「日本と世界の美と叡智。自分とつながり、人とつながる」 ✨旅先や日常で出逢った「美しいもの」を発信しています✨ 〜Love Art, Travel, Architecture & Nature〜
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫あなたが最近、心に残った歌声は誰の声ですか?(今回は10月の振り返り記事。いくつかのお写真は NBS公式サイトよりおかりします📝)若い頃、父がオペラの魅力について、機会があるごとに語ってくれていたのですが娘というものは親が話してくれることは、なぜかさらっと流してしまうもので….されど今回、年月は流れこの年齢になり、しかも「ウィーン国立歌劇場日本公演は東京文化会館休館前の”最後のオペラ引越公演”(次回は3年後)」と知り、いつかヨーロッパに行けたとしても、鑑賞できるとは限らない🇦🇹と感じまして、チケット購入に至りました。上野駅のすぐ向かい側「東京文化会館」購入する際、席はまだまだ選べるほど空席が多かったのに、当日はなんと満員御礼!日本にはオペラファンが沢山いらっしゃるのだと実感しました。オペラ「フィガロの結婚」を作曲したのはモーツァルト。今回はモーツァルトが活躍した国オーストリアはウイーン国立歌劇場の引越し公演。個人的に心に残ったものを各幕ごとに記します📝©NBC 出典:NBC 公式サイト<第1幕>序曲からスタート。聞き覚えのある旋律。クラッシックはそこまで興味がない。という方でも「この曲は、オペラ「フィガロの結婚」の序曲だったんだ!」と思われるイントロ🎵(最後に貼ったリンクで流れる曲です)この序曲はオープニングにふさわしい華やかさ。当たり前と言われれば本当にその通りなのですが….ウィーン国立歌劇場オーケストラはさすが最高峰。絶妙なバランスで、オーケストラ音楽の美しさから軽やかに舞台へと誘われました。スザンナ役は、代役のカタリナ・コンラディというソプラノ。(続く「ばらの騎士」公演でも出演なさるようで、タフな方でいらっしゃるのでしょう!)チャーミングで張りのある生き生きとしたお声で、当初決まっていた方(プロモーション映像で拝見していたイン・ファン)よりも、しっくりくる感じがして魅了されました。©NBC 出典:NBC 公式サイトフィガロ役のリッカルド・ファッシが歌う「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」こちらも聞き覚えが💫リズム感が良くて勢いよく、楽しんで聴きました。©NBC 出典:NBC 公式サイト<第2幕>今回、個人的に最も印象深かったのが、アルマヴィーヴァ伯爵夫人を演じるハンナ=エリザベット・ミュラーが歌う冒頭のアリア(独唱)。「愛の神よ、安らぎを」これまで感じたことがないような、その心がとろけてしまいそうな歌声に、「ああ、オペラの魅力のひとつを知ってしまった」と思ったほどでした。(会場で購入したブックを帰宅後に読むと「水晶から切り出されたような歌声」との描写が💫)©NBC 出典:NBC 公式サイト「恋とはどんなものかしら」の旋律もなぜか馴染みのあるメロディでしたが、ケルビーノ役(男性役)のメゾソプラノの歌声には、「こんな聞き応えのある曲だったのか!」と、しばしのびやかで透明感のある声の響きに浸りました。ケルビーノ役:パトリツィア・ノルツ©NBC 出典:NBC 公式サイト🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸幕間〜休憩タイム〜はやはりワインやスパークリングを楽しんでいる方が沢山🍷クリムト「接吻」のエチケットスパークリングが出されてました🇦🇹🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸<第3幕>ヨーロッパのお城を思わせる舞台背景。やはりここでもアルマヴィーヴァ伯爵夫人のアリアに心をもっていかれました。オペラ歌手の方は歌い手としてだけでなく、感情的な表現も繊細で、舞台俳優でもいらっしゃるのだなと感じ入りました©NBC 出典:NBC 公式サイトそんな美しい歌声の後、さまざまな展開が。そして結婚式の場面ではたくさんの人たちがやってきて、現代的なコスチュームで大騒ぎ。オペラ「フィガロの結婚」がドタバタ劇というのはしっかりとうなずけました。お隣の席からは、全幕を通じて、クスクスとよく笑い声が💫©NBC 出典:NBC 公式サイト<第4幕>お庭でのシーンを想像していたのですが、斬新な舞台設定。もぐらたたきのように床面から扉をあけて、歌手のみなさんが顔を出して歌われるという、ユニークな趣向で展開していきました。この斬新な舞台のせいか、ストーリーを追いかけるのにちょっと忙しくなりつつ(笑)、純粋に歌声やオーケストラの美しさを中心に楽しみました。そして最後は、みなさんでアンサンブル(重唱)🎵オペラ初心者の私は、それぞれの見事な歌声の掛け合いに圧倒されつつラストまで舞台へ引き込まれていった次第です。幕が閉じても、何度も観客から拍手が鳴りオペラ歌手のみなさんも身振り手振りで舞台から熱いファンサービスが!なるほど、よく考えるとこの日は「フィガロの結婚」の千秋楽🎉舞台からの感情豊かではじける笑顔に、いつかまた欧州に行きたくなりました。©NBC出典:NBC 公式サイト最後に。東京文化会館では、舞台左手に日英の字幕も常に流れていて、セリフや歌詞が出るのでリアルタイムで理解でき、ストレスフリーな環境が整っていました。おかげさまでオペラが好きに。ドタバタが中心のフィガロの結婚ですが、私にとっては今回は誰よりも、アルマヴィーヴァ伯爵夫人のアリア〜ミュラーさんの歌声が心に残りました✨いつか機会があれば、「トゥーランドット」や「蝶々夫人」、「トスカ」なども観てみたいです。あなたが最近、心に残った歌声は誰の声ですか?