今日はとてもイヤなニュースです。

 

もしかすると、

とても気分を害される方も

いらっしゃると思います。

 

 

首しめられ、跳び蹴りされる

女子中学生…1分間の動画投稿

 

 

ここで嫌悪感を感じる方は

この先は読まないでください。

 

 

動画はありません。

 

私は見たくないので、

この動画は見ませんでした。

 

 

ニュースでは、こう報道されました。

首しめられ、跳び蹴りされる女子中学生…1分間の動画投稿

9/5(木) 14:11配信

読売新聞オンライン

 

インターネット上に女子中学生が、

男子中学生から蹴られるなどの

暴行を受けている動画が

投稿されていることがわかった。

 

警視庁は、被害に遭ったのは

東京都葛飾区の女子中学生とみて、

暴行容疑などで捜査している。

投稿された動画は約1分間で、

女子中学生が、

別の学校の男子中学生から

両腕で首をしめ付けられたり、

跳び蹴りされたりしていた。

 

 

仲間とみられる中学生の姿や

笑い声も記録されていた。

葛飾区教育委員会も動画を確認し、

いじめがあったかどうか

調査を進めている。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00050189-yom-soci

 

ひどい。

 

男子が女子に?

暴行をされているのを見て

仲間が笑う?

 

ありえない。

 

 

しかも、一番ひどいのは

葛飾区教育委員会。

 

いじめがあったかどうか?

 

え?見てわからん?

 

調査もなにも、その動画、

暴行現場が映っているんでしょ。

 

 

「調査の結果、

普段からのいじめはなく、

この時だけでした」

みたいな報告が出るのだろうか。

 

 

しかも、警視庁は

暴行容疑で捜査しているのに

 

それを “いじめ” なんて

生ぬるい言葉で片付けようとするから

 

いつまでたっても

意識が変わらないんじゃないの?

 

 

意識を作っているのは言葉だから。

 

 

暴行をした結果相手が

怪我をしなければ暴行罪、

怪我をすれば傷害罪。

 

 

それは犯罪なんだということを

しっかり打ち出していくべき

だと思う。

 

 

 

 

それと同時に、

加害者側の至った経緯も

しっかり把握して欲しい。

 

 

今日、たまたま本屋さんで

この本を見つけました。

 

この帯に惹かれて。

 
 

 
 

 

 なに?なに?

どうなってるの、これ?
 
 
一旦レジを通って、
帰りがけにこれを
見つけちゃったから、
 
もう一度、レジへ。
 

そして

家に帰って一気読み。

 

 

 

 

この本によると

 

非行少年の中には

認知力が弱く、 

「反省以前の子ども」が

沢山いるといいます。

 

 

認知能力とは、

ものごとを受け取る能力。

 

 

この認知能力が低いために

世の中がゆがんで見えている。

 

 

すると、多くの人が

「なんでそんなことを?」と

思うようなことをしてしまう

特性があるのだそう。

 

 

 

更正のためには

 

・自分のやったことと

向き合うこと

 

・被害者のことを考えて

内省すること

 

などが必要なのに

 

そもそもそのチカラがない。

だから、反省することが

できないのです。

 

 

それなのに、

学校や社会では

その特性が発見されない。

 

 

本当は特別な支援が必要なのに

なされないままなので、

少年院に来るまで気がつかれない

らしいのです。

 

 

 

そして、問題がもう一つ。

 

性犯罪を犯してしまう少年の

ほとんどが、

 

ひどいいじめを受けていた

過去があったり

 

周囲から理解されず

努力が足りないだの

怠け者だのと否定され続けて

 

大きな問題を起こしてしまう

パターンが多いということ。

 

 

 

この悪循環を断つには

まずは

加害者になってしまう前に

原因を見つめてケアすることが

必要だと思います。

 

 

 

その子は単なる

“いじめっこ”ではない。

 

 

“犯罪の加害者” にさせる前に

 

家庭や学校、社会全体で

なんとか手を差し伸べることは

できないのだろうか。

 

 

教育委員会にもぜひ

考えてもらいたいと思います。