ペルソナ5 感想 とっつきにくい超高評価RPG! | お腹ポチャリーマンのゲームレビューブログ

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今回はペルソナ5(無印)をやったので感想を書いていきます。

ペルソナシリーズは真女神転生、通称メガテンシリーズからの派生作品らしいのですが最近はメガテンよりもペルソナの方が人気が出てるって言われてますね。

PS4のおすすめゲームでもよく出てきて、レビューとか見ても自分の中で一番面白かったゲームと言ってる人も多く、かなり高評価なので前から気になっていました。

最近はドラクエ、FFに次ぐ三大JRPGはペルソナなんじゃないかと言われていたりしますね。
海外でも大人気らしいです。

僕はメガテンは名前だけ聞いたことあるくらいでペルソナは名前も知らなかったレベルです。どんなゲームかも全然知らなかったのでそんなに面白いのかと思い今回プレイしてみました😊

追加シナリオが入った完全版ともいえるペルソナ5ザロイヤルではなく、ペルソナ5無印版が安かったので今回はこっちを購入。笑

最初はストーリーもシステムもよくわからなかったけど段々慣れて面白くなっていきましたね。

個人的な項目別の評価としては
10点満点で
音楽 10
おしゃれ感 10
ストーリー 8
バトル 10
ゲーム性 8

総合 8

って感じでした

世間は最高傑作っていう評価が多いですが、個人的には面白かったけどそこまでって感じでしたね

個人的にはけっこう癖が強くて独特な作品だと思うので、万人に勧められる作品じゃない気がするんですが😅
レビューとかで、ペルソナ5最高!これぞ王道RPG!みんなとにかくやるべし!みたいに手放しで勧めるのは危ない気がします。

ドラクエやFFみたいなシナリオ展開、システムを求めてプレイすると全然違うのでけっこう戸惑うと思います。

ただゲームはかなり作りこまれていてクオリティの高さは納得です

いつもはいいところを先に挙げていますが、今回は最初に気になったところを挙げていきます。
このゲームは最初がとてもとっつきにくくて、それを克服するのが大変だったのでまずはそれを書いておこうかなと。

まずとっつきにくい点として

・舞台は心の世界のダンジョン
このゲームは現代日本を舞台にしていますが、冒険や探索をして敵と戦う舞台は現実世界ではなくて人の心の中の世界のダンジョンという内容です。

普通のRPGでは現実の実在するダンジョンが舞台になってることが多いですが、この作品では悪人の心にダンジョンができていて、それを攻略するという内容でけっこう変わっているなと思いました🤔
ここでもとっつきにくいという人はいるんじゃないかな

・説明不足のペルソナの世界観
精神世界のダンジョンはいいとしても、独特のペルソナの世界観に放り出されて詳しい説明もないまま進んでいくのはかなり不親切だなと感じました

全然わからないままいきなり警察に捕まってるし、登校初日から変なダンジョンに入ってるし、スタンドみたいな謎の力に目覚めるし、寝てたら変な牢獄が出てきて謎の契約を結ばされるし。

ペルソナ、反逆の心、アルカナ、罪、契約、などなど中二病全開のような言葉が洪水のように押し寄せてきて今までペルソナシリーズをやってこなかった僕は置いてきぼり感がすごかったです

僕は中二感は好きなんですけどさすがに説明不足な感じはしました。

正直、FF13のようなパルスのファルシのルシがパージでコクーンっぽさを感じました
でも最初のダンジョンをクリアしたくらいで慣れてきた感はありました。

それでも最初の置いてきぼり感はすごいのでここでムリってなる人も多いのではないかと思います

・時間制限のあるカレンダー形式の日常パート
ダンジョン探索ではない時は放課後や夜に街を散策できる日常パートがあるのですが、何か行動する度に時間が経過する形式になっていて思い付くままに行動できず、今日は何しようかってかなり計画的に行動しないといけないです。

今までRPGでこういう形式のものをあまりやったことがなかったのでかなりとっつきにくい印象でした
人間力をあげるために読書したり、仲間と何かする度に時間が経過するのでこれもしたいけどできない!ってのが常につきまとってきます。

