是非、読んでいただきたい！！！
私の最寄駅が本当におかしい。
筆者私は山梨県甲斐市という場所に生息しています。県庁所在地甲府市のお隣の市で、人口は約７.5万人。
この市の主要駅が今日のトピックです。この市の主要駅は「竜王駅」、私の最寄駅ですね。
名前だけあって、本当にモンスター。
竜王駅南口バスターミナル
利用客数は一日2000人ほど。山梨県の中ではこれでも六番目。山梨県で唯一の貨物列車の止まる駅でもあり、とにかくデカい。
驚くべきなのは、この駅の総工費。その額なんと
26億円
この市の予算が約300億だったので、約十分の一。それほどお金をかけてでも甲斐市はこの駅を作りたかった。
名前がイカついことや、斬新な利便性に欠けるデザインでちょっぴり有名です。
では、その力作とやらを見てみましょう。
まずはバスターミナル。
大きな屋根で覆われていますが、屋根が高く開放感があります。これぞ「現代建造物」って感じですね。
屋根が大きくて雨には困らない親切設計、高評価です。と言いたいところですが、残念。なんと歩道の上には屋根がありませんし、雨漏りもセットでついてきます。
「滴る雨粒」こそこの建物の芸術なのでしょう笑
ちなみに、バスは1時間に一本。タクシーはだいたいいつでも止まってます。
駐輪場はいつでも大混雑。放置自転車が半分を埋めつくす、まさに自転車のスラム街。以前鍵をかけ忘れたら、どっかに行きました。。。:)
さて、改札外。まず出迎えてくれるのはバリアフリー完全無視の長い階段。清掃員の方が綺麗にしてくださっているのは高評価。
光が綺麗に差し込みます。天井が高く開放感のあるデザイン、それゆえ🐦ハト🐦がたまに巣を作る。
今では鳥の巣防止の網がつきました。
階段前にはでかでかと「甲斐市観光ガイドマップ」という地図を掲げています。ちなみに、ここ甲斐市は思いっきり住宅街のベッドタウンです。
大きな窓と高い天井。とにかく開放感があって、人がいない時間帯は幻想的で結構好き。
ちなみに今年で120周年！おめでとう
風通しが非常によく、暴風が吹くと駅構内にも暴風が吹き荒れます。冬とか地獄です。風力発電できそう。。。
ってか駅構内も雨漏りしてるし……
さて、ホームへ降ります。
自動改札機もありますし、券売機も一通り揃っています。緑の窓口がないのと、時計がないのは結構痛い。コンビニは10年前に消えたし、ロッカーも無い。
211系電車
この駅のホームは全部で3本。全てのホームが風通し良好。デザイン重視のお尻を全く受け付けないコンクリートの塊みたいなベンチも置いてあります。
なお、上の写真からもわかる通り、ガソリンとか貨物の取扱駅なので、午後の時間帯は貨物列車がガタンゴトンバンバンガンガンうるさい。
特急列車も豪快に通過。こんな駅止まるか、と言わんばかりに時速130キロ（最高速度）で通過。
隣の駅が大きな駅（甲府駅）なので、一部除いて特急は全部通過です。かといって、普通列車の本数も1時間に1本しかなく、駅のメインである電車が正直おわってる……
あと、電光掲示板は遅延情報も出してくれないのであまり使い物になりませんし、たまに表記がおかしくなります。「普通 さgみこ 行き」とは？？
いかがだったでしょうか。
そもそも山梨県は車社会（特にこの甲斐市は）なので鉄道の利便性はあまり良く無いです。
鉄道利用があまり見込まれないのにも関わらず、予算の10分の1を投じて作った、この「竜王駅」。
デザインこそいいかもしれませんが、本当に人が使うこと考えたのでしょうか？？
おまけに、駅から幹線道路まで繋がっている道路が細いので、夕方時間帯は子供のお迎えに来た車で駅前はごった返す。駅だけで無く周辺の開発もなんかテキトー。
一日2本だけこの駅に特急が来る
26億円でハトの巣を作った、甲斐市。今後どうなるのか非常に楽しみです。
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