まだ続きますよ。
中田敦彦さん(オリラジあっちゃん)の
講演会からの気付きのシェア。
これも、質疑応答の話。
こんな質問がありました。
「追いかけている夢があります。
でも、なかなか叶いそうに
ありません。
追い続けるか、
あきらめて切り替えるか、
悩んでいます。」
それに対してあっちゃんは、
「なぜ、その夢を叶えたいのか
考えてみるといいんじゃない?」
という答えでした。
ここでの気付きも やはり
「あ~これは、渋沢案件だな。」と。
渋沢栄一さんの
『論語と算盤』
の中には
ある 人間観察法が出てきます。
それが
視・観・察 です。
【視】
まずは、その人の行いをみる。
何をしているのか?
どうみえているのか、外側をみる。
【観】
次に、動機をみる。
なぜその行動をしているのか?
思惑がわからないと、その人が
どんな人か 判断ができない。
【察】
その人が本当は、
何に喜びを感じているのか?
何に満足しているのか?をみる。
この手順で人をみるんだそうです。
たとえば、
【視=行動】
熱心に街のごみ拾いをしている。
↑
いい人そうですよね。
でも
【観=動機】
どうやら、
人がみているところでしか
拾ってないな。
「街をきれいにしよう!」
としているわけでは、ないらしい。
↑
こうなると、単純にいい人とは
違ってきそうですよね。
【察=喜び】
「あの人は、
ごみ拾いをして偉いね~」みたいな
ほめ言葉で、承認欲求を満たしている。
人から認められるために
ごみ拾いをしているんだ。
↑
賛否両論ありそうですよね。
この視・観・察は、
人間観察だけではなくて
物事をみるときにも
使えるんじゃないかと思います。
たとえば、
夢を追い続けるか、
あきらめて切り替えるかって
考えたときに、
【視=行動】
夢を叶えるために、
今まで何をしてきたのか?
まだできることがあるのではないか?
【観=動機】
なんでこの夢を叶えたいんだっけ?
【察=喜び】
この夢を叶えることで、
どんな喜びを得ようとしているの?
この3つの視点を持ったとき、
もしかしたら別の方法が
見つかるかもしれません。
たとえば、
「野球選手になりたい!」
という夢。
なんでなりたいんだっけ?
野球が好きだから?
野球に携わるなら、
選手じゃなくてもよくない?
球団職員でも、バットを作る職人でも。
選手になりたいんなら、
野球じゃなくてもよくない?
ゴルファーに転身してみる?
プロ野球選手、お金稼げるから?
お金稼ぐんだったら、
他にもたくさん手段はありそう。
その夢の先にある
自分が得たい喜びに焦点を当てる。
その喜びを得るために
別の方法が見つかったならば、
夢をあきらめずに、叶いやすいほうへ
方向転換することができますよね。
わたしも何かに迷ったとき、
視観察を使ってみようと思います。