離婚が子供に与える影響1

 

  離婚した後に親として気になることの中に「離婚した相手が自分の悪口を子供にふきこむ」ということが挙げられる。薄々は「言ってんだろうな。」と予測していたものの、当時、裁判官に「両親は子供にそれぞれの悪口を言わず、互いを尊重し、良いことをいうべき。」と言われたことを守っていた私はバカかもしれない。

 

  今日は驚愕(とはいわないか、何となく気づいていたから。)の事実が発覚した。娘(6歳)が家からiPadをお父さんの家に持って行きたい、といったので、私は許可した。しかし娘は「お父さんがダメっていうから持って行けないと思う。お母さん、お父さんに頼んで。」と言う。娘は父親のところから父親のiPadを持ってきているのに、なぜ私の家からiPadを持って言っては行けないのだろう。おかしいではないか。と思った私は娘にもう一度父親に聞いてみたら?と助言した。もちろん娘は父親に聞いたがあっけなく却下されたわけだが、その時娘が言った言葉を聞いて愕然とした。

 

「お母さんのところからiPad持っていくと、you are going to control us(お母さんが私たちを好きなように操る)から、ダメってダディーが言ってた。」

 

  と言った。6歳の娘にcontrol us ということがどういう意味かわかっているかどうか私にもわからないが、この様子だと息子にも同じことを言っていると思うし、息子はどういう意味かわかる年になってきていると思う。この調子で父親が毎反復して日このようなことを言い続けているとしたら、そのうちそれを信じて、私と子供との信頼関係が崩れていくことだろう。子供は単純だからね。

 

  何かの文献で、離婚した親が相手の親のことを悪くいうと子供はそれを信じてその親を憎むようになり、その後一番大事にしてもらいたい、一番相談したい相手を憎み、トラウマを負うようになると書いてあった。今後の裁判でどのようなことがキーになるかわからないが、これは放っておけるものではないと判断し、本日中に父親にそのような根拠のない悪口を子供に吹き込まないでください、とリクエストのメールを書こうと決めた。

 

  人生80年として、幼少の頃ってたかだか人生の1/4もないような20年弱なのに、その後の人生に及ぼす影響力が大き過ぎるから、(頭がおかしくなっちゃったり、グレちゃったり、薬に走ったり)子供のために相手の悪いところを言わないようにしてはいるけれど、子供のために良い影響を与えられる親でいられる努力をしようと思う。