松本 孝弘(まつもと たかひろ/1961年3月27日~)は、日本のギタリスト、ミュージシャン、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。主に「Tak Matsumoto」(タック・マツモト)という名義を使用。ロック・ユニット「B’z」のギタリストでリーダー。

 

 

 

大阪府豊中市出身。

父親は声楽をやっており、母親はクラシック好きであった。

 

中学3年時の誕生日に両親からビートルズの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』をプレゼントされると、学校から帰宅後はずっと聴いていた。

 

ある日、ディープ・パープル“紫の炎”のレコードを掛けていると、クラシック音楽好きの母親が「この曲いいじゃない?」と言って来たので松本の音楽を理解していたと考えている。

 

高校入学とともにギターを始める。ハンドボール部に所属していたが、幽霊部員だった。

初めて買ったギターはギブソン・レスポールのジミー・ペイジと同じモデルで、色は赤いサンバースト、グレコによるレプリカであった。購入当日からプロを目指していたという。

軽音楽部を立ち上げて、バンド「スーパーイマージュ」を組んで音楽コンテスト、ライヴハウス、学園祭などに出演。テレビ東京系『ロックおもしロック』に出演したこともある。

当時憧れていたのはジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアであり、マイケル・シェンカーやスティーヴ・ルカサーもコピーした。特に、スティーヴ・ルカサーについてはセッションマンとしての参加作品についてもフォローする程に入れ込んでいた。

 

錦城高等学校卒業後に自動車免許を取得してから車にのめり込んでギターを弾かない時期が約2年間あった。ある先輩からは「ギターをちゃんとやったほうがいい」と度々アドバイスを受けていたという。

 

その後、専門学校「ミューズ音楽院」に入学、コード進行等音楽の基礎理論を一から学び直すが、当時からギター技能は高く、講師に実践での演奏を勧められたため中退。

 

中退後、自身のバンド「マクベス」のデモテープをきっかけに音楽事務所「ビーイング」に所属し、セッション・ギタリストとしてプロの活動がスタート。スタジオ・ミュージシャンの他、楽曲提供やコンサートのサポート・ギタリストも務めており、これらの活動では浜田麻里やTM NETWORKのレコーディングやコンサートに参加した。

 

1986年、セッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」を、鳴瀬喜博(B)、そうる透(Ds)、カルメン・マキ(Vo)、山田信夫(Vo)と結成、ライヴ・アルバムも発売した。

 

ギタリストとして活動の場が広がる中で、松本はかねてから構想していた自身のバンド結成に向けて動き始める。

 

1988年、ヤマハから松本のシグネチュア・ギター「MG-M」プロトタイプが製作され、1995年頃まで主にMG-Mを使用していた。なお、MG-Mはマイナーチェンジを経て一般販売した。

5月21日、「松本孝弘」名義で1stアルバム『Thousand Wave』をメルダックから発売してデビュー。

この頃、ビーイング社長で音楽プロデューサーの長戸大幸から稲葉浩志の歌声が入った1本のデモテープを渡されると、稲葉をヴォーカルに採用することを決定。

9月21日、「B'z」として1stシングル“だからその手を離して”、1stアルバム『B'z』の同時発売でBMGビクターからデビュー。アルバムでは“孤独にDance in vain”以外のすべての曲を松本が作曲、稲葉が作詞している。

 

また、ヤマハのモニターを務めていた松本は全国各地で「ギター・セミナー」を開催し、セミナー後には同行していた稲葉とともにB'zを披露するキャンペーンを行った。

この頃、松本はまだTM NETWORKのツアー・スケジュールが残っており、コンサートの前後にセミナーを開催する時もあったが、『TM NETWORK CAROL TOUR FINAL CAMP FANKS!! '89』を以ってTM NETWORKのサポートを終了した。


1989年、TOKYO FMにてラジオレギュラー番組『B'z BEAT ZONE』の放送が開始(1993年4月7日から全国同時ネットでの放送を開始し、1997年9月25日に放送終了)。

 

 

1989年、2ndアルバム『OFF THE LOCK』発売後、初の単独ライヴ「B'z LIVE-GYM #00 "OFF THE LOCK"」を東名阪の3ヵ所で開催。

10月、実験的な試みで発表した1stミニ・アルバム『BAD COMMUNICATION』がロングセラーを続ける。

 

