子どもたちの夏休みが終わりました。
お母さんたち、忙しかったですね。
8月26日から春日部駅に貼り出されている
10枚のポスターが話題になっています。
食品宅配などを手がけるOisixの広告です。
出典:
かあちゃんの夏休みはいつなんだろう… 春日部駅のポスターが話題に
クレヨンしんちゃんが描かれていて、
キャッチコピーは 以下の3種類。
「かあちゃん、楽しい夏休みをありがとう」
「かあちゃんの夏休みはいつなんだろう」
「かあちゃんがもっと楽しく過ごせたら夏休みはもっと楽しい」
このコピーに多くの共感が寄せられています。
確かにね、
子どもたちにとっては、夏休みって楽しいけど
お母さんにとっては、いつもよりもハードな期間。
このポスターには、
夏休みのお母さんの様子も書かれています。
子ども達との遊びに奮闘しながら
掃除、洗濯、三度の食事。
朝ごはんが終われば、お昼ご飯。
お昼ご飯が終われば、夜ご飯。
献立を考えて買い物に行き 料理をする。
そうなんだよね。ふだんならば日中は、
子どもたちは幼稚園や小学校へ行っていて
家にはいないから。
食事の支度が3回あるっていうのは、
ちょっとのことのようで意外と負担が大きい。
支度だけじゃなくて、片付けもあるし。
しかも、外で発散できる体力を温存している
いつもより2割増しくらいにパワフルな子どもたち。
とにかく
家事・育児の負担が増えるんですよ。
夏休みって。
だから大変。
9月になって、新学期が始まって、
正直ホッとしている。
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私も以前はそうでした。
1000%全力育児時代、
子どもに全力で向き合ってましたからね。
だから、
このクレヨンしんちゃんのポスター見て
泣きそうなくらい共感できる気持ちは
よくわかります。
でも、今は
ちょっと他人事に感じているところもあります。
決して、
子どもに向き合っていないわけではありません。
むしろ、まだまだ過保護で過干渉な
箱入り娘たちかもしれません。
(よそのお宅よりも、箱はデカいかもしれませんが)
夏休みの一番のしんどさの原因は
業務量の多さではないんです。
なにがしんどいって、
・
・
・
一人になれる時間がないこと。
すなわち
ママの私から、
一人の人間としての私に
戻る時間がないから、しんどい。
24時間なんて、戦えません。
それなのに、戦わざるを得ない状況。
でも、これね、実は、
無意識で 戦おうとしてしまっているんです。
夏休みがしんどかったお母さん。
あなたが思っているほど、
世の中って、深刻じゃないです。
そんなに切実に、重大なこととして
いろんなことを受けとらなくていいんです。
だって、
子ども達だって、
そんなにかまってあげなくても
自分たちでやりたいこと見つけます。
「ヒマや~なにしてたらいいの~?」
っていう子に、いろいろ構っていたら、
自分の頭で考えるチャンスを奪ってしまう。
「やりたいことやっていいよ。」
この一言でOK。
掃除も洗濯も、子どもたちができますよ。
我が家では、幼稚園に入ったら、
自分の洗濯物は、自分で片付けるシステム。
おかあさんが全部やっていたら、
なんにも知らない子になってしまいます。
できないと思っているのは、お母さんだけかも。
やらせたら案外、できるもんです。
子どもの秘めたチカラを信じましょう
三度食事をするからって、
三度作る必要はないんです。
朝ごはんと一緒に、お昼のお弁当も作る。
持たせるお弁当じゃないから、
色どりなんて気にしなくてOK!
献立だって、朝昼同じでいいじゃない。
そう考えると、自分の時間って意外と作れます。
時間が作れると、気持ちに余裕ができる。
その分、子どもたちにもやさしくできる。
お母さんも、
《一人の人間である私》を大切にしましょう。
まずその第一歩として、
《一人の人間である私》を
大切にしていい
ってことに気づいてほしい。
この広告を制作した方の想い。
「誰から言葉を掛けられるのが一番嬉しいか?」
と考えた結果、「やっぱり子どもたちからだろう」と
しんちゃんを通じてメッセージを発信することに。
「どういうメッセージにするとママたちに届き、
『夏休み大変だったけど楽しかったな』と
思ってもらえるかという点に苦労しました」
私としては、もう一歩踏み込んでほしいです。
『夏休み大変だったけど楽しかったな』
ではなく、
『夏休み、楽しかったな』 で。
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しんちゃんも言ってるでしょ。
「かあちゃんがもっと楽しく過ごせたら
夏休みはもっと楽しい」
私、夏休み、楽しかったです