私の友人に「2年間ほどパチンコで生活をしていた」という変わり者がいました。その友人は私の艇友でもあるわけですが、その艇友Yに聞いた話です。




Yは当時、「銀パラ」と呼ばれていた(正式名はおそらく銀ギラパラダイス)機種、しかもCR機ではなく、現金機限定で勝負をしていたそうです。聞くところによると、「タイムサービス時に、1000円使って○○回転する台を打ち続けるだけ」みたいなことを言っていた記憶があります。




スロットと似ていますよね。「設定の高い台を見抜いて、ひたすら打つ」みたいなやり方です。



そこには感性とかセンスなんてものは基本的に存在しません。確率論に基づき、確率論を信じ、ひたすら打ち続ける。「快感を求めて」なんていう趣味の範囲を超え、目指すは「現ナマ」の獲得のみ。




Yの言っていたことが100%本当がどうかはわかりませんが、「パチプロ」という言葉は誰でも知っているように、実際、パチンコやスロットのみ収入で生活をしている方はいると思います。Y以外にも、私の近い知り合いで「スロットで食っている」という人が2、3人いましたから。



でも、私は競艇で食っているという人を知りません。昨年、斉藤圭佑さんという方と知り合い、実際にお会いし、初めて「食えている」と思える方に出会いました。斉藤氏のブログに登場されたH氏という方もまた「食えている」一人かもしれません。しかし、実際には兼業ギャンブラーということなので、競艇のみの収入で生活をしているという人を私は知りません。




本題に入ります。



パチンコと違い、競艇は確率論では太刀打ちできない奥の深い競技だと思うんですよね。機械ではなく、人間がレースをするわけです。パターン化が本当に難しいんですよね。




もちろん、確率は重要です。でも、数学では説明できない部分が多すぎるし、私はそこの部分こそが重要だと思っています。確率論だけでは語り尽くせない「知識や経験」が必ず必要になってくると思っています。



どうかそのことを十分に理解してください。そして、「必勝法」などという文字を使ったインチキ臭いサイトに引っ掛からないようにしてください。