 

1990年2月21日、3rdアルバム『BREAK THROUGH』を発売、オリコンチャート初登場3位となり、トップ10入りを果たす。

 

5月25日、4thシングル“BE THERE”を初めて単独発売し、シングルでもオリコンチャートトップ10入りを果たした。なお、同シングルから収録曲の表記を「1st beat」、「2nd beat」としている他、音楽制作集団「B+U+M」をクレジットしている。

 

6月13日、5thシングル“太陽のKomachi Angel”でオリコンチャート1位を初獲得。

 

10月3日、6thシングル“Easy Come, Easy Go!”発売。

 

11月7日、4thアルバム『RISKY』は初のチャート1位とミリオンセラーを達成した。

同年はシングル5枚、オリジナル・アルバム2枚、ミニ・アルバム1枚、ビデオ1作品を発表し、毎月のように各音楽雑誌に取り上げられ、表紙を飾ることもできた。

 

 

1991年3月27日発売の8thシングル“LADY NAVIGATION”ではシングル初のミリオンセラーを達成。

 

5月3日~8月17日、それまでに発表した曲の中から人気曲などを演奏する『B'z LIVE-GYM "Pleasure '91"』を初めて開催した年であり、以後シリーズ化していく。

9月25日、B'zと並行して松本は1stソロシングル“'88〜Love Story”を発売、オリコン6位を記録した。

11月27日、5thアルバム『IN THE LIFE』発売後、翌年にかけて『B'z LIVE-GYM '91-'92 "IN THE LIFE"』を開催した。

 

 

1992年3月18日、2ndソロシングル“#1090 〜Thousand Dreams〜”を発売。同年1月10日から2016年3月11日まで、テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』の3代目テーマソングとして起用された。オリコン2位。

 

4月22日、2ndソロアルバム『Wanna Go Home』をリリース、オリコン3位。

同年の『B'z LIVE-GYM Pleasure '92 "TIME"』ではアリーナ級の会場に「STAR FISH」と名づけた可動式の照明トラスを持ち込み、360度全方向に客席を設けた。

同年は10thシングル“BLOWIN'”、11thシングル“ZERO”、6thアルバム『RUN』と4thミニ・アルバム『FRIENDS』を発売している。

 

 

 

1993年、『B'z LIVE-GYM '93 "RUN"』を開催し、ツアー中に12thシングル“愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない”と13thシングル“裸足の女神”を発売した。

 

 

夏にはB'z初の野外ライブ『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』を渚園(静岡県弁天島海浜公園)で2日間開催した。

 

 

1994年2月9日、14thシングル“Don't Leave Me”発売日から『B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"』を開催し、1年を通して計87本のライヴを敢行。

 

3月2日、初のCD2枚組になった7thアルバム『The 7th Blues』発売日に、全国31紙の新聞に音楽業界初となる全30段フルカラー2ページの広告展開を実施した。

11月21日、15thシングル“MOTEL”発売を最後に制作チーム「B+U+M」を解体。

 

 

1995年、16thシングル“ねがい”を発売し、17thシングル“love me, I love you”発売日から『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"』がスタートし、スタジアム級の会場を中心に開催した。ツアーで未発表曲として披露した“LOVE PHANTOM”を18thシングルとして発売した。

 

 

 

8thアルバム『LOOSE』は「B'zは2人である」という原点に立ち返って制作し、

売上枚数が300万枚に達した。

 

 

1996年5月15日、松本のソロプロジェクト『ROCK'N ROLL STANDARD CLUB BAND』名義でアルバム『Rock'n Roll Standard Club』をリリース。ラインナップは、松本(G)、生沢佑一(Vo)、鮫島秀樹(B)、黒瀬蛙一(Ds)、増田隆宣(Org)。

 

同年、19thシングル“ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE”発売後、『B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"』を開催。ツアーで披露していた全編英語詞の「Real Thing Shakes」を20thシングルとして発売した。

 

 

1997年3月5日、21stシングル“FIREBALL”発売後、ナゴヤドームこけら落し公演を含むドームツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure '97 "FIREBALL"』を開催。ツアーで未発表曲として披露した“Calling”は大幅アレンジを加え22ndシングルとして発売した。

 

 

