○サスティナブルという言葉について
この言葉は1972年のローマクラブのレポートで使われたのがはじめ。
その考え方は工業化された世界では異端とされたが、後に「人間宣言」の中で開発と環境を調和させる言葉として、再び用いられた。
なお、ローマクラブは30人の科学者や専門家のグループで、「成長の限界」という概念を提示したことで有名である。 (『コンパクトシティ』海道清信著 学芸出版2001より)
○サスティナブル・ディベロップメント(=持続可能な開発)
「未来の世代がその必要に応じて用いる可能性を損なうことなく、今日の必要に応じて用いる開発」
(国連の環境と開発に関する世界委員会「ブランドラント委員会」が1987年に出した報告書『われら共通の未来』にて定義された)(『コンパクトシティ』海道清信著 学芸出版2001より)
○サスティナブルな都市形態
①都市形態のコンパクトさ
②混合用途と適切な街路の配置
③強力な交通ネットワーク
④環境のコントロール
⑤水準の高い都市経営
(M.ジェンクスらの主張による)
○サスティナブル・シティの特性
①正義の都市:食物、教育、保健、希望がフェアに分配される。
②美の都市:芸術、建築、景観がイメージをかきたて精神を高める
③創造的な都市:開かれた心と経験が人的資源のポテンシャルを高めて変化にすばやく反応できる。
④エコロジカルな都市:生態への影響を最小限にし、警官と市街地形態がバランスし、建物とインフラが安全で資源が効率的に使われる。
⑤到達のしやすさと指導制が高い都市:フェイス・ツー・フェイスでも通信手段でも情報がやり取りしやすい。
⑥コンパクトで多中心(ポリセントリック)な都市:農村地域を保全し、近隣コミュニティーが結ばれ交流が高められる。
⑦多様な都市:幅の広い重層的な活動が活力を生み、活気のある市民生活を促す。
(建築家リチャード・ロジャース『小さな衛星の為の都市』1998)
○サスティナブル・コミュニティ
「半永久的に持続可能なコミュニティ」
(アメリカの建築家ピーター・カルソープが提唱)
<関連>
→アワニー原則