また、お会いしましょう✨【プロモーション映像】ウィーン国立歌劇場2025年日本公演「フィガロの結婚」【プロモーション映像】ウィーン国立歌劇場2025年日本公演ーーーーーーーーー🔴今日の英単語 ウィーン国立歌劇場:Vienna State Opera フィガロの結婚:The Marriage of Figaro 東京文化会館:Tokyo Bunka Kaikan (Tokyo Metropolitan Theatre) ソプラノ:soprano メゾソプラノ:mezzo-soprano テノール:tenor バリトン:baritone アリア:aria 幕:Act 休憩:intermission ・引越し公演: a touring performanceクリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫(今回は振り返り記事デス📝)「自然が生み出す美しさと 人が創造した美しさを 同時に感じたことはありますか?」パビリオン入場はできなくても建築だけでも見たい。だけど行かないままかも。そう思っていた大阪万博2025。閉幕が近づく某日、急遽、午後からですが訪れることができました。人の多さに驚くよりも、建築のスケールのすごさに感嘆。一箇所だけ見たかったパビリオンの前を訪れ、青空の下、記念撮影。その後、上からだと全貌が見えるよ。と「大屋根リング」に登りました。会場をぐるりと囲む大屋根リングからは素晴らしい眺めが広がっていました。リングの内側を見下ろすと世界中から集まった人々が織り成すさまざまな国のパビリオン🇫🇷🇺🇸🇯🇵歩き出すと、前方には壮大に広がる空が。頬を撫でる風が心地よく大屋根リングの上には夕日が見え始めました。沈みゆく夕陽に染まる空。その美しさに、閉場まで見たいものをあれもこれも。という計画の思いはすべて消え、ただただ、この空を味わいたい。とその場に身をゆだねるように眺めてしまいました。自然の美しさと人が創造した美しさ。自然の広大さと人間の叡智の素晴らしさ。この両者が融合した美しさを目にするとは、なんて素晴らしいのだろう✨沈みゆく夕陽に浮かび上がる明石海峡大橋空の瑠璃色と大屋根リングの黄金色のコントラスト振り返れば輝く月が。大屋根リングを設計されたのは、北海道ご出身の建築家、藤本壮介氏。帰宅してから知ったのですが、この大屋根リングは「空を見よう」というコンセプトで作られたそう。以下、藤本氏の言葉です。「何もない広大な敷地を万博のテーマ事業プロデューサーの皆さんと初めて訪れたその日は快晴で、雲がたなびく空が本当に大きかった。この空に勝るものはない。この空を主役にしよう、と。円形に切り取ったひとつの空を、みんなが見上げることができる場所にしようと決めたんです」”建築家・藤本壮介が語る万博「大屋根リング」に込めた思いと、未来へのレガシーとしての価値”より引用私は前知識もコンセプトもほとんど知らないで大屋根リングに入り、登り、歩いたわけでしたが地上から空を見上げただけでは決して体験できない”大屋根リング”という「人が創造した美しい建築」に身を置いたからこそ感じ得る「自然界の空の美」の体験だったと思いました。「あなたは、 自然が生み出す美しさと人が創造した美しさを 同時に感じたことはありますか?」今度お会いできた時は、ぜひ聞かせてください✨✨PS会場に到着してから知ったのですが、この日はなんと天皇皇后両陛下がご視察。帰宅後は「中秋の名月」と「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日」これらすべてが重なったお日にちだったと知った次第でした💫ーーーーーーーーー🔴今日の英単語大阪万博 Osaka EXPO 2025大屋根リング The grand ringクリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫「あなたは、同じものでも 違った印象を持ったことはありますか….?」国立西洋美術館 企画展「西洋絵画、どこから見るか? 〜ルネサンスから印象派までサンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館」に行ってまいりました。音声ガイドは、ディーン・フジオカさん🎤サンディエゴ美術館からの動画。世界に冠たる傑作を含む49点はいずれも日本初公開だそう。この展覧会は、米国サンディエゴ美術館と国立西洋美術館のコラボレーション。これまでに国立西洋美術館で観た作品も多くありましたが、個人的な感想としては、関連性のある観たことのある国立西洋美術館の作品と初めて観るサンディエゴ美術館の作品とを時に比較しながら「どこから見るか?」という視点で楽しむことで同じ作品でもこれまでと違った印象を持てたことが今回の収穫のひとつでした✨写真撮影可。全部で88点ありましたので、印象に残った絵画をご紹介します。(ざっとご覧ください)↓↓↓↓第1章 ルネサンスジョット「父なる神と天使」🇮🇹「なぜ三角?」(サンディエゴ美術館所蔵)これは祭壇の上部に当たる部分。当時、祭壇のかたちをその時代の新しいにスタイルに変更するため、仕立て直す際にばっさり裁断されたそう。神様が手にしているのはアルファとオメガ。(「アルファ」と「オメガ」は、ギリシャ文字の最初の文字と最後の文字。始まりであり終わり、全能、永遠、といった意)確かにカットされた跡がわかります✂︎フィレンツェの骨董品店で発見されたそう。ジョットと聞き、イタリア旅行フィレンツェで訪れた「ジョットの鐘楼(しょうろう)」を思い出しました🇮🇹 *右側の長い建物です2019年5月イタリア旅行時に撮影🇮🇹個人旅行で、列車が大幅に遅れたりベビーカー女性二人組の大胆なスリに合いかけたり(スリにあいかけたのは人生初!)非常にアドベンチャーな旅でした🎒シニョレッリ「聖母戴冠」(サンディエゴ美術館所蔵)ルイーニ「マグダラのマリア」(サンディエゴ美術館所蔵)第2章 バロックポスターになっていたスペインの静物画が登場!