糸川:世の中の働く女性へのメッセージはありますか?

金藤:一番言いたいのは、「他人評価」から「自分評価」に生き方の大転換をはかれ、ということです。目標を持ってやってきて職に就いた方もたくさんいらっしゃると思うのですが、私も含めて多くの方は巡り合わせですよね。どんな人とどんな会社で働くか。女性は「他人評価」を重視して、それを拠りどころにしている人が多いのではないかと思うんですね。「褒められたい」とか「認められたい」とか。もちろんそれは、上司や仲間をサポートするというかたちで上手くいくのだけれど、他人評価に縋っていくと、それが得られないときに、ものすごく落ち込むんですよ。無価値感に進んでいくんですよね。子育てにおいても、更年期の時期は子育て終了時期と重なっているので、鬱になりやすいそうです。だから、自分はどんな人になりたいのかという理想があって、それに向かっていく。それにちょっとでも近づいたときに、自分が好きになる。そういう自分評価の生き方が自分を幸せにするんじゃないかと最近は思っていますね。

糸川:リゾームの皆さんに一言。
金藤:ある意味、「ゴメンね」というのがありますね。
糸川:どうしてですか?(笑)

金藤:「あたし、走ってたわ~」って(笑)。やはり、今はみんなが働きやすい職場を作ってあげたいと思います。4人の会社が大きくなってきて、就業規則も人事制度も何も無かったから、走りながら作ってきたんですよね、営業もやって全国飛び回り、走ってきたんだけれども、50人を超えた会社になってくると、やり方も変えなければいけない。みんなのベクトルもあわせなければいけないし、何よりリゾームが好きな社員を一人でも多くしたいんですよね。教育研修も大事だし、コミュニケーションも大事だし、ジョブローテーションも必要。その人の才能を見出したり、その人の良さを見つけたり、そういうことは走っている時には出来ていなかったかな。これからはもっともっと、みんなが自分の成長や遣り甲斐を実感できる、いい職場作りに貢献したいです。
糸川:4人の会社と50人の会社では、中山社長も金藤さんも視点が違う。これは自分を変えなければならないことで、凄く難しいですからね。
金藤:そうですね。他人を変えるためには、まずは自分が変わらないと。私の理想は、「しなやかな強靭さ」を持つ美しい生き方をする女性です。節目をつくっては伸びていく竹のように清々しく生きていきたい。何が起ころうとも、転んでも、また立ち上がっていく、柔らかく強い人間でいたい。素直に学び、人に感謝し、つながれる人間でいたい。負けから学べる人間でいたい。何よりも、自分で自分を好きだ、価値があると自分を認めることが幸せなのではないでしょうか。今まで、他人評価で幸せを作ってきた自分に、今また変革の機会が訪れました。こうした価値観の変化が、私にとっては、人生の喜びになっています。また、それを味わう道場が職場であり、リゾームで成長できることを有難く思っています。今、私が出来る事。それは、恩人中山の夢をかなえることでしょう。それが同じ舟に乗った、選んだ私がすることだと思います。そして、早く、アメリカ サンタモニカで社長とその時働く仲間全員がシャンパンで乾杯し、社長を胴上げしてあげたいです。10年後はわかりません。ただ、リゾームという会社は、人を幸せにする会社であろうとしています。それは、お客様であり、社員家族です。ですから、継続する百年企業を創る為、社員が働きやすい幸せな会社を作ることも私の使命だと思います。この会社を守りたい、続けたい、と思うたくさんの社員を育てること。そして後継者を作ることでしょう。
【インタビューを終えて】

中山社長の企業理念は「善き事を念い、善き事を行う」こと。それはすなわち、「感謝する素直な心、未来を信じる明るい心」から生まれると常々おっしゃっています。これを見事に実践しているのが本日のインタビュイーの「金藤純子」さんです。
金藤さん、「夢の実現」是非成し遂げてください! 応援いたします。
株式会社インテグリティ
代表取締役 糸川俊
【取材日:2012年10月26日】
【プロフィール】
金藤純子(かねとう じゅんこ)
株式会社リゾーム 専務取締役。SC経営士。
神戸大学法学部を卒業後、JTBに入社。支店勤務を経て、関西営業本部にて情報企画室、マーケティング室に在籍。退職後、当時社員数4名だったリゾームにパート社員として入社。現在は専務取締役として、中山社長の「感謝の経営」を支えている。
■インテグリティのホームページに、リゾームの中山社長のインタビューを掲載しています。
『この人に聴きたい!』






金藤純子(かねとう じゅんこ)


金藤純子(かねとう じゅんこ)
研修期間中にローラーセールスをしたのですが、アポ無しで飛び込んだ学校の教頭先生に「なぜ、JTBを使わないのか。絶対に使ってください。」と言い切ったら、そのあと人事部にクレームが入っちゃいました(笑)。それで最初の配属が、日本一大きな大阪梅田支店になり、JRの回数券切符を飛込みセールスする仕事を割り当てられました。みんなが店頭カウンターに配属する中で、飛込みをしていたのは、かなり稀だったと思います。こいつは体育会系だと思われたんでしょうね。飛び込み営業もまったく苦痛ではなかったです。今でも、お得意様とお付き合いが続いており、「あなたのおかげよ」と感謝される仕事の幸せを教えていただきました。旅行という仕事の素晴らしさは、旅に出かけるお客様の願いを伺うことが出来、人生の幸せの瞬間を作ることができるだけでなく、いつまでも思い出を共有する伴走者でいられることなのです。私は「記憶」こそがサービス業の真髄だと思っています。
金藤純子(かねとう じゅんこ)


















