先週の木曜日に懸案のKさん夫婦とのドライブを決行した。

まず朝電話してKさんの体調に問題がないことを確認。9時半ごろ家を出発。

まず圏央道に入り次いで東名へ。青葉台ICで降りて、国道246に入りその後ごちゃごちゃと走ってなんとかKさんのマンションの前まで到着。当初途中のセブンを目標にしてナビ設定するつもりがダイレクトでKさんちまで来ちまった。ここでトイレに行きたくなり時間も早いことからセブンまで移動。

この青葉台って街は丘陵を切り開いたベッドタウンなので登りと下りが何度も出現する実に運転しにくい街なのだ。それでも無事用を足してアイスコーヒーで一服してKさんに電話。

「マンション駐車場の入り口が分らないっす。」

「1号棟と2号棟の間に中庭に入れる入り口があるからそこから入れ。」

「了解！」

またして山越え谷越えKさんのマンション付近に到着。ここでもない、あそこでもないと数回行ったり来たりしてギブアップ。ヤマダ電機の駐車場へ一時退避してKさんに再度電話する。

「入り口なんてねえっすよ。」

「マンションの間にあるんだよ」

今度は後続車を無視して入り口と言われる辺りをガン見したら、なんと洞窟のようなものを発見！ここだあ！マンションの中庭に入ると立派な駐車場がある。Kさん夫婦が下りて来てご挨拶。Kさんとは４，５年ぶりの再会か。電話ではあまり老いを感じなかったが実際に前にすると年老いたなあと感じる。

Kさんご要望の大磯の旧吉田邸まで今来た道をすっ飛ばす。まずは11時半にオープンする漁師料理屋に予定より2分遅れて到着。この店は平日でも行列ができる店なのだ。なんとか席を確保して俺だけ少し離れた駐車場に車を置きに行く。ここでたばこを一服。Kさんは肺気腫も持っているから車中は禁煙だったのだ。

出てきた料理は田舎臭いけど味はバッチリ。特に大ぶりに切った刺身は絶品だった。サッサと食い終えると、Kさんはまだまだ食事中。Kさんは腸閉塞を２回やているので消化の悪い物を避けながらゆっくり噛みしめながら食べてる。奥さんがかいがいしく世話をしている。

食事の終了時刻を決めて俺だけ車を取りに行く。食後の一服。まだ１５分もあるぜ。時間通りに店の前まで行く。ハイヤーの運転手になった気分。

少し待って出てきたKさん夫妻を載せて旧吉田邸へ。俺自身はちっとも興味のない場所だが付き合って中まで入る。駐車場の障がい者専用スペースに停めるのは初めての経験だ。Kさんは障碍者手帳持ちだ。

ちんたら中を見学して次にどこへ行くか相談。結局俺が当初考えていた場所はKさんの体力では無理で、砂浜を歩きたいというKさんの要望に応えて茅ヶ崎海水浴場へ行くことになった。砂浜を歩き海水に手を触れる姿は嬉しそう。奥さんとあれが烏帽子岩、向こうが江の島とかミーハーなことでいちゃついていても、こんなアホな場所で良かったのかいつまでも疑問が残る。

この辺でもうKさんは体力の限界となり、高速を乗り継いで自宅まで送り届ける。

こうしてKさん孝行旅は終わった。走行距離は高速だけで160ｋｍだから全部で180㎞ぐらいか。俺はひどく疲労した。帰りにビ－ルを買って飲んだのは言わずもがなのこと。

アガパンサスも咲き始めましたねえ。

kさん、接待完了