11月17日、9thアルバム『SURVIVE』発売。

 

 

1998年、デビュー10周年となったこの年、アルバム『SURVIVE』のプロモーションツアー『B'z LIVE-GYM '98 "SURVIVE"』を開催。

5月20日、初の公式ベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure"』を発売、当時の初週売上枚数を更新する270万枚を記録後、さらに売上枚数が増加、国内の音楽史上初となる売上枚数500万枚を突破した。また、『Pleasure』封入ハガキによるリクエストで収録曲を決定したベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』も400万枚を超える売上枚数となり、2作品合計の売上枚数が約1,000万枚を記録した。

 

 

1999年、前年発売のベスト・アルバム売上等により『日本ゴールドディスク大賞』の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を始めとする各賞、『ワールド・ミュージック・アワード』の「World Selling Japanese Artist of The Year」を受賞した。

同年、世界で5人目、日本人では初となるギブソン・レスポールのシグネチュア・アーティストに松本がギブソンから選ばれた。

3月25日、作曲及びギター演奏に加え、作詞とヴォーカルにも挑戦した3rdソロシングル“THE CHANGING”発売。オリコン3位。

4月2日からニッポン放送にてラジオレギュラー番組『松本孝弘のONE FOR THE ROAD』が放送開始した(10月1日放送終了)。

4月14日、3rdソロアルバム『KNOCKIN'“T”AROUND』を発売、オリコン5位。

6月9日、26thシングル“ギリギリchop”を10thアルバム『Brotherhood』から先行発売、アルバム収録の“ギリギリchop(Version 51)”にはMr. Bigからビリー・シーン(B)とパット・トーピー(Ds)が参加している。

また、スティーヴ・ヴァイのレコーディングに稲葉とともに参加し、『The Ultra Zone』収録の“ASIAN SKY”を制作している。

同年、『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』ではコンサート初開催となる横浜国際総合競技場を使用した。
10月31日、鈴鹿サーキットで開催された「F1日本GP」決勝戦で国歌をギターで演奏。

 

 

2000年、27thシングル“今夜月の見える丘に”、マスト・アルバムとして『B'z The "Mixture"』を発売。ニッポン放送のラジオ番組『B'zの@llnightnippon.com』に出演した際は、インターネット中継の同時アクセス数が14,600ストリームに達し、当時の日本記録を更新した。

 

29thシングル“juice”のミュージック・ビデオは札幌で「ゲリラライブ」撮影。

 

8月9日、『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』の千葉マリンスタジアムでのライヴが激しい雨と落雷によって急遽内容を短縮して終了する事態となった。

同年、11thアルバム『ELEVEN』発売した。

 

 

2001年、ダブルプラチナを記録した31stシングル“ultra soul”発売後に『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』を開催、コンサート初開催となる札幌ドームでは32ndシングル“GOLD”のMVを撮影した。

同年、B'z初の海外公演を台北と香港で開催した。

 

 

2002年、「2002 FIFA日韓ワールドカップ」開催に伴い発売されたコンピレーション・アルバム『2002 FIFA World Cup Official Album』Songs of KOREA/JAPAN盤に“DEVIL”で参加し、東京スタジアム(味の素スタジアム)で開催した国際サッカー連盟(FIFA)初の公認コンサート『2002 FIFA World Cup KOREA/JAPAN Official Concert International Day』に出演。Wアンコールではエアロスミスとともに“Train Kept A Rollin'”を披露した。

 

2月27日、「TAK MATSUMOTO」名義で4thソロアルバム『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』(オリコン5位)を、「松本孝弘」名義で5thソロアルバム『華』(同4位)を同時発売した。

7月3日、12thアルバム『GREEN』発売後に『B'z LIVE-GYM 2002 "GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜"』を開催し、初のアメリカ公演『B'z LIVE-GYM 2002 "Rock n' California Roll"』を西海岸2都市で開催。ビリー・シーンがサポートで参加した。

冬には初のバラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』を発売した。

 

 

2003年、34thシングル“IT'S SHOWTIME!!”発売と同時に“BE THERE”から“裸足の女神”までのシングル10作品をマキシシングル化して再発売し、オリコン週間シングルチャートトップ10に9作品がランクインした。

『B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』最終公演は10年ぶりとなる渚園で開催し、デビュー15周年を迎えた。

