20年前、インドから日本へ帰る途上、時々シンガポールに立ち寄りました。日本への航空券を手に入れるためです。
今はどうか知りませんが、当時のシンガポールは、空港でホテルの手配をすると、空き室があれば、当日から2泊に限り、どのホテルも約20~30%OFFでした。
私たち二人は、年間の殆どが貧乏暮らしですが、ホテルはいいところに泊まりたがります。それで、シンガポールではいつも到着後、空港で5つ星ホテルの手配をしていました。旅行者が多く、5つ星ホテルが満室時もありましたが、大抵はまあまあのホテルを確保できました。
今ならスマホやPCを活用するのでしょうが、当時はガイドブックやパンフレットや口コミが頼りの時代です。携帯電話やPCなんてまだ持っていませんでした。
確実にホテルを予約したいなら、出発前に手配するしかありません。
ネットでの価格競争なんてまだない時代でしたから、ホテル側も強気で、値引きなんて滅多にしません!それがシンガポール空港では30%OFFですから、私たちは、当然到着後の手配を選びます。どんなに多くの旅行者がいても、私たちの室ぐらい残っているものだと信じて込んで。
ある時、シンガポール到着後、当日中に日本行きの飛行機に乗らなければならないことがありました。空港のチケット売り場の価格は高いので、当日発の日本行きのチケットを買いに、中心街まで行きました。空港から中心街までは、片道1時間ぐらいかかります。
いつものようにHISに行って、「今日発の日本行きのチケットが欲しいのですが」 といったら、日本人の担当者が調べてくれました。
「ちょうどいい時間の便はもう満席です」という。
「二席ぐらい何とかなりませんか?」と頼んでも、 「ありません!」と言い張る。
「困ったな・・・」とブツブツ言ったら、「1つ便があるんですが」と担当者が言う。あるんなら早く言ってよ!とばかりに「何時の便?」と聞くと、
「2時間後」と答える。
「えぇ~っ!2時間後?間に合うの?」
「さあ~??」
空港まで大急ぎで行って1時間。 うまくいけばチェックイン最終時間ギリギリです。道路事情がよければ何とか間に合うかも?
でも空港までの道路はよく渋滞しているし・・・。 今日発の便には乗りたいし・・・。
迷い心はあったけれど、二人で相談の結果、一か八かそのチケットを購入することにしました。
大急ぎで清算し、タクシーを拾って空港へ。
「時間がありません。大急ぎでお願いします」と、ドライバーを急かせて、重い、大きなスーツケースをどうやって運ぼうかと考えながら、車の中でも駆け足状態です。
1時間弱で空港に着きました。 ドライバーが頑張ってくれました。
荷物を引きずりながら、ギリギリチェックイン。間に合ったあ~~!
「あなた方のハード・ワークは終わった」といったインドの高名なアストロジーが思い出されました。
「ハードワークは終わった?」こんなしんどい目にあっているのに・・・。
ハードワークとは何ぞや?
何かとお世話になっているシンガポールですが、私たちにとっては何泊もするほど魅力を感ずる地ではありません。
6年前、久々に再訪する機会がありました。
その時、動物園に行こうと誘われました。
窮屈そうに囲われている動物たちを見るのは嫌なので、もちろん断りました。すると「檻のない動物園」だというではありませんか。
檻がない? どんな所か行ってみる気になりました。セントーサ島からは、かなり離れています。でも、地下鉄やバスを使って行くことができます。
行ってみたら、GOOD!でした。
動物たちが結構のびのびと?暮らしているように見受けました。
私が動物園で一番に会いたいのは、サルたちです。私たちに似たような行動をとるからかもしれません。じっくり見ていると勉強になります。
オランウータン(森の人の意)一家がおやつにスイカを貰いました。
この子も、こんなにデカいのを貰いました。
隣を覗いたら、「あれっ? まだ食べている・・・」
「ちょっとちょっと・・」と、おねだりが始まりました。が、 しらんっぷり!
覗き込んでいます。「欲し~~い! 」 でも無視!
とうとう立ち上がっちゃいました! 「ほんの一口でいいからあ~」
それでも、完全無視!
「母と子の絆」は、「食い気」にはリンクしていないようです。
妹は食い気より遊びに夢中~。
哲学的でもあります。「この宇宙というものはぁ~。要するにぃ~」








