先日、ショーシャンクの空にを観たのだけど
実は非常に似通った内容の映画を以前見たことがある。

これが「パピヨン」だ
二者に共通しているので、あらすじを書くと
【無実の罪で刑務所に収容された主人公
刑務所の中では現代の倫理ではとても許されない酷い扱いを受けつつも
主人公は外の世界への希望を捨てない。
最終的に主人公は脱獄を果たし、自由な生活を手に入れる】という内容。

さて。
世間的には「ショーシャンクの空に」の方が有名だろうが
パピヨンはそれよりも21年前に発表された映画なのだ。

とても似通っている作風だが、パクリという感じは全くしない。
要因はそれぞれあると思うのだけど、最も大きい要因は

【劇中で動く人物たちが魅力的だから、ちゃちな文句を挟む余地が無い】というところだろうか。

先日、京アニへ放火した被告の裁判が行われた。
とても身勝手ないい分に、他人事ながら憤慨せざるを得ない。

今の時代「全く新しい、唯一無二の物語」はまず無い。
どんな有名な作品や人気作品もシナリオや展開、キャラクターやその活躍するシーンなど
一つ一つ分解していく(セグメント化する、と俺はよく言っている)と
「ああこのシーンは、あのマンガと似たようなのはあったよね」というところがある。
今まで、誰も見たことのないストーリーを作り出すのは不可能と言って良い

仮にも、クリエイトする側に立った人間が
他の作品のワンシーンを見て「パクられた」なんていうのであれば
ものづくりにかかわる資格は無いと思ってならないんだ。