明智株式投資研究所のサイトでメタップスの事業内容、適時開示の内容を簡潔にまとめていたのでそのまま引用。

現時点では何も結果が出ていないので投資家は半信半疑、というか、むしろ疑ってるけど、種をまいている下記のいずれかの事業が芽を出せば、時価総額の桁が一つ変わってもおかしくないかと。

決算関連でいえば、多くの投資家、アナリストはメタップスは2016/8期も赤字予想をしているが、私は黒字化するとみている。5月から単月黒字化している事に加え、IFRS導入により、のれん代の償却負担がなくなる事が大きいかとは思う。

7月15日のIR資料内でも4Q(6-8月)で「営業利益黒字達成の見通し」と記載されている。

7月15日時点でそれが書けるというのは、ほぼ間違いないという事だろう。


IFRSの任意適用に関して、ほとんどスルーされているけど、そーせいを始め、IFRS導入というのはM&Aの拡大戦略の下準備であるので、企業の姿勢を測る意味では非常に重要な話だと思う。

◇国際会計基準(IFRS)の任意適用に関するお知らせ
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1382905


(以下、引用)
ビッグデータ解析サービスのメタップス(6172)は近く、消費者の買い物などお金の流れの分析につなげられる人工知能(AI)ソフト「ラプラス」を発売する。将来にわたる支出などの行動を予測できるもので、これをベースに保険会社が独自データを加味して個人プランを提案するといった活用法を探る。事業展開にあたり金融機関などと連携していくとしている。
 メタップスグループは企業向けに決済システム「スパイク」やECサイトの運営支援も手がけている。システムやサイト上で流れる取引額は年2400億円程度ある。同社は職業や性別、年齢別に、どのECサイトで何をいくらで買ったかなどのビッグデータを持つ。
 同社はビッグデータをもとにして、年齢や職業などから個別の消費者が何を買うか、将来にわたっていくらお金を使うのかといった予測ができるようAIソフトに学習させる。AIソフトを実際にビジネスで利用するには、顧客企業の目的に応じて顧客企業が持つ様々なデータを取り込む作業が必要になる。メタップスのソフトはそのベースになるものだ。
 例えば保険会社は、同社のソフトを基礎にして様々な保険業界のデータを加味する。その上で、顧客一人ひとりの条件を入力すれば、リスクを算出して最適な保険料率やプランを薦める使い方ができそうだ。
 AIを活用した金融サービスの立ち上げも検討しており、貯蓄額などお金にまつわる良質で豊富なデータを持つ金融機関と提携交渉を進めているという。
 同社はこれまでスマートフォン広告の出稿を支援する分析ソフトを主力事業としてきた。最近は金融分野に資金や人材を振り分け、M&Aに力を入れている。4月にECサイトやリアル店舗の決済サービス、電子マネー事業を手がけるペイデザイン、6月にショッピング検索エンジン開発などのビカムも買収しています。
更に、同社の韓国子会社が開発協力したAI(人工知能)エンジンを搭載した宇宙小説アプリ「VOYAGER(ボイジャー)」の提供を開始しております。同社では、開発会社であるマインドセット社およびNASAジェット推進研究所と技術協定を結び、チャットボット製品の開発を中心に進め、小説を書くAIエンジンを開発。さらに、カリフォルニア工科大学、ジェット推進研究所、サムスン、グーグル出身のエンジニアと科学者で構成されたチームにより、テキストベースのコンテンツ作成とAIのプラットフォーム開発を進めている。今回、AIエンジンを搭載したアプリの第1弾として、「VOYAGER」を提供するとしており、第2弾を10月に、第3弾を12月に公開する予定であり注目したい。