「経験」だけだったら、あまり価値はない。


問題はどんなスキルや教訓を得たか。






エントリーシートや面接で、


学生時代のいろんな経験を、


自己PRの材料として話すのは大事。


でも、


ただ「どんな経験をしたか」羅列するだけなら、


あまり企業にとっての魅力はない。


「留学」


「インターンシップ」


「バイト」


「ボランティア活動」


はては


「学生のうちに起業した」等々




企業が知りたいのは、


そのとき、あなたはどんなことを考えたか。


どんな判断をしたか。


そして


今後はどうしたいか。等々


あなたの考え方がどう変化したか。


そして行動がどう変わったか。


ある経験をきっかけにして


あなたがどれだけ成長できる人間なのか。


それをこそ、知りたい。


逆に言うと、


した「経験」自体は、大した事なくても、


つかんだ教訓や、


得られた能力がすばらしいなら、


ものすごく魅力的な学生にみえることもある。




そう、


人事担当者は


あなたの外面的な経歴や経験を知りたいのではなく、


あなたの内面、本質、可能性をこそ見たいのだ。



アイデアは煮詰めることが大事。





アイデアは、活かし方を知らないと、単なる「思いつき」で終わってしまう。


だから、アイデアは「煮詰める」ことが大事。



「煮詰める」とは、


「世の中でちゃんと活きるとこまで段取りを組む」こと。



世間に、いろいろ思いつきを語る人は多い。


政治家、評論家、コメンテーター、等々


でも、思いつきを本当に実践して活かす人は少ない。


その少ない一握りの人たちが、実は社会を下支えしている。



ポイントは、自分はどこまで責任を持とうとするか。


責任の範囲が、発想と煮詰められる範囲を決める。



世にはびこる、無責任な大人を反面教師にしよう。





君の考えは本当に「自分の意見」ですか?





人は環境に大きく左右される。


自分の育った家庭、そこで教えられたこと、感じとったこと。


通った学校、そして友達と話した話題、経験したこと。


テレビやマスコミ、広告から得た情報。




今現在、君が持っている考えは、実は君自身のオリジナルじゃない可能性がとっても高い。


逆に言えば、これだけいろんな情報が簡単に手に入る時代・国で自分の考えを持つということは難しいことなんだ。


ならば、どうするか。


あせって「自分の考え」を固める必要はない。


学生のうちに早々と固めてしまうほうが危険。


通常、一つに分野について自分の意見を持つには、読書でいうと100冊はその分野について読んでいないと

本当にオリジナルな意見は言えないといわれる。


そこまでいかなくても、せめてマスコミや大手企業からだけの情報にふりまわされない分別ができ始めるのは、

一分野あたり最低10冊の読書から。


大事なのことは、


何かに関心を持ち(アンテナをはり)、


情報を集めること。


そのうち、


「これは採用していい考え方だな」


「この人の意見は単に朝日新聞の受け売りだな」


とか感じ取れるようになる。