同年、邦楽をカヴァーするソロ・プロジェクトとしてZARDの坂井泉水をヴォーカルに迎えたシングル“異邦人”、倉木麻衣をヴォーカルに迎えたシングル“イミテイション・ゴールド”を発売。

 


11月26日、カヴァー・アルバム『THE HIT PARADE』をTAK MATSUMOTO名義で発売、オリコン2位を記録。

 

同年、テレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』に出演した。

 

 

2004年、前年に続き海外公演をアメリカとカナダの西海岸5都市で開催し、日本国内では5大ドームを含むツアー『B'z LIVE-GYM 2003 "BIG MACHINE"』を開催した。

5月5日に36thシングル“BANZAI”を発売。

 

9月1日に37thシングル“ARIGATO”を発売。

 

同年、エリック・マーティン、ジャック・ブレイズらとともにバンド「TMG」(Tak Matsumoto Group)を結成し、シングル“OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜”、アルバム『TMG I』を発売してライヴツアー『TMG "Dodge The Bullet" Tour 』を開催。『SUMMER SONIC 04』にも出演した。また、松本孝弘として東京都交響楽団とコラボレーションしたコンサート「都響スペシャル Collaboration 2004 松本孝弘〈華〉」(指揮:飯森範親)を開催した。

同年、ギタリスト発掘を目的としギタリストを中心とした弦楽器奏者のためのレコードレーベル「House Of Strings」を設立。

11月24日、7thソロアルバム『House Of Strings』を松本孝弘名義で発売、オリコン7位。

 

 

2005年、38thシングル“愛のバクダン”と14thアルバム『THE CIRCLE』発売後に『B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』を開催し、アリーナ公演からはB'z初となる円形ステージを採用した。

 

39thシングル“OCEAN”のMVは史上初となる海上保安庁の巡視船(みずほ)を使用しての撮影となった。

 

アップルコンピュータ(現アップル)の日本国内でのiTunes Music Store(現iTunes Store)サービス開始に伴い一部を除く楽曲の配信をスタート、配信限定のボックス・セット『The Complete B'z』をリリースした(現在配信停止)。

同年発売のベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure II"』では、iTunesから初公開のライヴ映像1曲がダウンロードできる購入特典があった。

10月19日、8thソロアルバム『Theatre Of Strings』を発売、名義はゲスト参加のメンバーとともに「松本孝弘、春畑道哉、大賀好修、増崎孝司」としたオムニバス形式で、映画音楽のカヴァー集。オリコン9位。

 

 

2006年3月22日、楽曲提供したKAT-TUNのデビューシングル“Real Face”(作詞:スガシカオ/Rap詞:JOKER/編曲:CHOKKAKU)が発売、松本にとって初となるオリコンチャート年間シングルセールス第1位となった。

同年は15thアルバム『MONSTER』発売後に5大ドームを含むツアー『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』を開催した。また、ライヴ映像配信事業の「Network LIVE」(当時)に初の日本人アーティストとして参加、映像収録用ライヴを行った。

 

 

2007年、デビュー20年目を迎え、B'z初のロック・フェスティバルとなる『SUMMER SONIC 07』に出演。

同年、アジア圏ミュージシャンとしては初めて「ハリウッド・ロックウォーク」に殿堂入りし、ハリウッドのギター・センターで記念セレモニーが行われた。

12月5日、16thアルバム『ACTION』を発売。

 

 

2008年、前年のアルバム発売を受け、『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』を開催。

ベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』とインターネットからのリクエストで収録曲を決定したベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』を発売、5年ぶりにPleasureシリーズ『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』を開催した。

 

 

2009年、46thシングル“イチブトゼンブ/DIVE”を発売。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス(Ds)が参加した。

同年、『B'z SHOWCASE 2009 -B'z In Your Town-』開催後には『SUMMER SONIC 09』に出演した。

10月14日、47thシングル“MY LONELY TOWN”を発売、MVやジャケット写真は端島、通称「軍艦島」で撮影した。

 

11月18日、17thアルバム『MAGIC』を発売。

 

 

