犬山心理相談室のブログ -3ページ目

犬山心理相談室のブログ

ブログの説明を入力します。

殺人を犯す人は殺されかかった体験を持つ。多感な15才の少女が母親を亡くす出来事は、非常に深刻な喪失体験であり心理的混乱は計り知れない。この喪失体験が癒されない状況で一人暮らしに至れば、孤独の中で歪んだ世界を構築し行動化してしまう可能性は高まる。また、喪失体験の最中に父親が再婚すれば喪失体験に拍車がかかり心理的混乱は歯止めが無くなり加害少女が金属バットで父親を大けがさせるのは予測できただろう。しかし、これほど深刻な喪失体験を子供が持っていると思われるのに再婚をしてしまう父親の感覚が不思議で仕方がない。専門家が関わっていたら、この時期の再婚は大反対したと思う。
この父親の人の心の痛みに鈍感過ぎる不思議な感覚が家族全体を覆っていたら
今回の事件は起こるべきして起こった事件である。殺人を犯しかねない方の家族関係を見ると、殺されかねない肉体的心理的虐待が必ず存在する。子供の殺されるという体験は大変なトラウマとなり、生活のあらゆる言動に染み込んでいき、命を粗末にすることを平然とするようになる。小動物を殺したり冷酷な行動をとりがちになる。そして冷酷な殺人者となる。殺人者にしないためには親が子供の異常さに早期に気付きトラウマを癒し、親自身も変わっていくことである。殺されるというトラウマを親子で徹底的に無害化し親子が温かい関係を再構築しなければならない。このためには臨床心理士などの専門家が丁寧に我慢強く関わる必要がある