尾崎 世界観（おざき せかいかん/本名：尾崎 祐介[ゆうすけ]/1984年11月9日～）は、日本のミュージシャン、小説家。クリープハイプのヴォーカル、ギター担当。
東京都葛飾区出身。
2001年、尾崎が地元の友達である安達、市川と3ピースバンド、クリープハイプを結成。
高校卒業後、尾崎は製本工場に社員として就職するが、音楽に専念するために一年ほどで辞め、以降、コンビニなどのアルバイトで生計を立てながら音楽を続ける。
2005年、下北沢を中心にライヴ活動を活発化。多くの人から言われる「世界観が」という曖昧な評価に疑問を感じ、自ら「尾崎世界観」と名乗るようになる。
2008年9月、メンバーが脱退し、尾崎世界観の一人ユニットとなる。
2009年11月、小川幸慈（G）、長谷川カオナシ（B）、小泉 拓（Ds）を正式メンバーに迎え、4人で本格的に活動をスタート。
2011年、音楽専門誌やテレビ、ラジオへの露出が相次ぐようになる。
2012年4月18日、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』を発売し、メジャーデビュー。同作が2013年CDショップ大賞に入賞する。オリコンアルバムランキング（以下「オリコン」）19位。
10月3日、1stシングル“おやすみ泣き声、さよなら歌姫”を発売。週間オリコンチャート（以下「オリコン」）で初登場7位にランクインする。
2013年3月6日、2ndシングル“社会の窓”を発売。オリコン初登場10位にランクインし、二作連続でトップ10入りを果たした。
4月1日、1stアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』の副読本『信じていたのに嘘だったんだ』を発売。
5月1日、3rdシングル“憂、燦々”をリリース。表題曲は資生堂アネッサ「You! Sun! Sun!」編CMに提供された。PVに出演しているのは、池松壮亮と黒川芽以。
7月24日、メジャー2ndアルバム『吹き零れる程のI、哀、愛』を発売。同作が2014年CDショップ大賞に入賞。二作品連続、二年連続での入賞を果たした。
10月9日にグループ初のライヴDVD『クリープハイプ、ツアーファイナル、中野サンプラザの窓』を発売。
10月26日、尾崎が原案、クリープハイプが音楽を手がけた映画『自分のことばかりで情けなくなるよ』が劇場公開される。
12月18日、この日に発売されたSMAPの51stシングル“シャレオツ/ハロー”において、
尾崎が“ハロー”を作詞・作曲し提供。
2014年3月12日発売のベストアルバム『クリープハイプ名作選』に関して、バンドおよび事務所に一切伝えられずレコード会社により制作されたものであることが明らかになり、クリープハイプは公式サイトにて声明を発表する。
この一件を機に、ビクターからユニバーサルシグマへ移籍。現在、公式サイトのディスコグラフィではベストアルバムに関する情報は掲載されていない。
4月、日本武道館2Days公演開催。
5月7日に移籍後の第一弾シングル“寝癖”を発売。オリコン初登場で5位にランクインする。
1stシングル以来自身最高順位を更新した。PVには高畑充希が出演している。
7月23日、キャリア初の両A面シングル“エロ/二十九、三十”を発売する。
11月5日、6thシングル“百八円の恋”を発売する。表題曲は武正晴監督の映画『百円の恋』の主題歌に書き下ろされた。メジャーデビュー以降、シングルで初めてトップ10入りを逃した作品となる。
12月3日、3rdアルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』を発売する。オリコン初登場9位にランクインした。
2015年5月5日に7thシングル“愛の点滅”を発売する。オリコンのデイリーチャートで2位、週間チャートでは5位にランクインする。表題曲は佐藤祐市監督の映画『脳内ポイズンベリー』の主題歌に書き下ろされた。
9月12日公開の映画『私たちのハァハァ』に、尾崎が本人役で映画出演。音楽も担当し、“わすれもの”を主題歌に書き下ろした。
9月30日、8thシングル“リバーシブルー”を発売。広瀬すずが出演する明星食品「一平ちゃん夜店の焼きそば マヨンナ編」CMに書き下ろされた。カップリングは映画『私たちのハァハァ』の主題歌“わすれもの”。
2016年3月23日、9thシングル“破花”を発売する。表題曲は代々木ゼミナール「代ゼミ、合格改革。」篇CMに書き下ろされた。
6月30日、尾崎が自身初の小説『祐介』を発売。尾崎がメジャーデビューする以前のエピソードを脚色した「“半”自伝小説」であり、「[尾崎祐介]が[尾崎世界観]になるまで。たったひとりのあなたを救う物語。」と紹介されている。
8月10日、10thシングル“鬼”を発売。表題曲は日本テレビ系ドラマ『そして、誰もいなくなった』の主題歌に書き下ろされた。テレビドラマに楽曲を提供したのは今作が初である。
9月7日、4thアルバム『世界観』を発売。オリコン初登場で4位にランクインし、シングル・アルバム作品を通して自身の最高順位を約二年半ぶりに更新した。ジャケットは小説『祐介』と紐付いたデザインとなっている。
2017年2月22日、5曲入りの作品集『もうすぐ着くから待っててね』を発売する。テレビアニメ『亜人』第2クールのテーマソングに書き下ろした“校庭の隅に二人、風が吹いて今なら言えるかな”や、東京メトロ「Find my Tokyo.」のCMに書き下ろし、ロックバンドKANA-BOONのヴォーカル谷口鮪とコラボした“陽”などが収録された。
4月26日、11thシングル“イト”を発売。表題曲は菅田将暉主演の学園政権闘争コメディー映画『帝一の國』の主題歌に書き下ろされた。PVには、モノマネタレントの清水ミチコ、ほいけんた、都丸紗也華が出演。
5月24日、尾崎の著書としては二作目、エッセイ本としては初となる『苦汁100%』を発売。
5月31日、STUTSとコラボを組んだシングル“NO SWALLOWS,NO LIFE.”をタワーレコード限定で発売する。なお、尾崎は自他ともに認める無類のヤクルトスワローズ・ファンである。
2018年3月、尾崎のエッセイ第二弾『苦汁200%』を発表。
5月11日、4年ぶりの日本武道館公演を開催。
9月26日、アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』を発売。オリコン4位。
2019年7月、尾崎の単行本『泣きたくなるほど嬉しい日々に』を発表。
2020年1月、12th シングル“愛す”を発売。カップリングの“キケンナアソビ”がフジテレビ『ウケメン』エンディングテーマ曲に採用。
2月〜3月、10周年全国ツアー「僕の喜びの8割以上は僕の悲しみの8割以上は僕の苦しみの8割以上はやっぱりクリープハイプで出来てた」開催。
6月5日、配信シングル“およそさん”を配信開始、NHK Eテレ『あはれ！名作くん』シーズン5主題歌に採用される。
9月18日、配信シングル“幽霊失格”を配信開始。PVには、香椎由宇、三吉彩花が出演。
10月9日、配信シングル“モノマネ”を配信開始。
10月21日、クリープハイプ名義で、劇場アニメ『どうにかなる日々』オリジナルサウンドトラックを発売。
（参照）
Wikipedia「尾崎世界観」「クリープハイプ」
クリープハイプ オフィシャルサイト
Yahoo!ニュース 音楽から小説へ 尾崎世界観が向き合う「苛立ち」の原点と今[2016/7/11(月) 10:57 配信]