伸二です。

ブラジル公演より無事帰国しました。


今回訪れたブラジルの公用語はポルトガル語。世界共通語とされる英語は全く通じませんでした。
なにしろ「name」すら通じなかったので大変。

僕も初めは拙い英語で、なんとか相手が分かる単語を探りながらコミュニケーションをとっていたのですが、最終的には日本語で話していました。
もちろん相手はポルトガル語。
日本語とポルトガル語、それぞれの得意言語でのやりとりです。

けれど、これが不思議と問題なくコミュニケーション出来てしまうのです。

きっと言葉の語調や身振りや手振り、表情からお互いに言わんとするところを察することが出来たからでしょう。
というより、むしろ身振り手振りから伝わることの方が多かったのかも知れません。

けれど何か言葉を、声を発しなければ相手はこちらの意図を探ろうとは思わなかったはず。
言葉とはなんとも不思議なものです。

きっと言葉はきっかけなんだと思います。
相手が何かを自分に伝えようとしている。
言葉はそのことを知る単なるきっかけなのでしょう。

相手の気持ちを理解しようとする心、それこそがきっと世界の共通言語なのだと思います。

そんなことを感じた今回の海外公演でした。