これも癖が強いなと思った要因でした

・暗い未来に向かっていくストーリー
オープニングの内容について書くので気になる人は気を付けてください。

このゲームは物語の最初からいきなり警察に捕まってしまい厳しい取り調べを受けてどん底に落とされます。
物語はそれに至るまでの内容を回想する形で進んでいきますが、ちょいちょいその取り調べシーンに戻されるので、暗い未来に向かっていくことがわかっているのでテンションが上がりませんでした。

今やっていることが全てあの取り調べシーンの繋がっていくのだと思うとなんだかなって思っちゃいますね

そんな感じで
独特な世界観、独特なシステム、暗い未来に向かっていくストーリーでかなりとっつきにくい作品だと思っています。

それを受け入れられるかでこのペルソナ5を楽しめるか変わってくると思います。

色んな部分で独特な分、受け入れられたらオリジナリティもすごいのでとても楽しめる作品になってますね

ここからは良かった点について書いていきます。

まず個人的に一番良かったなって思ったのは

キャッチーでおしゃれなBGMが最高すぎる!

ってとこでした

いろんなゲームやってきていろんなタイプのBGMがありますが、このペルソナ5の音楽は日常でも聞きたくなるゲーム音楽1位ですね

例えばニーアの音楽もかなり素晴らしいって思っています。
ニーア音楽は独特な世界観を表現していて聞くと別世界にいるような気分になります。
だからなかなか日常とは交わらないような感じで普段聞きには向いていないと思います。

でもペルソナの音楽はポップでジャジーな感じでとてもキャッチーなんですよね✨
別世界というよりも日常をおしゃれに彩るような感じで、普段でも聞きたいと思える音楽です

ペルソナの音楽もボーカル有りの音楽が多いですね。
ゲーム音楽ってボーカル有りの方が名作多いかも?笑

ボーカルは力強いjazzシンガーみたいな歌声でとてもおしゃれです

僕が一番好きなのが予告状を出した後のパレスの音楽 Life Will Changeですね。

普段はそのパレス固有の音楽ですが予告状を出した後は音楽が変わって、散々苦労してきたアウェイから勝ち確定のホームに変わったような気分になります。
戦闘に入っても音楽は変わらずアゲアゲです。
この演出はマジでテンション上がりまくりです

あとはカジノのパレスの The Whism of Fateがとてもおしゃれで好きでした。

他にもボーカル曲はどれもおしゃれで名作揃いでした✨

Wake up, Get up, Get out there オープニング曲
Last Surprise バトル音楽
などなど。

あとは画面を操作するユーザーインターフェース(UI)もおしゃれで人気ですね
ゴチャゴチャしてるけど見やすいし、画面を切り替える度に色んなアニメーションが出てきてデザインもかなり作りこまれてるなと思います。

SP回復できないパレス攻略
ダンジョン攻略はゲームのメインコンテンツなので重要だと思いますが、ペルソナのダンジョンは最近のゲームの中でもかなり楽しかったです。


最近のゲームってけっこうダンジョン探索がヌルゲー化してる印象があるんですよね。
レベルアップするとHPMP全回復とか休憩ポイントで全回復とかできる親切設計が多い気がします。

親切でやりやすいなと思うんですけど僕にとってはなんか物足りないんですよね。

HPMP管理してどこまで行けるか気にしながら探索するあのヒヤヒヤ感がけっこう好きです。

ペルソナ5は不親切(?)なことにそんな気軽に全回復できるシステムはないためHPとSP(MP的なもの)を常に気にしながら探索する必要があるのでやりがいがあってとても楽しかったです。

中盤からはSP回復しやすくなりますが序盤はSP管理がとても重要になっています。

SPが無くなったらその日の探索は諦めて帰ります。

なかなか最近のRPGでは珍しいですね。

・弱点属性が重要になるターン制コマンドバトル
最近のRPGはどんどんアクションバトル化していく中でペルソナは昔ながらのターン制コマンドバトルです。

古くさいかなと思いきやかなり戦術を考える余地がある楽しいバトルでした。
普通のボタンポチポチゲーではなく、弱点属性で攻撃するともう一回行動、全員ダウンさせると総攻撃やスカウト、カツアゲができるなど幅広い選択肢がとれます。

相手の弱点を探りながらのバトルはけっこう楽しくて最後まで飽きずにプレイできました。

あとはペルソナを出す時の

ペルソナァー!!