🖼サンチェス・コターン《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある生物》サンディエゴ美術館所蔵インターネットの画像ではそこまで興味が湧かなかったのですが、実物はなかなかの存在感。興味深くじっと見てしまいました......!近くには上記作品と対象的に画面いっぱいにシンメトリーに描かれた静物画。===================スペインの静物画「ボデゴン」の次は長細く描かれた人物明暗が特徴的なエル・グレコ(スペイン・トレドで活躍)両美術館から、彼の作品一点ずつ横並びで展示されていました。サンディエゴ美術館所蔵の「悔悛(かいしゅん)するペテロ」イエスがペテロに授けた「天国の鍵」国立西洋美術館所蔵の「十字架のキリスト」↑こちらの作品。私かれこれずっと、エル・グレコの作品の味わい方がわからず、海外の美術館で彼の作品や似たような絵画があった時も、同美術館でこちらの作品を観た時も、ほぼ素通りだったのですが(スミマセン)今回、サンディエゴのエル・グレコ作品も同時に観れたことで、今までとは違った感じ方が生まれた気がしました💫次は「修道僧の画家」と呼ばれるスルバラン(スペイン・セビーリャで活躍)サンディエゴ美術館所蔵の「洞窟で祈る聖フランチェスコ」国立西洋美術館所蔵の「聖ドミニクス」こちら大きな作品で、見応えがあります!サンディエゴ美術館の「聖母子と聖ヨハネ」同じアーティストでも晩年は作風が異なっていて面白かったです。===================そして予想外にルーベンスの作品が3つ。美しくて、ただ純粋に楽しみました🖼✨常設展に行くたびに立ち止まってしまう国立西洋美術館所蔵の「眠る二人の子ども」(国立西洋美術館所蔵)「豊穣」こちら、とても美しかったです....!(国立西洋美術館/文化庁より管理換)太陽に顔が描かれてる?!笑第3章 18世紀現実のヴェネチアの景色をそのまま忠実に描いた作品(サンディエゴ美術館所蔵)一方のこちらは、空想のローマを描いた作品。実際には一箇所からは見えないものが1つの絵に盛り込まれているそう。(国立西洋博物館所蔵)空想でひとつに盛り込まれているなんてスターバックスのご当地カップを思い出してしまいました笑===================そしてよくご存知の方もおられるでしょう❗️フランス18世紀の女性画家マリー=ガブリエル・カペ「自画像」左側には赤い背もたれ右側にはキャンバス手にはチョークを挟んで固定した金属製のチョークホルダー🖌この作品、国立西洋美術館の常設展に来る度見ていたのですが、タイトルに目をやっていなかったので、今回初めて「自画像」と知りました(アーティストがご自身を描かれていたのですね....!)上記の女性はロココ(繊細で優美。官能的で装飾的な様式)の衣装を身にまとってましたが....対して下記の女性は新古典主義(ギリシャの芸術が模範。理性的、倫理的な様式)の衣装。サンディエゴ美術館所蔵ブノア「婦人の肖像」キリッとして、清々しい美しさ!国立西洋美術館所蔵ナティエ「マリー=アンリエット・ベルトロ・プレヌフ夫人の肖像」第4章 19世紀閉館時間がせまり最後の第4章からは、印象に残った1作品を。サンディエゴ美術館所蔵ホアキン・ソローリャ(スペインの画家)「ラ・グランハのマリア」ソローリャもスペインの画家。大きな作品で、惹かれました💫サンディエゴは、スペイン入植の地🇪🇸ゆえに、米国サンディエゴ美術館は意欲的にスペイン画家の作品を集めたそうです。(歴史の流れって、あるのですね....)今回のコラボ展覧会。2つの美術館からの西洋絵画を時に比較しながら「どこから見るか?」という視点で楽しむことで新たな発見があった展覧会でした✨私が行きましたのは東京展。京都展は6月25日から京セラ美術館にて開催です。国立西洋美術館2025年3月11日[火]―2025年6月8日[日]京セラ美術館2025年6月25日[水]—2025年10月13日[月・祝] ーーーーーーーーー🔴今日の英単語サンディエゴ美術館 the San Diego Museum of Art国立西洋美術館 the National Museum of Western Artルネサンス RenaissanceバロックBaroque印象派 impressionist宗教画 religious painting静物画 still-life paintingボデゴン"bodegón"(英語)*スペイン語で静物画を指す言葉 エル・グレコ El Greco(スペインの画家)フランシスコ・デ・スルバラン Francisco de Zurbaran(スペインの画家)ペーテル・パウル・ルーベンス Peter Paul Rubens(フランドル*現ベルギーの画家)マリー・ガブリエル・カペ Marie-Gabrielle Capet(フランスの画家)ホアキン・ソローリャ Joaquin Sorolla(スペインの画家)「西洋絵画、どこから見るか? 〜ルネサンスから印象派まで」展Emulation and Admiration of Collecting European Art(European master paintings fromthe San Diego Museum of Artandthe National Museum of Western Art, Tokyo)クリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫生まれて初めての鎌倉。日帰りで立ち寄った次の場所は竹庭で有名な報国寺。急遽行こうと決め、拝観が間に合わないかもとタクシーに乗り、到着したのは拝観受付45分前。親切な運転手さんがお抹茶をいただけますよ。と教えてくださり、受付と同時に抹茶券を購入いたしました。==========報国寺臨済宗・建長寺派の禅宗寺院。1334年に創建。足利、上杉両氏の菩提寺として栄える。約2000本の孟宗竹(モウソウチク)の散策路がある竹庭が有名。==========山門をくぐるやいなやそこはとても静かな空間が広がっていました。