14日から、岩手県陸前田市の気仙中学校、翌15日には宮城県南三陸町の戸倉小学校・志津川小学校、そして今日は福島県南相馬市の鹿島中学校で
「東北希望コンサート」
と題した学校コンサートを行なって来ました。

その前後に、あの地震と津波で大きな被害を受け、繰り返しメディアでも報道されたあの場所や、あの場所にも足を運び、直接自分の目と足でその光景を見てきました。

とにかく色々思ったり感じたりしたことがたくさんありすぎてなかなか纏まらないので、思ったことをつらつらと書きますね。

まずどの場所でも感じたのは、子供って凄いな、ということ。
子供が笑顔を見せる、楽しそうに笑い、歌う、そのことが周りの人をどれだけ勇気づけることか。

子供は未来そのもの。
そんな子供の明日を守ろうとして、その笑顔に力をもらっているのは実は僕たち大人の方なのでしょう。

そしてまた今回は、開催各県を始めあらゆる団体、メディアの方の力をお借りしてようやく実現したコンサートでした。

時にコンサートやライブというものは、ステージに立ったアーティストの名前ばかりが耳に残りがちですが、もちろん決して僕たちだけでこういったコンサートやライブを開催することが出来ているのではありません。
本当に、本当にたくさんの方の力添えがあって、そしてそれぞれの方の想いがあって、こういったコンサートは実現するんです。

今回はもちろん、子供たちに歌を届けにいったわけなのですが、子供たちが僕たちの歌を聞いて笑ったとき、その子供たちの顔を見て、その周りにいる大人の人たちが本当に嬉しそうに、幸せそうに笑うんです。
僕はそれが本当に嬉しかった。
歌を歌っていて、本当に良かったと思った。

結局、人は人の中でしか生きられない。
頼り、頼られながら、時に傷つけられても、それでも。

僕は歌を歌うことくらいしか出来ない。
けれど、僕の周りには僕には出来ない色々なことが出来る人がいて、僕のことを助けてくれる。
だから僕は僕が唯一出来る歌を歌うことを、誰かのために一生懸命にやっていきたい。

敬意と感謝を忘れず人の中で生きながら、みんなが自分に出来ることを一生懸命にやる。
幸せや平和って、ただそれだけのことなんじゃないかと思うんです。

今回お力添え頂いた全ての方々に改めて感謝します。
そして、いつも応援してくれているみんなにも改めて感謝を!
ありがとう!