貴重な標本が捨てられていくという現実を私が初めて実感したのはもう10年以上前でした。当時私は大学に勤めていました。
 ある日ゼミの学生が「先生、これいる?」と言って標本箱を持ってきました。聞けば彼の近所の粗大ゴミ置き場に捨ててあったそうです。何十箱もあったようですが1箱だけ拾ってきたようです。その標本箱の中に当時もう絶滅していた高尾山のギフチョウの標本が入っていたのです。その標本の持ち主はどうなってしまったのかわかりません。でもこうして貴重な標本がゴミとして消滅していってしまうんだ、そう思うと愕然としたことを今でも良く覚えています。粗大ゴミ置き場にあった残りの何十箱はもう戻りません。


 その後、虫仲間が亡くなったとき、その標本の引き取り場所がなくて結局ご遺族が捨ててしまった、という話もいくつか耳にしました。この国はこのような大事な資産の保存にお金を使う気がないようです。でも、虫屋の力を合わせてひとつの運動体として結集すれば、国やその他の財団への要請の大きなパワーとなります。幸い、私の思いに共感してくれた方が土地は提供してくれました。


署名も募金も続々集まっていますよ。みなさんありがとう!

今日はインセクトフェアの日でした。

久しぶりの早起きで結構疲れましたが、疲れたかいがあって多くの皆さんから署名と募金をいただきました。

「こんな施設が欲しかった」「ぜひがんばって」という暖かい励ましで心強くなりました。


とはいえ、これからが本番です。地方の同好会のみなさん、ぜひご協力ください。


本当に今日はありがとうございました。

明日はインセクトフェアです。地方のムシ屋のみなさんももう東京にいらしているようです。


昨年から準備を進めてきた「50万箱プロジェクト」が明日から本格的に始動します。

明日は何名の方が署名に協力してくださるか、楽しみです。がんばらないと。


インセクトフェアの受付に、署名用紙と寄付のための振替用紙をたくさん置いてあります。


ぜひいらしてください。


何とアメリカのある有名な財団が支援をほぼ決めてくれました。私が一度アメリカに行って詳細の説明をしなければいけません。そのときに、「これだけの昆虫愛好家が署名して、寄付活動もこんなに広がっています」と胸をはって伝えたいと思います。


だれかやってくれるだろう、と言わないでぜひ積極的にご参加くださいね。