天をあおげば、青い空と緑の竹のコントラスト。足元に目をやると、苔が青々として光が織り成す陰影が美しい。創建当初の石庭が再現された枯山水。ここもとっても気持ちの良いエネルギー✨「休耕庵」お抹茶はこちらでいただきました。お抹茶とお干菓子。庭から聞こえる水の音。(小さな滝が見えました)私たちが最後でしたので、貸切のような贅沢な空間を楽しませていただきました。一服いただいた後は、もういちど、竹の庭を散策。清らかな鳥のさえずり。じっくりと拝観するほど時間はとれなかったのですが、インバウンドの方も多く、観光の方でにぎやかな鶴岡八幡宮の後、報国寺に伺った途端、心がすっと静かになり、おだやかで落ち着いた気持ちになりました💫豪華な装飾の鶴岡八幡宮と小町通りのカラフルなお店を堪能された後は、静寂なこちらのお寺へ足を運ばれるのもオススメです✨報国寺 拝観情報報国寺鎌倉市にある報国寺。伝統的な行事、坐禅会、竹の庭など、日本の歴史と文化を体験できます。houkokuji.or.jpPS報国寺は、観光地の格付けをする「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」(豊かな自然や多彩な文化遺産などを独自の方法で調査)」で三つ星を獲得しているそうです。*このガイドはお勧め度という観点で、星なしから三つ星まで分類されていて、三つ星は「わざわざ旅行する価値がある」の位置付けとのこと。今回は短時間でしたので、季節を変えて、春か秋(紅葉は11月下旬)頃にまた訪れたいと思います♪ーーーーーーーーー🔴今日の英単語報国寺 Houkokuji Temple禅寺 a Zen Buddihist temple臨済宗建長寺派の with the Kenchoji order of the Rinzai sect菩提寺 family temple本堂 the main hall塔頭 sub-temple散策路 walking path竹庭 bamboo garden苔 moss鳥のさえずり bird singing御朱印 Goshuin (The seal of worship given to visitors who offer prayers at a temple or shrine.)クリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫---------今日は、将来海外からの友人など案内するかもと旅記録(備忘録)のような記事になりました。どうぞお気軽にご覧ください☆---------今回は人生初の鎌倉日帰り旅行。東京駅から横須賀線一本で約1時間。ホームについてから偶然 +1000円でグリーン車両に乗れる事を知り、直前にPASMOで購入して乗車。いざ、鎌倉へ✨無事到着。まずは早めのランチ。直前に予約を入れた「GARDEN HOUSE Kamakura」へ。気持ち良いグリーンに囲まれ、ワンちゃん連れの方も。12時には満席に。デリプレートやピザ等ボリュームがあり、おなかいっぱいになりました。次は「小町通り」あじさいの季節。目にも涼しげなデザートドリンク発見。甘味処「鎌倉」私はおなかいっぱいだったので、ひと口だけ。ラムネ味?クラッシュしたわらび餅が入っていて、まぜると本当に紫陽花の花びらのようでした日本は本当に季節を感じさせる甘味も豊富です🇯🇵小町通りは、食べ物のお店が沢山!軽いランチなら食べ歩きでという選択肢もありそうです。いくつかお店をのぞいたら、鎌倉観光のメインのひとつ鶴岡八幡宮へ⛩=========鶴岡八幡宮約800年の歴史がある鎌倉を代表する神社。源氏の先祖が氏神として祀ったのがはじまり。源頼朝が現在の地に還(かえ)し、鎌倉幕府と鎌倉武士の守り神となる。<見どころ>境内には源平池という大きな池が2つあり、先を進むと舞殿、そして長い階段を上った先には本宮(国の重要文化財)がある。=========まず参道の若宮大路から鶴岡八幡宮を眺める景色に目を見張りました✨前方に見えるは空の青さと山の緑、そして鶴岡八幡宮の漆の朱色の立体的なコントラスト。色調と高低は、遠近を考慮されての造られたとの事⛩️曇り予報でしたが、太陽が🌤源平池池には一面の蓮☘夏は紅白の花が楽しめます。源氏池には島が3つ。源氏池の数字3は「産(さん)=産まれる」というめでたい意味が込められているとの事。参道舞殿源頼朝の弟である義経の側室静御前(しずかごぜん)。義経を恋慕う歌を歌いながら、舞を舞ったとされる若宮廻廊(かいろう)跡に建つ舞殿。源義経は、軍事的な才能があったゆえ兄である源頼朝に嫉妬され追放されており、静御前のその舞は頼朝の逆鱗に触れたとも⚡️八幡宮から由比ヶ浜(ゆいがはま)の海岸まで一直線に伸びる参道。参道=産道。まっすぐな参道にすることで、源頼朝が、妻政子の安産を祈って造ったとの事。本宮(上宮)国の重要文化財鶴岡八幡宮の「八」。よく見ると鳥のカタチ。神聖な神と使いとされる「鳩(はと)」を象(かたど)っていると書かれていました。可愛い💕偶然ですが、源平池で一羽だけ白が基調の鳩が目の前に飛んできました⛩️🕊️鶴岡八幡宮を背に立ち去る際、第二鳥居から由比ヶ浜方向へとまっすぐつながっていく景色も印象に残りました✨この参道は「若宮大路」と呼ばれ当時の京都のメインストリート、朱雀大路(すざくおおじ)を模して作られたとの事。源頼朝が軍用道路とするため自らも加わり築いたとされています。道の両側は車道なのですが、中央部は一段高い歩道になっていて、「段葛(だんかずら)」と呼ぶそうです。(春には桜のアーチに🌸)この後、急きょ竹の庭で有名な「報国寺」へ向かうことに🚗その記事は次回でご報告します✨*東京〜鎌倉間の横須賀線は、ホームに設置されている券売機でPASMOなどを使い、+1000円でグリーン車両に乗ることが可能でした。(自由席なので、満席の場合もあるそう。乗車位置も異なることがあるので、ご興味のある方はご確認くださいね。)