っていう掛け声が好きで一緒に叫びたくなりますね笑

・日常パートの育成要素
日常パートでは時間を消費して様々な行動ができます。
マップは渋谷や新宿など現代東京の主要駅を散策できたり、勉強や映画をして人間力をあげたり、コープ仲間と行動して新密度をあげたりすることができます。


この辺りは龍が如く7っぽさがあって面白かったです。

映画の内容が実際にある映画のパロディなのはとても好きです✨

ペルソナのコープ仲間のランクをあげるとサブストーリーが展開するのは良かったですね。
全員制覇したかったけど時間の制約があるのでムリでした。
これは龍が如く7の絆システムにも使われていますね。

ペルソナと龍が如くでUIのデザインなどいろいろと似たような要素があるなと思いました。

ストーリーについて
ストーリーもとても評判が良くてストーリー最高だった!っていう人と、やってることは洗脳じゃんっていう否定派であんまり合わない人も少しいるらしいですね。

僕は全体的には面白かったけど細かいところで少し気になる部分はあったかなと思いました。


ここから個人的に少し微妙だったと思うことを書いていきます。
ここからストーリーのネタバレを少ししているので気を付けてください⚠️⚠️



悪役に振り回されすぎて立ち回りが下手な主人公達
ストーリーとしては、クズな大人達の心を盗んで改心させるという怪盗団を描いたダークヒーロー的な話です。
ダークヒーローものはけっこう好きです。

そしてこの悪役の大人達がなかなかのクズなんですよね。
ただ、この悪役にいいようにやられてる主人公サイドがなかなかの立ち回り下手だなって思ってしまいます。

悪役が何か悪いことをするんですが主人公達はすぐにいいようにはめられてしまいます。

もっとなんとかしようがあったんじゃないの?って思ってしまいます笑

というか悪役達の人望がありすぎなのかな?笑

最初の敵の体育教師なんて女子生徒と交際の噂が普通に流れてるのに、普通に素晴らしい先生と見られているのがとても違和感ありました。

なんで女子生徒と付き合ってるのにいい先生認定されてるんだ😅

それで主人公達が先生に突撃して退学宣告くらったりなど。
なんか短絡的でもっとやりようがあるのでは?と思ってしまいましたね。

そのあとも高校生である主人公達は悪い大人達にいいようにやられまくってしまいます。

ストーリーが濃いのに無口主人公
これは最初はかなり驚きました。え、こんなにストーリーちゃんと作り込んでいる感じなのに主人公喋らないの!?って思いました。

主人公は無口派か喋る派かは人によって好みはけっこう分かれますが僕は断然喋る方が好きです。

ドラクエ11は無口主人公だけどとてもストーリーは面白かったですが。

まあドラクエはドラクエだしファンタジーだし勇者だしでしょうがないかなって感じはしますが笑

ただペルソナは喋った方がいいんじゃない?って思っちゃいましたね。
会話の途中でもかなり色んなユニークな選択肢が出るんですよね。
それで主人公の個性はかなり感じられる。

だけど無口!!

そこまで選択肢で個性出すなら喋ってよと思いました。
個人的には違和感すごいですね。

まあ慣れましたが。

しかも戦闘とかのボイスの声優はコードギアスのルルーシュを担当していた福山潤さん。
だから喋らないのが余計もったいない気がしました。

僕はギアス大好きです。
あのルルーシュの中二病溢れる感じが最高です

話の内容的にも、怪盗団が悪い大人をやっつけるダークヒーロー的な話で、ペルソナと力の契約をしたりだとか反逆だとかけっこうギアスっぽい内容もあったりします。

だから個人的には主人公に喋らせてカリスマ性とか中二感とか出せばもっと物語にハマれたんじゃないかと思いました。


そんな感じで、世間の超高評価のわりには意外とまあまあな感じでしたね。
十分面白かったけど期待しすぎてた感じ。

まとめると、最初は世界観の説明不足でとっつきにくいけど受け入れられたら楽しい感じですね。

とりあえず今日もまたペルソナの音楽を聞きます☺️

それではまた!