2010年、『B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"』を開催した。

6月2日、松本はラリー・カールトンと共作したアルバム『TAKE YOUR PICK』を発売、日本ではオリコン2位をマークした。アルバム発売に伴いライヴツアー「Larry Carlton & Tak Matsumoto LIVE 2010 "TAKE YOUR PICK"」を開催、また、「東京JAZZ 2010」に出演した他、台北・香港公演も行った。

 

 

 

2011年、松本とカールトンとのアルバム『TAKE YOUR PICK』が「第53回グラミー賞」の最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム部門を受賞した。

同年、B'zがペプシコーラ「ペプシネックス」TVCMキャラクターに起用され、グループ初のCM出演となった。CMソングには、“さよなら傷だらけの日々よ”、 “C'mon”、“いつかのメリークリスマス”が使用された。

 

3月11日の「東日本大震災」発生に伴い、被災者支援のためにリンキン・パークが設立した「Music For Relief」によるダウンロード販売のコンピレーション・アルバム『Download to Donate: Tsunami Relief』に参加、“Home”を提供した。

同年、8年ぶりとなる海外公演『B'z LIVE-GYM 2011 -long tome no see-』をカナダとアメリカの3都市で開催後、ロサンゼルスで行った「Music For Relief」主催のシークレット・ライヴに出演。『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』では最初の開催地となった宮城公演の収益全額を復興支援に寄付し、全公演でチャリティーグッズを販売した。

 

 

2012年も「ペプシネックス」CMに出演し、CMソングは“GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-”、38thシングル“愛のバクダン”を英訳詞で歌った“Love Bomb”が使用された。カプコンのゲームソフト『Dragon's Dogma』主題歌の24thシングル“さまよえる蒼い弾丸”も英語詞で新たに録音し“Into Free -Dangan-”として配信限定シングルとして発表。キム・ヒョンジュンにはB'zとして初の楽曲提供となる“HEAT”を書き下ろした。

『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free-』では、アメリカとカナダの7都市で開催し、追加公演として日本国内4都市で『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA』を開催。

6月20日、9thソロアルバムアルバム『Strings Of My Soul』を発売、第27回日本ゴールドディスク大賞 インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。オリコン4位。収録曲の中でラリー・カールトンが“SUKIYAKI”(邦題“上を向いて歩こう”)のカヴァー “SUKIYAKI featuring LARRY CARLTON”で共演している他、共同プロデュースや複数の曲のミキシングなどでポール・ブラウンが参加している。以降ソロワークでは基本的にTak Matsumoto名義で作品を発表。

 

 

2013年、B’zデビュー25周年を迎え、それまでに発表した50枚のシングル曲を収録したベストアルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』と『B'z The Best XXV 1999-2012』を同時発売、ツアーを開催した。また、QVCマリンフィールドで開催した「AEROSONIC」で11年ぶりにエアロスミスと共演、ともに“Mama Kin”を披露した。

 

 

2014年年末から2015年年始にかけて、B'zは複数の音楽番組に出演し、51stシングル“有頂天”を披露した。

 

3月4日、19thアルバム『EPIC DAY』を発売。この後に『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』を開催し、全国のZepp会場で追加公演を行った他、大阪心斎橋のミュージックバー「ROCKROCK」の20周年記念ライヴイベントに出演し、LOUDNESSと共演。また、当時NYヤンキースから古巣の広島東洋カープに復帰した黒田博樹のために、広島の本拠地マツダスタジアムでの登場曲“RED”を書き下ろした。

 

4月30日、10thソロアルバム『New Horizon』発売、オリコン3位。発売後、ソロ名義では初となるツアー『Tak Matsumoto LIVE 2014 -New Horizon-』を開催した。

 

 

2016年4月6日、11thソロアルバム『enigma』を発売、オリコン4位。ツアー「Tak Matsumoto LIVE 2016 -The Voyage-」を開催。

 

10月4日、配信限定シングル“世界はあなたの色になる”をリリース。東宝系映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』の主題歌。

 

11月24日、配信限定シングル“フキアレナサイ”をリリース。

12月14日に発売された、GLAYのTAKUROの1stソロアルバム『Journey without a map』の全面プロデュースを松本が担当した。

 

 

2017年2月8日、松本がTak Matsumoto & Daniel Ho名義でコラボレーションアルバム『Electric Island, Acoustic Sea』を発売。ツアーも開催した。

 

