インビザライン・ファーストを終えてからの私個人の感想を最後に書きたいと思います。

 

良かった所

◎ 通院の間隔が4週間から後半は6週間と長いので、あまり通わなくて良い。

 

◎マウスピースを外せばフロスも出来て歯が清潔に保てました。私はワイヤー矯正をしていたのですが、ワイヤーの間に食べ物がしょっちゅう挟まっていました。特にパンが嫌だった記憶があります!

 

◎通院はあくまでも経過を見せに行く日であり、普通の矯正のように治療をする日(ワイヤーを締め付ける日)ではなかったので、トムが通院を嫌がらなかったこと。ワイヤー治療していた私の場合、通院日=痛いことされる日だったので、憂鬱だったのを覚えています。

 

◎顎間ゴムやヘッドギアを装着することがなかったこと。1年生でヘッドギア治療している子を見た時は痛々しすぎて思わず目をそらしてしまいました。私はヘッドギアも顎間ゴムも経験済みですが、どっちも本当に嫌でした・・・

 

◎治療全体があまり痛そうではなかったこと。7日から10日間隔で新しいマウスピースをすることにより、少しずつ歯の位置を動かすことができたからだと思います。最初はマウスピースを新しく変える度に締め付けられると文句を言っていましたが、最後の4か月くらいはマウスピースを新しいものに移行したのも気が付かないくらいの微調整だったみたいです。

 

◎なんでも食べれたこと!これすごくよかったです!前歯で嚙み切る食べ物、例えば手羽先、ハンバーガー、サンドイッチ等々、問題なく全部食べていました。また私の話ですが、ワイヤーの場合、締め付けた日から数日は柔らかいものしか食べてなかった記憶があります。

 

良くなかった所

✘活舌が悪くなります。何だかずっとハフハフ話していました。ですが、大人で活舌が悪くなってる人を見たことがないので、トム特有の問題だったかもしれません。

 

✘治療中乳歯が抜けて、永久歯が生えてきた時の対応が曖昧。歯を再スキャンして新たなマウスピースのセットを作成するのか、トムのケースのように、マウスピースの一部を切り取って乗り切るのか、矯正歯科によって対応が変わってくるかもしれません。インビザファーストがあまりにも新しい治療法のため、この場合はこう対応する、というルールが定まっていないような、何だか色々模索しながら治療を進めている雰囲気を先生から感じてしまいました。

 

✘インビザライン治療はジュース好き&おやつ好きな子にとって、かなりしんどいと思います。あまり間食しない子だとしても、お菓子とジュースは思いがけない場面でドンドン進められます。お友達と集まった時。遠足のおやつタイム。ちょっとした集まりにお呼ばれした時のドリンクやアイス。外出時のおやつタイム。スーパーの試食を進められた時。子供って数えきれないくらい間食していることに気付かされました!

 

✘外出時の歯磨き場所の確保。旅行先や外出先でレストランに行くとなった時は、食べるときに外し、歯を磨いてから再度装着しなくてはなりません。家だと何の問題もないのですが、外出先のトイレで歯を磨くとなると、子供は渋りますよ!シンクの位置が高いだの、水が冷たいからここは嫌だの、このトイレは汚いだの、お母さんと女子トイレに入るのは恥ずかしいなど、本当にキリがないです。うちの場合、治療がコロナ期と半分重なったので外出がなくなり、逆にこの時期だったことで助かりました💦

 

✘ちょっとでも違和感があれば、自分ですぐ取り外しができること。ワイヤーなら文句だけで済みますが、マウスピースは自分の意志で取り外すことができます。実際にインビザラインを挫折する子供は多いです、と先生に言われました。ちゃんとした統計があるわけではありませんが、これは大いにあり得ると思います。親が子供を四六時中監視しているわけではないので、外せるというのは大きなデメリットでもあるのです。自我が強かったり、こだわりが強い子は結構苦労するかもしれません。トムはこだわりも自我も薄ーーーい子なので、どうにかなったのと、ステイホームで監視できたのも成功の大きな要因だったと思います。結局のところ、自分の意志で歯列矯正をしているわけではないですからね。

 

 

☆★☆★☆★☆★

トムが3年生を終える今日、このブログもここで一旦終了とさせていただきます。次回は約3年後、トムがインビザライン第二期治療を始めた頃に再開したいと思います!

 

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございましたドキドキ

歯のアタッチメントを取り除いていただいた日にマウスピース治療を終わらせたトム。アタッチメントがない歯にマウスピースがキッチリはまらなくなり、このままだと寝ている間にマウスピースが取れて何らかの事故が起きると考え、私の独断で強制的に治療を終わらせました。

 

通常マウスピース治療が終わると、奇麗な歯並びを保つためにリテーナー治療がはじまります。マウスピース治療を終わらせてから2日後にリテーナーが出来たとのことだったので、再度来院しました。このリテーナーを取りに行った日が最後の来院になりました。

 

リテーナーは以前のマウスピースより少し分厚く、もう少し歯茎を深くカバーする感じでした。

 

 

左側2枚がリテーナー、右側2枚がアライナー

 

リテーナーを作成するために歯型を取ったのですが、トムの側切歯は生えている途中でした。出来上がったリテーナーはその状態を反映しており、歯がこれ以上生えてきてしまうと、リテーナーが装着できないだろうなという感じでした。

 

主治医にどうするのか?と聞いても、「まあ、いつか見切りをつけてリテーナー治療を辞める感じですかね・・・」というモヤっとした返答が。結構早いペースで生えていたので、これ本当に意味あるのか?と思いながらも持ち帰りました。結局2~3日は寝るときだけ装着させて、4日目に捨てちゃいました!

