランナーの場合には計画的に3回くらいを目途に行います。
走るバランスというよりも走る動作を分解して、それぞれの動作でバランスを整える手法です。
こちらは鍼灸施術というよりも武術における原理原則が多いと思いますがこれも元を辿れば陰陽論そのものです。
『縦の動きと横の動きのバランスを整える』
それだけになります。
まとめ
それぞれの取り組みの基本はすべてが陰陽論に集約され、右と左の役割を分けて考えることにあります。
これらをすべて習得するには少し、時間が必要ですがまずは一つでも習得できればかなりの武器になると思います。
こうして書いてみるとこうした目的別のセミナーも必要かもしれませんね。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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