ウチの治療室の裏に植え込みがあり、時々そこに小鳥たちがたむろします。特に大きな枝垂桜の木は、行き交う鳥たちの休憩所になっているようです。休憩?といっても彼らはじっとしているわけではなく、木の葉の間をせわしく歩き回ったり、枝から枝へと飛び回ったり、ご多忙のご様子なんですけどね。写真を撮りたいと思って構えても、ピントを合わせている隙に何処かへ行ってしまいます。戻って来たかと思えば、又飛び立って、茂みの中を徘徊する・・・。んもう~~やめた!!と思った途端、いい感じの枝に止まって、撮影OKの場所でポーズをとり、どれどれ・・・とカメラを手に取るとまたいなくなる。もう撮ってあげない!と思いつつも姿を見ればまたカメラ・・。昨日は3時間もその繰り返しでした。
そんな中、ヒヨドリだけは友好的~
いや、もう呼び捨てにはできません。ヒヨドリさんと呼ばせてもらおう~~![]()
シャッターチャンスをくれました。
木の実を食べているところです。どうです?気品があるでしょう?
ウチに来ている84歳のオバサンがいいました。
「雀が可愛いから、エサをあげたいと思って庭に置くと、ヒヨドリが先に来て食べてしまうんです。ヒヨドリが来ないうちに雀にあげたいのに、すぐヒヨドリが来てしまって~。も~ヒヨドリには困ったもんだワ」
別の人も言いました。
「畑に菜っ葉が出来たら、ヒヨドリがさっさと食べてしまって。畑を荒らしてヒヨドリには困ったもんだ!」
巷ではヒヨドリさんの悪行を嘆く声が絶え間ない・・・・![]()
ヒヨドリはもともとは、熱帯が生息地だったといわれています。現在は日本、台湾、中国南部、フィリピン(ルソン島)、朝鮮半島南部、サハリンに生息しているそうです。元来、冬に来る「渡り鳥」だったのが、いつしか日本に留まる鳥たちが増え、遂には「留鳥」といわれるようになってしまったそうです。今では日本以外でヒヨドリを見ることは少なく、海外からヒヨドリ研究に来る人もいるそうですヨ。
冬になると北海道から、本州、四国、九州に来る「渡り鳥」稼業を続けているヒヨドリもいるようです。
そんなヒヨドリたちは、本当は甘い花の蜜や、果実が大好きだとか。今節、生きていくのが大変で贅沢は言えません。遂に雑食になってしまったようです。虫や葉っぱや木の芽も食べます。パンも食べさせたという人もいました。彼らは気が強く、天敵はあのかっこいい隼だそうです。この辺ではカラスに追われることもあるそうですが。本来は人懐っこい性格らしく、平安時代は貴族のペットになっていたという話もあります。
昨日はワタシの「愛鳥デー」でした。ヒヨドリは人々の非難を受けながらもたくましく生きています。メスとオスが呼び合って契りを交わす生きざまは、家庭崩壊の人類社会にどれほど修復の兆しをもたらしていることか。。。。![]()


