2013年FIFA U-20W杯出場をかけたAFC U-19選手権がUAEで開催されているが、日本代表は準々決勝でイラクに敗れ3大会連続でU-20W杯出場を逃した。
U-20W杯に出場する各国の選手達はそのままA代表へ昇格するケースが多いため、同年代の選手達とのレベルの差や距離感を肌で感じることが出来る貴重な場を失ってしまった。
今年のオリンピックに出場したU-23日本代表の選手達はU-20W杯出場を逃した世代だ。
世界を知らないままアジア予選は何とか勝ち抜いたが、トゥーロン国際での惨敗を通して初めて世界を知りチームを立て直すことによってオリンピック本大会に臨むことが出来た。
トゥーロン国際での経験が無ければおそらくオリンピックは予選で敗退していただろう。
それにしてもこの世代でアジアベスト4に入れないのは非常に問題だと思う。
加えて試合内容が悪すぎるのも心配だ。
若い世代の強化がきちんと正しい方向に進んでいるのか疑問を抱かずにはいられない。
韓国は日本が予選で0-2と完敗したイランに4-1で勝利し、U-20W杯出場を決めている。
オーストラリアも同様にベスト4に残ったので完全にライバル国に遅れをとってしまった格好だ。
日本サッカー協会はいい加減この現実としっかりと向き合わなければならないだろう。
A代表が結果を残しているからといって安心しているようではとても危険だ。
大きな可能性を秘めている若い世代の強化こそ一番重要なのだ。
選手の力を見極め正しい方向へ導くことが出来る監督・コーチの人選をしっかりと行なって欲しい。
例えば香川真司の才能が開花するきっかけとなったのはセレッソ大阪時代に監督だったクルピによるボランチからトップ下へのコンバートなのだ。
U-19日本代表ではサイドバック、セレッソ大阪ではボランチで起用されることの多かった香川の特性を見極めトップ下に起用したクルピの確かな目が香川を世界レベルの選手に導いた。
このような確かな目を持った指導者が若い世代の強化には欠かせない。
上手い選手だけでなく、身体が強い選手、精神的リーダーの資質を持った選手、スタミナが人一倍ある選手など様々な特性を持った選手が代表チームには必要だと思うが、そういった選手達の才能を見極められる指導者を選んで欲しい。