ーーーーーーーーー🔴今日の英単語鶴岡八幡宮 Tsurugaoka Hachiman-gu shrine鳥居 Torii gate本宮 main hall舞殿 Hall of Sacred Dance側室 mistress紫陽花 hydrangea鎌倉幕府 Kamakura Shogunate参道 approach to the shrine産道 birth canal大路 broad avenue色調 color tone高低 height difference遠近 perspective歩道 pedestrian walk源氏 Minamoto clan平家 Taira clan産まれるを意味する signify birth産(さん)は数字の3と同じ発音ですsan is pronounced the same as the number threeクリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫「熊川哲也さんは、完璧主義の方なのですよ。」白鳥の湖が観たい。そうどこかでお話したことを覚えていてくださっていて、お誘いくださった優しいお友達の言葉。今回、ご一緒させていただいたのは、熊川哲也氏が創立なさった「K-BALLET TOKYO」の公演。実際に舞台を観るとその言葉に深く頷いてしまうほど、K-Balletの白鳥の湖は、美しさに溢れていました。舞台の幕があがり、プロローグは、湖のシーンからスタート。悪魔ロッドバルトに白鳥にされてしまうオデット姫。第一幕になると王子の成人の宴へと場面が変わり、繊細な曲線までもが美しい舞台装飾の中、色鮮やかな衣装をまとったダンサーの方々が次々と現れ、あざやかな踊りで目を奪います。(セットも衣装も豪華で華やか) 美しい旋律で有名な「情景」が流れる第二幕では、オデット姫やジークフリード王子、白鳥たちによって繰り広げられる世界。悲しい秘密を持つオデットに永遠の愛を誓おうとする王子。観客の心をとらえ、ブルーに包まれた舞台へと引き込んでいきました個人的にインパクトが強かったのは、第三幕で登場する黒鳥オディール。悪とわかっていても、伸びやかで力強い踊りはいっときも目が離せないほど魅惑的。女性が表現し得る美しさは幾通りもあるのだと感じてしまうほど見事でした(白鳥オデットと黒鳥オディールは一人二役。演じるプリンシパルの方は凄いの一言です!)そして第四幕は注目のラストシーン。これは思わず息を飲みました。追い詰められた愛のゆくえと、舞台で繰り広げられる幻想的な美しさが相まって、一瞬涙ぐんでしまったほど。拍手は止むことなく、最後はスタンディングオベーションで終幕。その美しさは今も目に焼き付いています。「バレエは総合芸術」その言葉に納得させられる舞台でした。帰宅後に見たK-BALLET TOKYOの公式ウェブサイト。「ご挨拶」の冒頭に記されていた熊川氏ご著書の引用が印象的でしたので、今日はその言葉で締めくくらせていただきます💫==================「完璧など存在しない」と人はいう。しかし私にとってそれは失敗から目をそらしたり、夢をあきらめたりするための言い訳にすぎない。作品を「完璧という領域」にまで達成させるには、ダンサーの心技体だけでなく、オーケストラやスタッフ、観客、劇場を含むすべてが最高の次元で調和しなければならない。それは奇跡のようなことかもしれない。しかし「完璧という領域」はたしかに存在する。偉大な芸術はすべてそこで脈打っている。僕はつねにその領域を志向してバレエに関わってきた。〜熊川哲也著「完璧という領域」より==================🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹熊川哲也氏北海道生まれ、10歳よりバレエを始める。東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し同団史上最年少でソリストに昇格。後、1993年プリンシパルに昇格。世界的ダンサーとしての評価を確立。98年 英国ロイヤルバレエ団を退団99年 Kバレエカンパニー創立。芸術監督を務める。Bunkamuraオーチャードホール芸術監督。紫綬褒章を受賞。東京観光大使。🔹 🔹 🔹 🔹 🔹 🔹 🔹PS息を飲む美しさは、心が揺さぶられる体験でした。貴重な機会をくださったお友達に感謝✨明日からの糧へとつなげていきたいです。熊川哲也 K-BALLET TOKYO Spring Tour 2025「白鳥の湖」- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com*今回お写真は「白鳥の湖」のチラシよりおかりしました。ーーーーーーーーー🔴今日の英単語英国ロイヤル・バレエ団 The Royal BalletK-バレエトウキョウ K-BALLET TOKYO芸術監督 artistic directorプリンシパル principalソリスト soloist紫綬褒章 Medal with Purple Ribbon東京観光大使 Tokyo Tourism Ambassador世界的ダンサー world-class dancer東洋人 an Asian (dancer)総合芸術 Comprehensive art (form)完璧主義者 perfectionist心技体 good spirits, technique, and physical strength(three qualities of a marcial artist or athlete)クリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫「チケットが取れたのですが、白鳥の湖をご一緒しませんか?」バレエがお好きなお友達より、舞台鑑賞のお誘いをいただきました✨私はアートを観る時、常々2つのアプローチがあると思っており🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸ひとつは一枚の絵に対して、事前に知識を持たずに鑑賞するアプローチ。