昨日の記事で、

 

スウェーデンの16歳の活動家 

グレタ・トゥーンベリさんの

 

国連 温暖化対策サミットでの

スピーチについて書きました。

Facebookのコメントや

個別のメッセージでも

たくさん反響をいただきました。

ありがとうございます。

 

 

コミュニケーション講師として

伝え方の話をしているのにも

関わらず、

 

自分の言いたいことも

うまく伝えられていなくて

「自分もまだまだだな~」と

反省しました。

 

 

 

一番多かったのは、

 

「彼女はアスペルガーだから

コミュニケーションについて

批判してはいけない」

 

というものです。

 

 

 

ごめんなさい、私、

情報不足で申し訳ないのですが

 

彼女がアスペルガーだとは

知りませんでした。

 

 

スピーチ内容についても、

環境問題に明るくないので、

正しい判断はできません。

 

 

彼女のことを

批判したいわけではありません。

 

批判をするほど

彼女について知りません。

 

 

 

ただ、

コミュニケーションという点から

スピーチの表現法を見て

 

 

こんなに怨念を振りまいては、

言いたいことの半分も

伝わらないだろうと感じます。


********


彼女について調べてみました。

賛成できる点も

そうでない点もあります。

 

知った上で、

彼女のことを認めた上で

 

それでも

表現方法がもったいない

と感じます。

 

 

 

コミュニケーションは

スキルです。

 

学べば

“パターンとして”

身につけることができます。



足が悪い人に

「動けないのは仕方がないから、

じゃあ座っていなさい」

ではありませんよね。

 

 

まわりの誰かが

つねに抱きかかえて

移動してあげるわけにも

いきません。

 

 

車椅子を使えるようにして、

自分の手と 自分の意思で

行きたいところへ行けるように

 

車椅子をこぐスキルを

身につけるわけです。

 

 

 

視力が悪ければメガネをかける。

聞こえが悪ければ補聴器を付ける。

 

 

 

見えないままでいい。

聞こえないのは仕方がない。

では、ありません。

 

 

 

それと同じで、


アスペルガーだから、

「コミュニケーションが

苦手なままで仕方ない」

では、もったいないんですよね。



真っ直ぐな意見が持てる

正直にものが言える

といことは才能です。

 


そこに

スキルとしての伝えるチカラが

かけ合わさると、

さらに強みが強化されるんですよね。

 

 

 

せっかく意見を言える場が

あるのならば、

もっと伝わる言い方をすると

いいのに。

 

 

まわりの大人が

それをもっと教えてあげれば

いいのに。

 

 

 

あんなに感情的に言われたら

素直に受け取れない人も

たくさんいるでしょう。

 

 

逆に、

伝え方を工夫すれば

 

今は受け取れないでいる人も

耳を貸すのではないでしょうか。

 

 

 

おそらく

あのスピーチで心が動いた人は

彼女の背景を知っていて

 

その物語込みで

スピーチを聞いたからでは

ないでしょうか。

 

 

 

彼女の特性として

コミュニケーションに課題があるのは

仕方がない、と

 

聞く側はそれを認めた上で

聞くという姿勢は必要でしょう。

 

 

 

ただ、聞く人全員が

彼女の背景を知っている

わけではありません。

 

 

 

日常の暮らしの中で、

例えば仕事をしていて

 

上司が

感情むき出しな言い方を

してきたとします。

 

なんだか知らないけど

めちゃめちゃ怒っている。

 

 

そのときに

上司の事情を汲んで

素直に話がきけますか?

 

 

「なんなん?その言い方?ムキー

って、その話自体、

聞く気になりませんよね。

 

 

 

その上司が

アサーティブに伝える

スキルを身につけていれば

 

伝えたいことが伝わるし

受け取る側も、気分を害さなくて

すむわけです。

 

 

 

世界に向かって

スピーチをするならば、

 

その原稿の表現の仕方を

誰かがサポートしてあげれば

いいのにと思います。

 

 

正直に気持ちを話すのと

言葉を選ぶのは、別な話です。
 

 

こんなかわいい表情のときもあるのに。

 

泣いたり叫んだりしなくても

怒りって伝えられるんだけどな。

 

 

 

主語を

「私たち」と「あなた方」

ではなく、

 

両方で「地球にいる私たち」

に変えるだけで

 

もっと気持ちが伝わると

思うんだけどな。

 

 

 

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そして、環境問題を考えたいあなたへ。

よかったら動画を観てみてください。

何が正解か、議論することが

大切なんです。

 

中田敦彦のYouTube大学下矢印

【政治】まだ解決していない「原発問題」〜原発の歴史編〜①

【政治】国家や大企業の利権が絡む「原発問題」〜真相追求編〜②