B'zは53rdシングル『声明/Still Alive』を発売し、8年ぶりのIn Your Townシリーズ『B'z SHOWCASE 2017 -B'z In Your Town-』を開催。

『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』と『ライジング・サン・ロックフェスティバル』に初出演。

8月30日、B'z初のボックス・セット『B'z COMPLETE SINGLE BOX』を発売。

セブン-イレブンとコラボレートし、完全予約受注生産の販売やフェアも展開した。

デビュー30周年イベント『B'z Loud-Gym』で47都道府県のライヴハウスで翌年9月迄月1回開催。

11月19日、20thアルバム『DINOSAUR』発売後、翌年にかけて『B'z LIVE-GYM 2017-2018 "LIVE DINOSAUR"』を開催した。

 

 

2018年、デビュー30周年を記念し、初の大型エキシビション「B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018」を前後期(1988-2002/2003-2018)に分けて開催。

5年ぶりPleasureシリーズ『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』を開催。

 

 

2019年5月29日、21stアルバム『NEW LOVE』発売後、『B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE-』を開催し、7月6日大阪公演で「LIVE-GYM」通算1000回公演を達成。千秋楽の福岡公演では日本と台湾の映画館でライヴビューイング開催。

 

同年、「SUMMER SONIC 2019」へ10年ぶりに出演、日本人アーティスト初のヘッドライナーを務めた。

 

 

2020年4月13日~5月31日、新型コロナ禍において「B'z LIVE-GYM -At Your Home-」と題し、過去の映像作品23本をYouTube公式Chにて期間限定公開した。

4月27日、YouTube公式Chにメンバー2人で“HOME”を演奏する動画を公開。

4月30日、ツアーのサポートメンバーを加え“HOME”のバンドセッション動画を公開。

9月2日、12thソロアルバム『Bluesman』を発売、オリコン3位を記録した。

 

 

10月31日~11月28日、無観客配信ライヴ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5』を5週連続で開催予定。

 

 

2021年5月19日、LiSAのミニアルバム『LADYBUG』収録曲“Another Great Day!!”の作曲と共同アレンジ、サウンドプロデュースを担当。

5月21日、B'z初となるサブスクリプションストリーミングサービスを開始し、松本および稲葉のソロ曲を含む880曲を配信開始した。

同年、松本隆の作詞活動50周年を記念したトリビュート・アルバム『風街に連れてって!』に、桑名正博の“セクシャルバイオレットNo.1”のカヴァーで参加した。

9月、B'zが初の主催となるRock Project『B'z presents UNITE #01』を開催し、Mr.Children、GLAYとライヴ初共演した。この模様は各メディアにおいて有料配信を行ったほか、ライヴのタイトル曲となった“UNITE”も配信限定でリリースした。

 

12月8日、「FRIENDS」シリーズをコンセプトとしたライヴ『B'z presents LIVE FRIENDS』を開催したのを受け、約25年ぶりとなる「FRIENDS」シリーズのコンセプト・アルバム『FRIENDS III』を発売した。

年末から年明けにかけては『LIVE FRIENDS』を各メディアにおいて有料配信した。


2022年5月14日、約3年ぶりのツアー「B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-」を開催。

6月24日、アルバムの先行配信限定シングル“SLEEPLESS”を配信。

8月10日、22ndアルバム『Highway X』を発売した。ここから、前年の“UNITE”と、本年“SLEEPLESS”を、配信限定シングルとしてリリース。

 

8月28日、国立競技場で行われた矢沢永吉のデビュー50周年ライヴ『EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR「MY WAY」』にサプライズゲストとして出演した。

11月5日、デビュー35周年企画としてSUGOI花火とのコラボレーション『B'z ULTRA FIREWORKS 2022-2023』の第一弾を幕張で開催した。

同年、松本監修のシングルモルトウイスキー7年「Waltz in Blue 青の円舞曲」発売。自ら兵庫県明石市の老舗酒造メーカー「江井ヶ嶋酒造」へ赴きテイスティングを行った。


2023年3月10~12日、デビュー35周年記念イベント「B'z presents -Treasure Land 2023-」を開催、イベントでは「B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"」と「B'z LIVE-GYM Pleasure '97 "FIREBALL"」のフルバージョンを初公開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「松本孝弘」「B’z」

 

 

 

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