仕事に必要な情報を集めても、それを上手く使えない人がいる。
そういう人はある負のスパイラルを堂々巡りしている。
よくある間違いは、そもそも仕事のゴールを間違ってしまうことである。
「仕事のプロ」として「その仕事に必要な情報を、必要なときに、必要なだけ、集めて活用する」ということが大事なはずなのだが、気付くと、その分野の批評家になっていることがある。
「その分野の仕事のプロ」というよりは「その分野の仕事情報集めのプロ」という感じで、その仕事を行うために情報を活用するはずが、情報を取り扱うこと自体が仕事化されてしまう。
一生懸命、情報を受発信するのだが、その努力の仕方が「ニュースとなったものをくまなく受信する」「受信したニュースに対する意見をたくさん発信する」という努力の仕方になっていることがある。
それらの努力をすべては否定しないが、それだと「仕事のプロ」が目指すべき方向とは、いくぶんのズレを感じる努力になってしまう。
「情報の受発信量」にこだわるのではなく、「仕事の成果」にこだわるのが仕事のプロである。
成果につながるような大事な情報、タイムリーな情報を受発信するために、感度を上げるべきポイントを絞っておくことが大事。
カフェにいるときに隣の席の人たちの会話が聞こえてきて、気になるキーワードが引っかかり耳を澄ませてしまうことがある。
街を歩いていても、道行く人の何気ない会話の断片が気になったり、たまたま見かけた看板のキャッチコピーが印象に残ったり。
社内で仕事をしているときも、会議に出てきたワンフレーズが引っかかることがある。
こうしたことは誰にでもあると思うが、これは、アンテナが立っている状態だかであり、周波数が合うから受信できるラジオと同じで、分かりやすい例で言うと、自分のウワサ話は気になると思う。
人は、自分のウワサには敏感なので、そこだけは、音が耳に飛び込んでくる。
反対に、気になることが自分の中になければ、受信すらしない。
カフェの会話も耳に入らず、看板のキャッチコピーや会議のワンフレーズも目に入らず、素通りしてしまう。
どの情報も際立たず雑然としたままですから、ラジオの砂嵐のように周波数はなかなか合わない。
「仕事のプロ」として、必要な情報に対してはアンテナを立てておき、必要なときにキャッチできる「ビジネス感度」を上げておくことで「仕事のプロ」としてチャンスを逃さず、掴みやすくできる。
その結果、そうした行為の繰り返しのなかで、まだ形になっていない仕掛り在庫が、仕掛り在庫でなくなる瞬間、つまり新たなアイデアがわく瞬間が、情報の受発信がキッカケで起きたりする。
こうした情報の取り扱いと行動の差が「その分野の仕事のプロ」と「その分野の仕事情報集めのプロ」の差だと思う。
と語ってみたが、私は評論家ではありません。
しがないホワイトカラーのサラリーマンです。
このブログ記事はコメント付けにくいはずです。
本当におしまし。