群馬のある治療室から~ 伊勢崎から腰痛・肩こりなどの各種症状の疑問についての独り言。 -39ページ目

擽(くすぐ)ったい 

埼玉より10代高校生が股関節の痛みを訴えて来院された。調整の途中で腰の部分に触れると擽り(くすぐり)で体をねじらせる。


この擽(くすぐ)りを擽感(りゃっかん)という。皮膚にあるセンサーがある刺激に対して異常を感じると擽(くすぐ)りを感じる。擽りは臨床で腰を浮かせたり、肩を動かす反応を示す感覚異常。これも立派な神経系の異常である。


擽(くすぐ)り場所は周辺筋肉の緊張状態は強く、循環障害も考えられる。子供は大人と比較すると神経過敏が高く擽(くすぐ)りやすい。落ち着きがない性格傾向に多く、交感神経が優位な人にみられる。


自覚症状がない患者が来院した場合、関節可動域検査以外で使うことがある。再現性が高く体は正直に反応する。左右と比較しながら筋線維を横に切るようにするとわかりやすい。


そもそも皮膚は外胚葉(がいはいよう)由来で神経系と同じで、皮膚と神経がある。皮膚には神経と同じ情報伝達の受容体がある。これらが外界からの刺激に対して逐一情報を脳に伝達しそれに伴い必要な行動をとる。また皮膚自体が神経系とは違う独自の情報システムを持ち、神経系を介さなくとも情報を受け反応することがわかっている。


初回の調整により擽(くすぐ)りがなくなっていれば良いが、そうでない場合調整回数を重ねていくと、擽(くすぐ)ったい皮膚の面積が減少していれば改善の指標にもなり筋緊張も解かれている。


群馬 伊勢崎市

内外治療室