4<実力拮抗もパワーでリード>




●好枠2人が好気配というケース




 これは2009年6月5日、鳴門GI戦の2日目1Rです。


 初日のレース内容が良かった選手、つまり、パワーでリードしている選手が好枠にいるというパターンです。




1R 予  選   H1800 電話投票締切予定10:45

1 3743 美憲34徳島50A1 7.16 55.45 7.09 55.00 29 46.55 55 35.71 3 8

2 4189川上 28福岡54A1 6.41 40.98 5.98 35.00 32 37.74 53 30.51 4 9

3 3246星野政彦44大阪53A1 5.81 39.60 6.76 39.66 15 30.16 15 36.67 5

 4 3910松下知幸35香川49A1 5.96 38.61 6.54 45.90 27 34.92 14 39.66 6 5

×5 3427大賀広幸42山口52A1 7.58 67.54 0.00 0.00 76 45.61 50 30.16 54

 6 3381滝沢芳行40埼玉52A1 6.45 46.73 6.20 40.00 23 31.37 16 37.70 5 7


<気配評価(出足・伸び)>

▲‘▲‘

▲‘▲ 

▲ ▲ 

△‘△‘

▲ ▲ 

△‘▲ 


 出足関係は川上のほうが好印象だが、全体的には林が上か。他は非力のイメージ。大賀がよくて中堅の域。




<分析>


 地元の林が優遇された。ここなら気配もトップで先マイ濃厚。初日は惜敗3着の川上だが回り足は上々で、気配リードの2人が好枠なら1-2本線はしっくりくる。他4人の評価は微差。気配はわずかに大賀?それでも好戦できるレベルではなく、展示次第の評価をすべきだろう。




 林の1枠、まして地元で足負けもないなら軸視してよさそうなレース。川上の2枠はピンとくるほどではないのですが、とにかく気配なら好枠の2人。まして3枠より外に強力な捲り屋も不在で「1-2で行けそうなレース」と言えるでしょう。


 周回展示ではやや星野が良く見えましたが、それはイメージの領域でした。


 オッズは1-2が2.5倍、2-1が10.0倍あたりと予想外の安さで、1-2を本線にすると押さえの目が制限されます。ただ、その他の4選手が必ず押さえたいという選手は不在のため、展示でやや気になった星野への1-3だけを押さえることとして購入しました。1-2を本線(3700円)、2-1(500円)、1-3(800円)が押さえです。


 レースはピット離れで遅れた松下が大外となり、123/564の並び。林の逃げに対して捲りに出た星野は大きく流れ、差した川上と捲り差しの滝沢が並走状態も2マークは川上が内有利に2着を確保。1-2-6で決まったレースでした。本線的中です。




 このレース、展示の段階で明らかに見切れる選手がいなかったため、できれば1頭からすべての舟券を買うことが理想でしたが、この手にレースでそれはまず不可能です。


 1-2のオッズは最終的には270円。それでも私にしてみればちょっと安すぎだという印象ですが、1枠と2枠のエンジンが他をリードしているわけで、当たり前と言えば当たり前のオッズです。「オッズの安さ」が本質と見合っていないと感じたのなら見送ればいいだけのことです。


 私は、初日のレースで明らかなエンジン差を見出すことができたから、安くても1-2を本線にしたのです。