今日は小5娘の個別懇談で、
先生から
嬉しいお話がありました。
先日、トヨタ自動車の工場へ
社会科見学に行ったときの話。
質問タイムで娘がした質問が
「とてもよかった!
感動した!」
とのこと。
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トヨタ自動車の工場では、
作業工程ごとに担当がいて
ライン全体がゆっくりと
流れ続けていています。
作業工程でなにか
問題が発生すると、
天井からぶら下がっている
紐スイッチを引くルールです。
スイッチを引くと
黄色いランプが点灯して
リーダーが駆けつけてくれます。
一定時間が過ぎても
問題が解決しない場合は
ラインがストップ。
問題が解決しないと
ラインは再稼働しません。
各ブースの作業を受けて
最終的には検査ブースへ。
こんな流れで
自動車が出来上がっていきます。
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そんな見学をしたあとの
質問タイム。
「最終的な検査のところでは
どのくらいの不良品が
見つかるのですか?」
トヨタの人の回答は、
「ほとんど 不良品はありません。
なぜなら、
作業工程の一つ一つで
不具合があったら解決し、
問題を先送りにしないから。
だから、
最後に見つかる不良品は、
ほどんどないんです。」
担任の先生は、
「これぞトヨタの強みであって、
だからこそ不良品が少ない
日本を代表するメーカーなんだ!」
ということを再確認できて、
素晴らしいことに気づかせてくれた
素晴らしい質問だ!と、
とても感動したそうです。
これ、
ものを作る過程だけの話ではなく、
勉強でも仕事でも
人間関係でも、同じですよね。
なにか
不具合や問題が発生したら、
その場で一旦立ち止まる。
一つ一つの過程で対処して
問題が解決したら次へ。
これって、
とても大事なポイントだなって
思います。
意外とやっかいごとって、
対処する前からあきらめたり、
とりあえず、できるところから…と
後回しにされがちです。
そうすると、余計に
問題が大きくなってしまう。
さすがトヨタだな。
生産ラインは人生だ!
なんてことを考えた
社会科見学でした。