「いいところを見ようと思っても

嫌いな人だと
なかなか見つからないんですよね。
 
ほめようと思っても、
ほめるところがないし。
 
どうすればいいところが
見つけられますか?」
 
 
これって、
コミュニケーション研修をしていると
よく聞かれる質問です。
 
 
 
嫌いな人のいいところって、
なかなか見つけられないんですよね。
 
 
 
だって、
いいと思えるところがないから
キラいなんだもん(笑)
 
 
 
 
キラいな人の
いいところを見つけよう
と思ったとき、
 
 
よくやってしまいがちな
間違った方法。
 
 
 
それは、
 
 
 
《他の》いいところを
見つけようとしてしまう
こと。
 
 
 
これね、納得できなかったり、
 
他のいいところを見つけられても
好きにはなれないんですよね。
 
 
 
たとえば、DV男から
逃れられない人の意見みたいに、
 
 
「殴ったりするけど
家事を手伝ってくれたりして、
 
優しいところもたくさんあって
いい人なんです。」
 
 
って言われても、
納得できないですよね?
 
 
 
優しいところがあったとしても、
『殴る』っていう点においては、
全く好きになれない。
 
 
むしろ、いやいや
家事を手伝うとか関係ないし!
 
ってなりますよね。
 
 
 
これは極端な例ですが、
おなじようなことをやりがちです。
 
 
 
「判断は遅いけど、
走るのは速いんです。」とか。
 
 
関係ないし!ってなります。
 
 
 
 
嫌いな人のいいところを見つける、
見つけて 納得できるためには、
 
嫌いなところを
裏っ返してみる
 
ということが、ポイント。
 
(殴るなんてのは完全に悪行なので、
なかなかひっくり返すのも
難しいところではありますが。)
 
 
 
「判断は遅いけど、
走るのは速いんです。」
の場合、
 
 
遅いことのメリット=慎重&丁寧
 
だったりするわけです。
 
 
 
これをリフレーミングといいます。
見方・視点を変えて、とらえ直します。
 
 
 
判断は慎重なうえに、足も速くて素敵!
 
 
となるのです。
 
 
 
見方を変えると、
嫌いなところもなくなって、
 
一石二鳥。
 
 
よかったら、意識して
リフレーミング、してみてくださいね。