↓真っ白な状態からその人ならではの出逢いがあり、感じ方が得られます✨もうひとつは、その一枚の絵を観る前、また観た後に、その道ご専門の方の本に触れたり、お話を聴いたりするアプローチ。↓新たな視点や楽しむ知識が加わり、感じ方に広がりがでてきます✨一枚の絵を観る時〜アートレクチャー(過去記事)『一枚の絵を観る時〜 アートレクチャー 〜』こんにちは!お越し下さり、ありがとうございます⭐少しさかのぼりますが、今月クリムト展に行った際、展覧会にちなんだレクチャーを聴講してきました講師は、クリ…ameblo.jp🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸今回、私は後者を選択音楽好きの父にDVDをかりて少し予習をすることにいたしました。===============バレエ 白鳥の湖ピュートル・チャイコフスキー作パリ オペラ座バスティーユ劇場(1992年7月公演)振付 ウラディミール・ブルメィステル管弦楽 パリ オペラ座管弦楽団===============数日後に手元に届いたDVDは、パリ オペラ座で1992年公演のもの🇫🇷上記を元に、ざっと予習したことを関心を持ってくださる方もいらっしゃるかもしれないので、記させていただきます🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸<バレエ 白鳥の湖>「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」と並ぶチャイコフスキーが遺した三大バレエ作品のひとつ。モスクワ(ロシア)で初演された際は、良い評価が得らなかったそうですが🇷🇺チャイコフスキーの没後、振付家が大幅に改訂したものが人気を博し、今日にいたる「白鳥の湖」の原型になっているとの事。バレエに詳しくないような方でもチャイコフスキーのあの美しい旋律は聞き覚えがおありなのではないでしょうか?<登場人物>オデット姫/オディールジークフリード王子悪魔ロッドバルト王妃道化(DVDオペラ座公演は道化でしたが、代わりに家庭教師の場合も)<あらすじ>悪魔ロッドバルトの呪いで白鳥に変えられた美しいオデット姫と、彼女を救おうとする王子ジークフリートの物語。愛と裏切り、そして永遠の愛を描いた、とてもロマンチックなバレエ作品。序幕 オデット姫第1幕 王子の成人の誕生日ドイツのとある王宮の庭園。ジークフリート王子の成人を祝う宴が開かれ、王子の友人たちが祝福の踊りを踊っている。そこに王妃が現れ、明日行われる舞踏会で花嫁を選ぶよう告げる。まだ結婚したくない王子は憂鬱な気分に。やがて日が暮れると、白鳥の群れが空を飛んでいくのが見え、王子は白鳥狩りをしようと湖へ向かう。第2幕 湖畔の出会い静かな湖のほとり。王子の目の前で、1羽の白鳥が美しい娘に変身する。娘の名はオデット。悪魔ロットバルトの呪いで昼は白鳥の姿に変えられ、夜だけ人間の姿に戻ることを王子に語る。呪いを解く方法は、まだ誰にも愛を誓ったことのない男性が、オデットに永遠の愛を告げる事。王子はオデットの美しさと悲しい運命に心を奪われ自分が愛を誓おうと申し出る。しかしロットバルトが現れ、二人を引き裂こうとする。オデットは再び白鳥の姿に戻り湖に消えていく。第3幕 王宮の舞踏会〜王子の妃選び〜 王宮の舞踏会場。ジークフリード王子の花嫁候補が様々な国から訪れ踊りを披露するが、王子は彼女たちには目もくれず、オデットのことを思い続ける。そこへ、客人に変装した悪魔ロットバルトと自分の娘オディールを連れてくる。オディールは悪魔の魔法によって、オデットと瓜二つの姿。オディールをオデットと思い込んだ王子は、その場で結婚の誓いを立ててしまう。その途端、ロットバルトたちは正体を現し、広間の窓に映る悲しげなオデットの姿を示しながら、王子をあざ笑い去っていく。王子は自分の過ちを悔い、急いでオデットのもとへ向かう。第4幕 愛の結末再び湖のほとり。オデットは、王子の誓いが破られたこと嘆き悲しんでいる。後を追ってきた王子はオデットに赦しを請う。オデットは王子を赦し、王子はロッドバルトと戦う。この後、エンディングは大きくわけて2つ。悲劇かハッピーエンディングか、見てのお楽しみ🦢🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹🔹バレエ用語もいくつかでてきましたので、簡略版で説明を少し📝<バレエ基本用語>パ・ド・ドゥ 2人の踊りパ・ド・トロワ 3人の踊りパ・ド・カトル 4人の踊りヴァリエーション ソロの踊りアダージオ ゆっくりとした音楽に合わせて、優雅で滑らかな動きで踊られる部分。*仏語で「ゆったりとした」という意。コーダパ・ド・ドゥの終わりに男女2人が競演し、大技を演じる部分。また幕終わりに大勢で場面を盛り上げる部分。 ↓↓↓DVDも一通り見終えまして、上記のようなバレエ用語もチェック👍次回の記事では実際に舞台を観に行った感想を記させていただきます*今回お写真は、Getty Imagesさんからおかりしました。ーーーーーーーーー🔴今日の英単語白鳥の湖 Swan Lakeピョートル・チャイコフスキー PeterTchaikovsky有名な旋律 a famous melody情景 Scene from ballet “Swan Lake” Act 2(the prelude to the second Act)4羽の白鳥の踊り Dance of the Little Swansオデット姫/オディール Odette/Odileジークフリード王子 Prince Siegfied悪魔ロッドバルト Von Rothbart王妃 The Queen道化 The Clownパリ オペラ座 Opera Garnier幕 Act振付 Choreographyクリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫昨夜ふと、ある方が言ってくださった言葉を思い出しました。