海と宇宙と動物と夜 -2ページ目

古い葉が微かに震え

街が緩み

森が緩み

生々しい緑が

ぽつぽつと息吹いてゆく

僕はその輪郭を

一つ一つ指でなぞる

肌が鋭さに負けて

赤い記憶が流れ出す

新しい息に削られて

少しだけ僕が死んでゆく

このまま空っぽになれたなら

真っ白な国の絵を描こう

このまま何も変わらないなら

真っ赤な指の絵を描こう