東京金６月限、４６４９円、発会値段との比較で－２２円で、15：15JSTに日中セッションクローズ。

前日まで先限（さきぎり）だった４月限は、４６５２円、前日帳入値比－２０円。

５営業日連続の下落。

先週末が４７４３円でしたから、週間ベースで－９１円となります。

先週は、米国ＦＯＭＣがありました。

最後の最後で先週は急伸し、その流れを引き継いで今週の取引もロケットスタートしましたが、あっという間に失速。

以降、下げの一方向になりました。

今週のメイン・イベントはギリシャ債務協議でしたね。

結局のところ結論は持ち越され、来週の序盤に大きな影響を及ぼしてくると思われます。

「２９日の市場が開く前に、ギリシャ支援をめぐって合意する必要がある」　

ドイツのアンゲラ・メルケル首相の談　

解決か？決裂か？　相場は、上がるか？下がるか？　

ドル建て金　

東京金　５分足　

アジア時間中のドル建て金は、小動きながらまずまず堅調。

対して東京金の日中セッションは、円高の圧迫を受けて軟調でした。

東京白金６月限、４３２６円、発会値段との比較で－１２円で日中セッションクローズ。

前日まで先限だった４月限は、４３２９円、前日比－６円でした。

東京ゴム１２月限は、２２５．８円、前日比－３．３円でクローズしました。

東京白金

東京ゴム　５分足　

白金４月限の先週末の終値は、４３３４円でした。

週間ベースで見た場合、金と比較して下げ幅を限定しました。

今週前半は金と白金の価格差は拡大する動きを示しましたが、白金の方は後半は反発傾向を示しました。

同じ白金族貴金属パラジウムには反発傾向が見られないのですが・・・

白金の主要産地南アフリカの通貨ランドの相場は、対ドルでは持ち直しの動きを６月に入ってから示しています。

ランド安を利用した鉱山からの売り攻勢は一服したのでしょうか？

ドル／ランド　日足　

（点線は、５日、２５日移動平均線）

東京ゴムは続落。

昨日の急落は、上海総合株価指数の急落との相関も指摘されています。

上海ゴム相場は、鈍ぶる中国の需要とは裏腹に、５、６月に高値を試す動きとなったが、株高を背景にした投機資金の流入が原因との見方があります。

それだけに、株価急落はゴム相場の圧迫材料になりやすい。

昨日の上海総合は、午後にリスク回避の売りが出て下げが加速し、前日比３．４６％安。

今日も、14：55JST時点で５．８５％安ぐらい。

上海総合株価指数　日足　

（点線は、２５日、７５日移動平均線）

ゴム相場は無論のこと、上海の崩れはもっと広い範囲で相当に気がかりなサイン。

昨日は、中国人民銀行が公開市場操作を通して３５０億元を短期金融市場に供給。

しかし株価にはツッカイ棒になりませんでした。

この週末に中国は新たな手を打ってくるか？

それとも、これはバブルクラッシュの兆候か？　

ギリシャがゴダゴダしてい最中ですから、なんとかしてください。

東京バージガソリン１月限、61,710円、発会値段との比較で－２９０円で日中セッションクローズ。

前日まで先限だった１２月限は、61,800円、前日比－１８０円でした。

ドバイ原油１１月限は、48,820円、前日比－２００円でクローズしています。

東京バージガソリン　

（東京）ドバイ原油　５分足　

先週末発表された米国内での原油掘削装置（リグ）の稼働数は、２８週連続の減少。

水曜発表の原油在庫も８週連続の減少。

一見、強材料がそろっていそうなオイル相場ですが、横ばい推移が続きます。

ただ、効率の悪いリグが整理されたことにより、採算性は向上しています。

シェールについては、当初８０ドルと言われていた採算ラインが、６５ドルになったら増産したいと言う業者が現れるほど。

少しでも値段が上がれば、また在庫が積み上がる可能性があります。

そして、オイル相場にとっては、月末に控えたイランの核開発をめぐる最終合意が焦点になってくるでしょう。

各国は、高官や実務級で詳細を詰める協議をウィーンで継続中。