「ブログの記事を読んで、自分がやりたかった事をもう一度やろうと決めたんですよ。」その記事を書いたのは、今から約6年前。そう話してくださった瞬間とても嬉しくて、心があたたかくなった記憶がよみがえりました💫あの時書いたことは、私がお伝えしたいことの中でずっと根底にあったのかもしれません📝「あなたが美しいものについて、話すとき」https://ameblo.jp/inspire72/entry-12530296282.html?frm=theme『あなたが、美しいものについて話すとき』こんにちは🌟今日はとても短いエッセイ風の記事ですーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「あなたが、 美しいものについて話すと…ameblo.jpPSあなたがワクワクしたり、楽しい、美しいと感じるものを、あなたのために思い出して差し上げてください✨🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる。」こんにちは、Hirokoです💫「あなたの記憶に残っている音楽(音色)はありますか?」素敵なお友達にお誘いいただき、ピアニスト辻井伸行さんのリサイタル「サントリーホール ARK CLASSICSARK 辻井伸行スペシャル1 フランツ・リストの魅力」に行ってまいりました。辻井伸行氏2009年6月「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」において日本人として初優勝を飾る。以来、世界的なピアニストのひとりとして活躍。ニューヨークのカーネギーホールの主催公演やイギリス最大の音楽祭「プロムス」などにイギリスの著名オーケストラのソリストとして出演し大成功を収めるほか、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、パリのシャンゼリゼ劇場などの世界の著名なホールで例年コンサートを開催し高い評価と多くの聴衆の支持を得ている。また、欧米の一流オーケストラからソリストとしての出演希望を数多く寄せられ、ゲルギエフやアシュケナージなどの世界的指揮者からも高い評価を受け、これまでに数多くの共演を行っている。2024年に名門ドイツ・グラモフォンと日本人ピアニストとして初の専属契約を締結し、第1弾「べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》、遥かなる恋人に」をリリース。今後の世界的活躍がもっとも期待されているピアニストのひとりである。《サントリーホールARKクラシックス》のアーティスティック・リーダー、2024年からはARKフィルハーモニックのレジデント・ピアニストを務める。透明感がありながら、豊かに響き渡る音色✨その音は遠くからやってきたかと思えば、中心から会場中をかけぬけてゆくように感じたり、光を帯びた粒となって、美しいグラデーションを描いていくようにも感じたり💫聴いている途中、「自分は今、どこにいるのだろう。」とまるで、小さな宇宙の中で聴いているような気持ちになりました。紡ぎだされる音色のその豊かさピアニッシモの音にのせられたピュアな優しさフォルテッシモの音に放たれるエレガントな力強さ。辻井さんのCD(2017年発売)ご自分もピアノを嗜まれ、リサイタルやコンサートによく行かれるお友達は「サントリーホール+辻井さんだからこそかも」と。アンコールの曲はプログラムにはなかった「ラ・カンパネラ」フランツ・リストの曲に詳しくない私でしたが、素敵なサプライズに思わず笑顔になりました「サントリーホールARK CLASSICSARK 辻井伸行スペシャル1 フランツ・リストの魅力」辻井さんの指から紡ぎだされる音色を堪能させていただいたリサイタル。お誘いくださったお友達のNさんに 心から感謝の一日でした(いつの日か、今度は辻井さん&オーケストラでチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲」や、ムソルグスキーの「展覧会の絵」なども生で聴いてみたい✨と感じた次第です。)「あなたの記憶に残っている音楽(音色)はありますか?」今一度、あなたの聴きたくなった音楽で、秋の夜をお過ごしください♫🔴英単語 *今回は音楽家と曲目を記載しますフランツ・リスト Franz Lisztコンソレーション第3番 Consolation No.3愛の夢第3番 Liebestraum No.3 (ドイツ語)ため息 Un sospiro (イタリア語)コンソレーション第2番 Consolation No.2リゴレット・パラフレーズRigoletto Paraphrase de concert (フランス語)ワーグナー/リスト編:エルザの大聖堂への行列Richard Wagner/Franz Liszt: Lohengrin: Elsas Brautzug zun Munster(ドイツ語)巡礼の年第2年への追加《ヴェネツィアとナポリ》Annees de pelerinage "Venezia e Napoli"(フランス語) チャイコフスキー Tchaikovskyピアノ協奏曲 第1番 Piano Concerto No1ムソルグスキー Mussorgsky展覧会の絵 Pictures at an exhibition クリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓
