私には忘れられない本があります。
それが、この本、
ふたりのイーダ
先日は広島の原爆記念日、
そして、今日は長崎の原爆記念日。
私は小学5年に大阪に引っ越すまで、
広島に7年住んでいました。
なので小学生の時は毎年、夏になると・・・
夏休みの前には体育館で原爆の記録映像を観たり、
それについて、被爆体験をされた方々のお話しを聞くことができました。
郊外学習の一貫として、原爆資料館の見学…
毎年のように行くのですが、年々衝撃と共に、
見方や、考え方、認識に変化が出てくるのを感じました。
その後、大阪に引っ越し、小学6年の修学旅行が広島で、
当然、原爆資料館に行きました。
途中で吐き気をもよおす友人や、泣きだす友人もおりました。
「はだしのゲン」
こちらは、学校に漫画が置いてありました。
ゲンを通じて、あの日何があったのか…
残酷で悲惨な様子が描かれています。
そして「ふたりのイーダ」
これも最初は小学生の時に体育館で観た映画で知りました。
その後図書室の本を読みました。
映画では「イナイ、イナイ、ドコニモイナイ…」
と言いながら歩く椅子が、かなり怖かったのが最初の印象でした。
物語は広島の原爆の話しです。
児童本と言うには、残酷で物悲しく、重い内容です。
夏になると…この時期になると読んでいるのですが、
正直、おもしろいという本ではありません。
広島、長崎があって、戦争が終結した…
と言うにはあまりに簡単な結論ですが、否めないです。
その日だけ、戦争を意識しても…と言われたこともあります。
世界のどこかでは、まだ戦争が行われているのですが、
対岸の火事くらいにしか思っていない、
平和ボケした私たちにとってはマシはほうなのかも知れません。
65年経っても、被爆されて亡くなる方はいらっしゃいます。
あの日から、約26万人の方が亡くなっているそうです。
被爆された方がおっしゃってました
「私たちの戦争は、何も終わってないんです」