Jリーグは日本サッカー協会より提案を受け検討してきた秋春制への移行を見送る方針を決めた。
かねてより議論されてきた問題なのだが、Jリーグとしては無理という結論のようだ。
2015年からの実施は無理だが今後の可能性は探って行く、ということだがおそらく何度議論しても結果は同じだと思う。
やはり降雪地域の反発が大きいと思われる。
客観的に見ても不公平感は否めない。
どう考えても1月2月に降雪地域で試合をするのは不可能だし、かといってその間ひたすらアウェーゲームを戦わせるのも酷な話だ。
だとすると今年から秋春制に移行したロシアリーグのように、長いウィンターブレークを設けるしかない。
12月中旬まで試合をして3月から再開するというやり方だ。
秋春制を推奨する人たちの意見は、現在の世界のサッカースケジュールが欧州主要リーグのスケジュールに合わせて組まれているので海外移籍しやすく代表強化もしやすい、という論調だ。
確かにここ1、2年の間に欧州リーグへ移籍する選手が急激に増えたのは事実だ。
これらの選手は欧州主要リーグのシーズンオフである7月や8月に移籍するのだが、Jリーグはシーズン真っ最中であるためチーム構成への影響が大きいのだ。
このシーズン途中での選手移籍というデメリットを一番受けているのはセレッソ大阪だろう。
2010年に香川真司、2011年は乾貴士、そして2012年は清武弘嗣と3年連続で中心選手がシーズン中に海外移籍してしまったのだ。
中心選手が抜けた穴を埋めるだけでも大変な労力が予想されるだけに本当にチームが気の毒だ。
こういった事態を避けるための秋春制導入の意見も理解できる。
様々な意見がある秋春制への移行問題だが、根本的な問題として現状のチーム数(J1:18チーム、J2:22チーム)では試合数が多すぎて難しいと思う。
個人的にはJ1・J2ともに16チーム程度にしなければ秋春制への移行は無理だと思う。
各チームのシーズン試合数を減らせば、日程をロシアプレミアリーグのように1月・2月はウィンターブレークにしても問題ないだろう。
もちろんそれはそれで大反発が予想されるが、本気で秋春制を目指すのであればそれぐらいしないと実現出来るレベルではないのが現状なのだ。