「日本と世界の美と叡智。 自分とつながり、人とつながる」こんにちは、Hirokoです💫「あなたがこうだと思って信じているもの。 その見方は、絶対的なものですか....?」東京国立近代美術館で開催中の、ドイツ出身・現代アートの巨匠「ゲルハルト・リヒター展」に行ってきました✨==============*追記(2022年10月25日)現在、愛知県の豊田市美術館にて、巡回展を開催なさっているようです。豊田市美術館(2022月10月15日~2023年1月29日迄)==============リヒターは、現在90歳で現役!展覧会では、「油彩画、写真、デジタルプリント、ガラス、鏡などあらゆる素材を用い、具象表現や抽象表現を行き来しながら、人がものを見て認識する原理自体を表すことに、一貫して取り組みつづけてきた」とあり、ドイツのみならず世界で評価されているとの事🇩🇪(当日は海外からの来館者も沢山!)「パンフレットの作品写真を見る限り、なんだかちょっと難解そう....」そう思いながら美術館に向かった私ですが🌟実際には、あらゆる手法を駆使して表現された作品たちを目にすることで、リヒターの美術に対する思い「ものを見ること」への問い、そして、本物の力強さを受け、ネットや紙媒体からでは感じ得ない、全くもって予想を超えた体験をすることになりました✨(以下、感想です)↓↓↓🔶🔶🔶🔶🔶まず最初に観たのは、「アブストラクト・ペインティング」織りなす色彩がとても魅力的。ヘラで絵具を引きずるように延ばしたり、削り取ったりして、その「偶然性」を大切にしているそう。すごくパワフル!大きな作品も多く思わずぐっと引き込まれ現代アートの中でも、とりわけ重厚さを感じされられました。そして、彼のあらゆる作品を観ていくうちに、「相反する感覚」が、自分の中で行ったり来たりしているのに気づきました。たとえば、あいまいさの中に鮮明さを目にしたり、《アブストラクト・ペインティング(2017)》一見、グレイ一色で、「何もない」ように思えるのに「深いもの」を感じたり《グレイ(樹皮)》《グレイ》(1973) 油彩《鏡、グレイ》まっすぐな直線の中には、ゆらぎを感じ《ストリップ》近づいたり離れたりしてみると、なんと直線が動き出して見えました。沢山ある色たちに、無機質を感じてしまう。《4900の色彩》「一体、これは、何?」上記はあくまで、個人的な感想ですが、それもそのはず!とも思われました。といいますのも、彼は、次のように言っているのです。==============「自分たちが知り得ること、 言い得ることは、実は少ない」「私は絶対的イメージを信じない」==============.....人がものを見て認識する原理は、単に視覚の問題だけではなく、芸術の歴史、現代の視覚文化、20世紀のドイツの歴史、画家自身やその家族の記憶、そして鑑賞者の見ることへの欲望などが複雑に織りなすものである.....上記、展覧会の説明に書かれていた一節ですが、私が日頃、色彩心理で感じている事にも重なり、つまり、物事には「絶対的なイメージ =絶対的なただひとつの正解などない。」と、心の中でメッセージを解釈しました。それゆえ、観るもの側でも、相反する2つが行ったり来たりして、個人が抱く、最初の枠組みを越え、考えさせられるのだと。《ビルケナウ》作品はその他にも《8枚のガラス》連なる8枚のガラス。35%は鏡のように像を映し出し、65%は向こう側が透けて見えるそう。見る角度によって様々なイメージが投影され、おのずと鑑賞者自身に「見ることは?」と問いかけてくるようでした💫「フォト・ペインティング」《モーターボート》1965年制作「オイル・オン・フォト」シリーズ写真に油彩具などを塗りつけたシリーズ。「現実(具象)」を再現している写真と、「抽象」的な絵の具の作品。「肖像画」 彼の子供たちを描いています💫《モーリッツ》《エラ》↑パンフを見た時は、なぜかこわかったのですが、実物は優しい作品でした💫ご自分の娘さんですものね.....「アラジン」シリーズ板に載せたラッカー絵の具の上からガラス板をかぶせて制作。これも偶然にまかせるという意図がこめられているそう。掲載しきれませんが💦本当に一人のアーティストさんから生み出されたとも思えないほどその手法は多種多様!🌟そして作品を目にした時の最初の印象から、見ているうちにまた違った印象が生まれ、時には全く相反する感覚までが生まれてくる。ということを、鑑賞を通じて、何度も感じてしまいました。個人的な感想ではありますが、私たちは、人生の中で「こうだ。と思い込んでいること」が自分で思っているよりもはるかに沢山あり、別の見方も、必ず存在する。リヒターの作品を体感して、あらためて、そう考えさせられた次第です。今、自分が感じている事は、本当なのか?見えているものに対する自分の捉え方は、真実たるのか?生まれ育った環境、個人的な経験から思い込んでいるだけで、実はもっと新たな捉え方があるのでは......?なんて.....✨「あなたがこうだと思って信じているもの。 その見方は、絶対的なものですか?」同じひとつのことでも、別の視点から捉えてみると、あなたにとってもっと生きやすい見方(=捉え方)があるかもしれないですし、その新たな見方はもしかするとあなたの人生をも変えてくれるかもしれません.......✨✨✨*展覧会の重要作品だった「ビルケナウ」。別の意味で感じたものが大きかったので、次に機会がありましたら、その時に...📝ーーーーーーーーー🔴今日の英単語・ゲルハルトリヒター Gerhard Richter・東京国立近代美術館 The National Museum of Modern Art Tokyo・生誕90年 90th anniversary of his birth・画業60年 60 years of creation・待望の個展 a long-awaited solo exhibition・現代アート contemporary art・人がものを見て認識する原理 the principle of how we see and percieve objectsクリックして、フォローして頂けると励みになりますまた遊びにいらして下さい😊↓🔵ご連絡/お問合わせは、こちらから。 ↓ご連絡/お問合わせ