今日２６日には、一時は骨折で参加が危ぶまれたジョン・ケリー国務長官がウィーン入り。

明日２７日には、イランのモハマド・ジャバド・ザリフ外相も到着する予定です。

ドル／円　

ユーロ／ドル　５分足　

ドルが対円では売られ、対ユーロでは売られるとき、すなわちドル／円とユーロ／ドルがそろって右下に向かう時は、「リスクオフ」の匂いがするとき。

本日の日経平均株は、６５円２５銭安の２万０７０６円１５銭で終了。

ユーロは、持ち直してきましたね・・・

ユーロ／円

豪ドル／円

ポンド／円　５分足　

クロス円相場も、東京時間は軟調（円高）でした。

資源国通貨オージーにとって、一時期大きな影響を与えた鉄鉱石価格。

１トン＝６０ドルの節目は守られているものの、少し軟化の傾向が見えるのは気がかかりです。

鉄鉱石価格の反発も、投機資金の流入という観測がありました。

ゴムの最近の急落を見ると、上海総合の崩れが今後に鉄鉱石に波及することも想定可能です。

中国向け鉄鉱石輸出価格　日足　

（点線はボリンジャーバンド）

それでは今晩の予定です。

時間は日本時間（JST）です。

23：00　ミシガン大学発表
６月の消費者信頼感指数（確報値）

アンケート対象者の人数が500人となる確定版。

300人の速報版では９４．６でした。

これは、前月５月確報値の９０．７から上昇し、市場予想の９１．５を上回りました。

今回の事前予想では、これが９４．６で据え置きと見られています。

このほか、欧州ではＥＵ首脳会議が最終日を迎えます。

財務相会合（ユーログループ）で成された合意は、首脳会議での承認が必要とされていました。

最終日までに間に合わず。

明日２７日のユーログループに併せ、緊急会合なども今後は招集されるかもしれません。

※本画面に使用しているﾁｬｰﾄ画像は㈱インベステックのWin-Station(R) によるものでﾁｬｰﾄ画像の著作権は同社に帰属しています。

※当情報は商品先物取引（CX）、外国為替証拠金取引（FX）、株式などの投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また内容の正確性、完全性は保証するものではありません。
　当情報を取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。
　投資に関する最終決定は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

↑他にも面白いブログあります

当ブログもランキング参加中ぜひクリックください

明日開催

いま、金投資に注目する理由

無料セミナー

6月27日（土）14：00～

in日本橋堀留町TOCOMセミナールーム
林則行氏

★金の買い時売り時はいつか

★地金購入のリスクは何か

★銀、プラチナ、石油、穀物といった他の商品よりなぜ金がいいのか

★大きな値動きがある前にはどのような兆候があるか

★金価格に作用する長期の力とはなにか

★最近の下げをもたらした原因はなにか

★インターネットから最先端の専門家と同等の情報を無料で得る方法

なぜいま金(ゴールド)なのか。
このセミナーで明らかになります。

林氏の経歴として一番最初に出てくるのは、まずなんといっても、世界最大の政府系投資ファンドと言われる「アブダビ投資庁」で日本株式の運用部長をされていたという事実です。
当時は、中東でただ一人、日本人としてオイルマネーを運用していたという実績を持つ、まさに投資のプロ。

その林則行氏の講演を直接聴ける貴重な機会。
是非ご参加ください。

にほんブログ村
↑ほかにも面白いブログあります

当ブログもランキング参加中ぜひクリックください

なんともゆる～い金融プログラム、
「おしえて陳さん！」

毎週金曜日配信！
超初心者２人が今週のまとめと来週の予測をゆる～くお届け

投資初心者の【かな】と【ゆりこ】が、テクニカルアナリストの陳さんからいろんなことを教わっちゃいます♪

週末日中セッションクローズ + 今晩の予定

プロフィール