　花粉症や風邪で鼻づまりになったときの解消法を、むかし整体のT先生に教わった。

　つまっていないほうの鼻翼を人差し指で押さえて、つまっていないほうの足だけで立つ。そして、フンと鼻から息を出す。息を出したら、両足立ちに戻して構わない。……というか、息を出すと同時にバランスが取れなくなるので、自ずと両足立ちに戻る。

　鼻づまりのときには、鼻腔を片方づつ、鼻洗浄器で洗うのもよい。鼻が通っていないと、片鼻呼吸は苦しい。

　片鼻呼吸は、ヨガ教室でもよく行われているが、鼻の押さえ方や、息を止める時間などは、いろいろなパターンがあるようだ。片鼻呼吸をしていると、左右のバランスが整う。

０.姿勢を正して座り、右手の人差し指で眉間を押さえる。

１．右手の親指で右の鼻の穴を押さえる。（１セット以降は、右手の中指を左の鼻の穴から離して）左の鼻の穴からゆっくりと息を吐く。

２．左の鼻からゆっくりと息を吸う。

３．右の鼻の穴を押さえたまま左の鼻を中指で押さえて、息を止める。５秒数える。

４．右手の中指はそのままで、親指を右の鼻の穴から離して、右の鼻の穴からゆっく　　

　　りと息を吐く。

５．右の鼻の穴からゆっくりと息を吸う。

６．右手の親指で右の鼻の穴を押さえて、息を止める。５秒数える。

　１～６を１セットとして６回行う。

　ヨガの達人・成瀬雅春先生によると、眉間を押さえるのは、そこで微細な呼吸をしているから。眉間の場所は、鼻と鼻の間から上に人差し指をずらしていき、スッと入るところだという。巷間のヨガの先生は、そこまで説明していなかった。きちんとした師に学べばよかったと思った。

※携帯用の鼻洗浄器「ハナクリーンS」

（商品画像は㈱鼻科学研究所のサイトより）

鼻づまり、花粉症と片鼻呼吸