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恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり
人知れずこそ 思ひそめしか
恋をしているという私の噂が早くも立ってしまいました。
誰にも知られないように、ひそかに思っていたのに。
***
この歌の解説は、前の四十番歌からの続きとなります。
壬生忠見も、平兼盛と同じ「忍ぶ恋」をテーマにしています。
もっというなら、「片思い」を詠ったもので、好きな人ができて、その思いを心に秘めていたのに、周囲に気づかれてしまったと、そこまで状況が一緒なわけです。
違いは気づかれたときの反応です。
平兼盛 「ひそかに思っていたのに、友人にバレて、思わず赤面してしまったよ」
壬生忠見「ひそかに思っていたのに、世間の噂になってしまったよ」
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世界には、女性をまるで性の道具のように扱ってきた国や地域がたくさんあります。
纏足は、女性が逃げられないように、少女のうちから足を型にはめ、成長するはずの足の骨をぐちゃぐちゃに砕いて、一人では歩けなくするための風俗習慣です。
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けれど日本には、女性の肉体を壊してしまうような習俗はまったくありません。
それどころか、縄文時代の人骨を調べてみると、女性たちはアームリングからブレスレット、ネックレスなどを見に着け、誰もが華麗に身を飾っています。
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要するに何が言いたいのかというと、男性は女性に対して純情だったし、女性たちはそれだけ大切にされていたということです。
少なくとも、女性を性奴隷にするというような文化は、はるか古代においても、千年前にも、そして戦前も戦後も、日本においてはまったく「ない」ということです。