ふう。NPAのDVDもあと3枚。
FARは長いなあ~。
FAR1なんてかなり忘れたな。
うーん。1月中に何とかテキスト終わらして、2月末のFAR受験に向けてベッカー皿回ししようと思ってたが、この時点でまだNPAの講義ビデオが終わっていない。
3月は試験がない月だから、4月に延期するしかない。
米国在住だと、試験日を簡単にずらせるというのがメリットであるが、自己管理のできない者には、大きなデメリットでもある。

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13. Dilutive Securities and Earnings Per Share
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2. Convertible Bond/Preferred Stockとは何か?

□払い込み不要で、本体を転換してCommonStockが割り当てられる。
□何株が割り当てられるのかをしっかり問題から読み取ること。

<まずはConvertible Bond>
【発行】
 □ふつーのプレミアム/ディスカウントでのbond発行処理。
  転換できる権利を分割計上したりしない。本体と切り離せないから。
  
 ⇒一方、前に勉強したDetachable Warrantは、Warrant部分を切り離し流通
  できるので払い込み額を本体とWarrantに価値を按分してJ/Eしていた

【転換】
 □BondのBV(実質借金:Payableとpremium/discount)をCSリーガルとAPIC-CSに振替。
  BookValueメソッドという。問題文にマーケット価格出てたりするが関係なし。
 □Sweetener(Consideration)払って転換促進⇒単に費用処理(Debt conversion expense)
 □復習:BondのBV=Payable-UnamortizedDiscountまたは+Premium
 □BVで転換するから、GainやLossは出ない。
  □市場価格は一切無視

<次にConvertible PS>
【発行】
 □ふつーにPSリーガルとAPIC-PSに分けてJE
【転換】
 □BV全額をCSリーガルとAPIC-CSに振替えるだけ。
  ⇒CS転換数、CSのParを読み取る ⇒ CSリーガル算出
 □BVで転換するから、GainやLossは出ない
  □市場価格は一切無視

3.Stock Option(SO)
 □用語
  □GrantDate(MeasurementDateとも)に権利付与
  □VestingPeriod経過
  □VestingDateを迎えると以降でExercise可能

 □SOとは有利な価格での購入権である
    ⇒市場価値あり(単なる先買権のStockRightとの相違)
 <J/E>
  権利付与時
□付与時点でFMVで価値測定
□次がポイント!
     Cr.はAPIC-SOとして。Dr.どうする?
     →この実態はその従業員への報酬なのである。
 だから給料としてVestingPeriod内で按分して
 給与費用計上。
      →結局、Dr.としてはひとまずDeferred(Contra)処理。
   →権利付与時は実質S/E増加なし
J/E DeferredConpensation(ContraS/E)XXX
APIC from SO
  以降のJ/E
□DeferredをConpensationExpenseに均等振替していく。
□Contra減るから実質S/Eが増加していく。
  権利行使時
□払込額とAPIC-SOの総額をCS(Legal&APIC-CS)に振替
 □SOのExciseなくExpireしちゃったらAPIC-SOをAPIC-ExpiredSOに振替

4. Earnings Per Share
 □CSを対象にした概念で、開示が必要。基本はNetIncome÷CSの数
 □2種類の概念がある。BasicEPS(楽観)とDilutedEPS(最低ライン)
  □前者はDilutiveSecurityを一切無視してOutStandingのCSを前提
  □後者は潜在的CSといえるDilutiveSecurityがCSになる
   最悪ケースのEPS。でも潜在投資家に有益な情報。
 <まずはBasicEPS>
□分子:NetIncome中のCSの取り分である。PS取り分控除
 ⇒CumurativeなPSなら受領権ベースで控除(支払関係なし)
 ⇒以外のPSなら支払いベースで控除
□分母(Weighted-AverageNumberOfCS)
 □期中発行があるので期間見合いの重み付けをする。
 □SplitやStockDividendは超昔から行われてたと仮定する。
  □期中発行CSが其の後Splitされた場合、発行時から増加後の数だったと考える

 <次はDilutedEPS>
 □DilutiveSecurity発行会社はBasicEPS(楽観)とDilutedEPS(最低ライン)の2種類の開示が必要。
 □DilutedといってもDilutiveSecurityの種類に応じて2パターンの求め方あり。
 □If-ConvertedMethod(払込不要転換証券Conv-PS/Bondを想定)と、
  TreasuryStockMethod(払込前提証券StockOptionやWarrantを想定)
 
 <まずはIf-ConvertedMethod>
  □やつらが期首から転換されてCSになってくれてたと考える
□分子のNetIncomeは増加調整。なぜならPSへの優先配当や、BondのInterestなくなる。
□Interestの足し戻しはNetOfTaxでやる。つまりInterest×(1-税率)
 費用の節税効果なくなっちゃうからInterest全額は増えない。
□分母はMAXで転換されたように計算。
□期中発行のConvBond/PSは、期間の重み付けを忘れずに!
 <TreasuryStockMethod>
  □払い込まれた金を全部使って市場からかえるだけ買い取ってTSにし、CS増加を抑える仮定
□分子:調整なし(転換されても何のNetIncomeの足しにもならない)
□分母:買い戻せない分をCS株数増加としてカウント
  □ExercisePrice<FMVなら、全株は買い戻せず、その分はCSが増加することに。

 □Antidilution:DilutiveEPSがBasicより良くなっちゃう場合がある。でも、
          DilutiveEPSはBasicの値を上限として保守的に開示する。

 <で、EPSのDisclosureの仕方>
□ISの各行、Income continuing operation, Discon, Extraordinary,以上合計のNet incomeの
 それぞれに対してEPSを開示
□でも、DisconとExtraordinaryについては、noteへのEPS表示でも可
□OtherConprehensiveIncomeについてはEPS計算不要