側弯には数種類のタイプがある中で、構築性側弯非構築性(機能性)とに大まかに分けられる。構築性側弯は、特発性(遺伝性?)、神経性、筋原性、先天性、神経線維腫、骨性感染、腫瘍、外傷、間葉性他。正常の柔軟性がなくなり、側屈(体を左右に倒す)は左右非対称。進行性で前屈で側弯カーブは消失しない。特発性側弯は構築性側弯の80%を占め原因不明である。非構築側弯は骨の奇形(骨変形)はなく非進行性である。姿勢性、代償性、炎症性、一過性など。側屈は左右対称的で側弯カーブは前屈で消失する。


        前屈検査 カイロプラクティック・マネジメントより   

脊柱側弯症の非常に複雑で、多くの疾患、損傷によって彎曲の発症を促進する可能性がある。患者が特発性側弯症の場合、彎曲が1ヵ月に1°以上進行するか。20~40°範囲ならば装具が有効である。コブ角が50度以上である場合外科的妥当である。骨が成熟していない子供や青年で20°以下の弯曲の場合、3~6ヵ月間隔でX線しないで評価してみる。


構築性彎曲の進行を予測は難しいが指標となるデータがある。査定評価で安定指標として3つの因子。彎曲角度(Cobb角)・Risser(リッサー)徴候骨の成熟度・歴年齢がある。彎曲の進行危険率について、急速な成長段階 初経前少女50%>初経後20%。性別30%以上の進行危険率 女性8:男性1。弯曲の大きさ20°では、20% < 30°で60%< 50°で90%になる。弯曲パターンは、胸椎型・ダブル型>胸腰椎型>腰椎型。また、コブ角20°以下や60°以下でもでも10~12才と16才以上を比べてみると、断然10~12才の年齢の方が進行危険率が高い。非構築性(機能性)側弯の場合は特発性よりも進行性が極めて低い、原因を治療することによって改善する可能性が高い。


当室が施すカイロプラクティック治療が、構築性側弯症を改善するという効果は期待できない。骨の変形を改善する目的ではなく、機能性の向上にある。運動機能(動きやすくしたり)を高めたり、神経機能を調整し筋緊張などを整えたりする。進行危険度が高くなる学童時期に進行度が遅くなることを期待する?しかし、機能性彎曲である疼痛側弯は原因を治療すれば改善していく。先日、急性腰痛症の患者が側弯を形成し来院された。3日前に痛みが出現してから症状が軽減する方向に側弯を呈していた。この患者は、歪んだ骨格を叩いてまっすぐしてもらいたいとようだったが、原因に対して治療し症状が軽減すれば、自然に側弯は消失すると伝えたのだが理解されなかった。痛みは半減したと連絡はあったが2度目の来院はなかった。



<まとめ>

  • 側弯症には構築性非構築性に大別される。
  • 構築性分類中の特発性側弯症は80%を占め原因不明。
  • 特に構築性側弯症に有効な治療はみつかっていない。
  • 女性に多く初経前は進行危険率が高く早期発見が大切でる。
  • 当治療では側弯を矯正するのではなく機能性を高める。     

先日、スコリオーシスをみていただけますかと問い合わせがあった。専門じゃないからと言えばそれで終わりであるが、いろいろ調べたが知らないことを知った。学生時代は臨床ではこの資料ば使わないなと思っていたが、今になって読むとまとまって書いてある。この資料が全てではないが役に立った。

ありがとう。


群馬県伊勢崎

内外治療室