先日、家内と娘がいなかったので息子と二人で夕食を食べる機会がありました。

息子は試験中でクラブが休みで体を動かしていないこともあり、あまり食欲がないとのことでしたので、私が一杯飲めるように家の近くの居酒屋に入りました。

しかし、いざ、メニューを見ながら注文をしていると『あれもこれも』と息子が注文し始めました。

そして、それらをペロッと平らげてしまいました。笑


16歳という年齢的にも、クラブ活動に慣れてきたこともあり、まさに

『喰い力』

が備わってきたんだと感じました。


普段は顧問の先生から『減量命令』が出ているので少し、セーブしているのですが休みで緊張が解けているのもあると思いますが、かなりの量を食べれるようになったことに成長を感じます。


私も高校生くらいには片っ端から食べていた記憶があります。笑


『食べれる人』と『食べれない人』

を比べると特に運動選手の場合は圧倒的に

『食べれる人』

の方が強くなります。


あたり前なんですが食べたもので筋肉や骨が作られて、運動に必要なエネルギーにも返還されるので食べられない人よりも食べられる人の方が運動パフォーマンスも上がりますよね。


ちょっと勘違いして、運動選手でもないのに

『食べないと力が出ない』

と元気が出ないと言って、食べ過ぎる人は糖尿病や痛風などの生活習慣病になります。笑


しかし、すべての方が『喰い力』があるわけではありません。

ここが重要なんですね。

実際には

『食べれる人もいれば、食べれない人もいる』

というのが実情です。

食べられない人に無理に食べさせようとする人が多すぎるのです。


特にスポーツ系の指導者は、私もそうなんですが

『頭が筋肉です!』笑

頭が脳よりも硬い筋肉で出来ているので

『喰える』=『強い』

が深く、根付いてしまっているんですね。


もともと、胃腸の強くない人や消化力が少ない人が無理に食べると体(内臓)を壊してしまいます。それだけなら休めばもとに戻りますが、心に深い傷を負うことにつながることもよくあります。

そうすると

『運動やスポーツどころではない』

状況を作ってしまいます。


これは子育て中の家庭にも言えることで

『子供の食欲がないんですけどどうしたらいいですか?』

という内容のご質問は少なくありません。

小さな子供がよく食べているのを見ていると元気そうで安心できるんでしょうね。


実は

『子供にとっては余計なお世話』

なんです。



仕事でもスポーツでも健康にも当てはまりますがすべての人が同じようにはいかないことも受け入れることはとても重要です。


『すべての人が喰い力があって、運動の力に富んでいて、精神的にも強くてたくましい』

なんてことはあり得ない妄想なんですね。


通常、日本のスポーツ界は学校のクラブ活動が中心です。中学や高校では3年教育なのでその間に結果を出させようとしてしまいます。

そこで上手くいく人もいるのですが上手くいかないこともあります。
上手くいかないことの方が多いのです。

それぞれの子供の個性を大事にしていきたいものですね。



『喰い力』のお話でしたが、関連して運動を考えますと、

私は基本的には10代から20代は運動をした方がいいと思っています。

若いころに運動をしているメリットは

『骨梁が安定する』
『代謝のコントロールが出来るようになる』
そうすると

『精神が安定する』

と考えるためです。

東洋医学的な解説を入れてみると

骨梁 = 腎
代謝 = 肝・脾・心・肺
精神 = 腎

という、生きていくために必要な陰陽五行のサイクルを鍛えておくことが出来るためです。

アスリートと呼ばれる方のようにそんなに激しくする必要はないので少しでも体を動かす習慣を生活に取り込んでおくくらいで十分です。


すべての人がトップアスリートになれるわけではありませんが、健康になることは可能なんです。


若い頃だけではなく、大人になっても適度に運動ができるとよいですね。

食べることにしても運動にしても自分の年齢の許容範囲を知ることが健康的で自分らしく生きることにつながります。




最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。




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