皆さんは奨学金について理解しているだろうか?

家庭の事情により学費や生活費を払うのが困難な場合に、奨学金として公的機関からお金を借りられるシステムであり、大学生の4割が利用しているというデータもある。
しかし、「奨学金」という名前によりそれが借金であるという認識が薄れているのではないか。

最近では「奨学金破産」というニュースを見かける。大学を卒業して就職後も奨学金の返済が困難となり破産してしまうという。
奨学金を月10万円、48ヶ月間借りると卒業時には借金が480万円にもなってしまう。果たして借金をしてでも学ぶ価値があり大学進学を決めているだろうか。ただ漠然と進学を決め奨学金を借りるのは危険である。




大学別の返済延滞者の割合を出したデータでは、大学偏差値と返済延滞者の割合は反比例する関係にある。いわゆるFラン私大と呼ばれる大学は高い学費を払って卒業しても奨学金の返済が難しくなるケースが多いようだ。

TwitterやYahoo!ニュースのコメントを見ると、「偏差値50以上の大学だけが対象でいいだろ」「Fラン私大に渡す補助金を無くして国公立を無償にしろ」といった意見も散見される。

少し過激な感じはあるが、私もこの考えに近いかもしれない。


私は某国公立大学で1年間仮面浪人をした末に再受験をして今の大学に入学したが、学費は2倍以上に跳ね上がった。今も私は奨学金は借りておらず、前回記事に書いた通り学費を自分のバイト代で払っている身としてはその負担の増加を痛感している。




奨学金は本当に借りなければならないものなのだろうか。

理系でバイトをする暇が作れないような学生や資格習得等でやむを得ず借りなければならない場合を除いては無理して借りない方が良いのでは?と言いたいところだが、バイトで学業が疎かになるのは本末転倒、留年なんて羽目になればさらに必要経費も増える。やはり奨学金は多くの大学生にとって必要な制度だ。

学生の本分は勉強と言ってもたった4年しかなく人生で最も自由で何でもチャレンジできる貴重な大学時代に窮屈な思いをしてバイトと勉強だけに専念するのは違う気もする。
スポーツ、恋愛、留学、旅行、娯楽もあってこその大学生活だ。

低金利のこの時代では奨学金を実質年率0.01〜0.23%という破格の金利で借りることができる。カードローンでは借入金額にもよるが最大で18%も取られてしまう。インフレを考えたらむしろ奨学金を借りた方がお得とも言える。

いずれにせよ、奨学金は借金であり、自分の意志で借りたからには返済するのは義務であろう。
奨学金を返せないのを家庭の不利や国の政策のせいにするのはお門違いであると考える。


奨学金は制度として悪ではない。人が安易に借りるために悪者にされて問題となっているだけだ。



奨学金を借りる人も借りない人も、4年間しかない貴重な大学生活を有意義に送りたいところだ。