はい、それで、5ヶ月ぐらい良くわかんないけど、


よく電話して


よくメールして、


よく会って



というのを繰り返してたらしいんです。




でも、私見ちゃったんだよね。






Mの携帯のなかのJesseの番号とM自身の番号が同じなこと。




私の友達に言ったら、じゃあ調べようってことになって。



調べちゃったんです。



そしたらJesseはやっぱり架空の男だったということを。




最初の3週間は、Mには何も言わないで嘘に付き合ってあげてたんです。




でも、あまりにもJesseとのことがエスカレートしてって。




だから私はっきりと言ったんです



私「ねぇ、M、どうしてJesseの番号とMの番号って一緒なの?」


M「(すっごい動揺しながら)えぇ!?そんなことないよ!ありえない!早く携帯返してよ!!」


私「そうなんでしょ?何で嘘ついたの?」


M「嘘じゃないって!早く携帯返して!」


私「じゃあ今すぐJesseに電話して証明してよ。」


M「わかった。


はい、電話するよ。


はい、Number Busyで出られないって。」


私「それって、自分に電話しても同じことが起こるんだよ」


M「え?そうなの?」


私「そう。だからさ、Mの番号をメモしてそれに電話してみよう。」


M「いいよ。」


そして私はメモして電話をかけた・・・


すると出てきた名前は





JESSE





そうです。


MはJesseという架空の人物を作り上げて毎回毎回ノロケてたんです。



考えたらあきれてきて。




でも、本当に半年以上も騙されていた(私は最初から怪しいと思ったけど、友達だから信じようと思ったんです)ので、もう前にMが言っていたことも全然信用出来ません。



なので、今Mとは少し距離を置いています。




本当にもう傷つきたくないから。


嘘って本当に嫌なことだから。


だから。





少女M、再び

手紙をもらった翌日、Mは返事を書いて自分のロッカーにいれました


M「返事くるかわかんないけどぉ~」



といいながら。



休み時間だったんですけど・・・




5分たってMがロッカーを調べたら、なんとなんと返事が返ってきてたんです。

しかもタイプアップ。


怪しい。


絶対返事読んでタイプアップでプリントアウトして返事返せるわけないでしょ!



まぁ、それがあったっぽくて・・・






うん・・・





そのあとすぐに休みに入ってしまったんですけど・・・



その休みの前、Mはずーっと


M「私今回の休みは白馬(長野の来たの方)に行ってロッククライミングするんだ!!」


とずーっと言ってました。



休みが明けて



私「あの手紙の人とはどうなの?」


と聞くと、



M「あのね、あの人Jesseって言って、白馬に住んでるの!しかも白馬でロッククライミング教えてるから一緒にしたの!」



怪しすぎる。

都合がよすぎる。



私「でも、じゃあどうしてMのロッカーに手紙入れることが出来たの?」


M「なんかね、この学校に友達がいて、その人にメールを送って入れてもらってたんだって」



マジで怪しい。

なんでそれで返事を5分で返せたわけ?


Mなんか嘘ついてない?


そんなことないよね。


嘘だけはつかないでって何度も言ってたもんね。


Mは私の友達だし。

やっぱ疑っちゃいけない。




つづく

えぇ、それで私はそのラブレターらしき手紙を読み始めました。


ちなみに、そのレターは、オレンジの厚紙にバラバラの絵と一緒にタイプアップでした。


怪しい。



私{それより、Mに誰がラブレターなんて渡したんだろう・・・Mモテないのに・・・}


(いや、Mって本当に性格も悪いし男と先生の前ではものすごい猫かぶるから本当に男子からも女子からも嫌われているんですよぉ)



そしてそのラブレターを読んでみました。



「Mへ


君はとても美しい

僕は君を見ていると本当に幸せになる

そしてこれからも幸せにしてほしい

愛してる

ハッピーバレンタイン」


と・・・




超キモい!



しかも、心なしかなんか文章の書き方がMにそっくり・・・


インター人は手紙をこういう風に書くんだぁ・・・



つづく