 

どうせ永久歯が全部そろった時点で第二期治療が始まるので、インビザラインファーストにリテーナーは必要ないと考えました。

 

因みにリテーナーを紛失してしまうと幾らいくら掛かりますと主治医から説明を受けましたが、子供にリテーナーの再作成は意味はないので・・・と言われ、リテーナーについての注意事項などが記載されている説明文のコピーすら貰えませんでした。紛失したら確か片側5000円だったかな?もう覚えていません・・💦

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

次回はまとめます!

2年生の2019年11月に始めた治療。とうとう3年生の12月で最後のマウスピース1枚になりました。

 

コロナによる臨時休校があり、思いのほかステイホームが治療にとって良い結果となりました。自ら進んで間食をしないトムは、マウスピースの装着時間が一気に増え、口の中にある異物への抵抗が減りました。

 

学校が再開してからは装着時間が減りましたが、順調に52セットのマウスピースを1年1か月で終わらすことができました。

 

最後のマウスピースになったら一度診察に来てくださいとのことだったので、最後の1枚が4日ほど経ったころに来院しました。

 

この日は3枚目のマウスピースから歯に接着していたアッタチメントを取る作業がありました。丸く回転するやすりのような機械でアタッチメントを全部取り除いていただきました。

 

その後、粘土のようなもので歯の型を取り、リテーナーの作成に入りました。治療後、歯が動かない様に作成されるマウスピースなのですが、これは成長する子供の歯には殆ど意味がありませんでした(詳しくは次回)。

 

診察が終わり、52番目のマウスピースを引き続き装着していたのですが、アタッチメントがなくなった歯にマウスピースが上手くはまらず、話す度に上のマウスピースが取れかかった入れ歯のようにパカパカしていました。

 

それからも口の中でずっとマウスピースを付けたり外したりして遊び始めたトム。これはもしかして寝ている間にマウスピースを飲み込んでしまう危険性があるのでは?と思い、その晩、私の独断で治療を強制終了させました。最後のマウスピースは結局4日装着しておしまいになりました。

 

☆★☆★

インビザラインが終わってからのお話を次回いたします!

コロナの臨時休校も終わり、3年生の9月時点で治療最後の4か月に入りました。

 

7日間装着して取り換えていたマウスピースですが、この頃から装着期間が10日に増えました。

 

その理由は、治療前に抜けた上の前歯2本の両隣の歯(側切歯)の内の永久歯1本が全く生えて来なかったからです。乳歯が抜けてからかれこれ1年近く経っているのに、その歯は生えないままでした。

 

「いつか生えてきますよ~」と軽く仰ってた先生も流石に不安になったのか、治療期間を少しでも伸ばして、永久歯が生えてくるのを確認したかったようした。

 

祈るように待っていたら、治療が終わる1か月前にようやく生えてきました!そこからはペース良く生えてきてくれたので、本当に安心しました・・

 

治療前、両サイドとも側切歯がありません

 

治療が終わった直後の状態

(反対側は完全に生え終わっています)


☆★☆★☆★☆★

そろそろ終わりの頃のお話を・・実質最後の診察になった日のお話をいたします!

 

コロナの臨時休校も終わり、治療も9か月目に突入していました。この時点で残り4か月くらいというところでしょうか。

 

学校には行かせていましたが、コロナ感染を恐れ、習い事は全部辞めさせており、放課後の公園遊びも控えさせていました。外出や外食もしていなかったので、治療が終わるまでは思いがけないおやつタイムは完全になくなりました。

 

トムも2年生から3年生になり、学校での装着ルールを少し変更しました。以前にもお話しましたが、給食前に外したマウスピースは、そのまま家に持ち帰らせることにしました。トムが学校で歯を磨くことを拒み始めた為、学校では午前中だけ装着すればいいということにしました。

 

マウスピースはそのまま家に持ち帰り、家でおやつを食べさせてから再度装着させていたので、昼間マウスピースを外している時間が一気に増えました。

 

この頃の外していた時間はこんな感じ↓

 

朝食: 30分程度

昼食: 給食12:00から15:30頃まで

夕食: 18:00~19:00くらい

 

こう見ると5時間は外していましたね・・💦

1日のノルマは20時間なので、1時間オーバーでアウト❕

これくらいならまぁ🙆ということで (笑)

 

☆★☆★☆★☆★

次回は治療最後の2~3か月くらいのお話をいたします!