VOCALOID歌詞置き場

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作詞・作曲:*Luna

アルバム:Ours

 

汗ばんだTシャツが
また夏を思い出させた
ポケットの振動が 8月を思い出させた
今ではもうお決まりの全員集合の合図
何度目の「今日こそは」
唱えたら出掛けよう

肌を灼く太陽蹴っ飛ばして
ボロ自転車かっ飛ばして
何処かで偶然君と遭遇したいな
なんてペダルを漕いだ
丘の向こうには海が待っている
延々とつながる線が
炎天を裂いて描いた
フラフラしてるだけの僕を見下ろしていた

ベタつく潮風 騒ぐ波の音
どこか落ち着かない 夏の午後一時
ああもしもこの場所に
君を連れてきたら
あの波のように 攫ってしまえたら
想像は簡単だった

まるでそれは砂の城みたい
触れたら壊れてしまいそうで
落ちた氷が現実<いま>に呼び覚ました
砂に埋もれたままの足を見ていた

赤いかき氷掻き込んで
蜃気楼取っ払って
その向こう君が立ってたらいいな
なんて視線を転がした
波打ち際に見えたんだ

8月が差し出す奇跡に
臆病が泣くよりも前に
照りつける真夏を背負って
砂を蹴って